接頭語のかかりかたに関する紛らわしい点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 08:47 UTC 版)
「単位の換算」の記事における「接頭語のかかりかたに関する紛らわしい点」の解説
数学で扱われる数式では一般に、ひとつの変数が1文字または1文字に上付きや下付きの添え字を付けた記号で表されることが多い。それゆえ接頭語付きの単位記号が2変数の積と誤解される可能性がありうる。また接頭語付きの単位記号は2文字でひとつの変数を表すことは理解していたとしても、1文字の単位記号もあるために、多数の単位記号の積を示す記号列が複数通りに解釈できてしまう可能性がある。 このような曖昧さを避けるために、SIの規則では、「積は空白(space)または中点(half-height dot)で表し、接頭語が単位記号と間違えられないようにする」と定めている。 また商を示すために斜線 (/) を複数回使うと、解釈が紛らわしくなる。そのためSIの規則では、「多くの単位記号が混在するときは、例えば括弧や負の指数を用いて、曖昧さを排除しなければならない。曖昧さを排除するための括弧が無い場合、一つの表現の中で斜線を複数回用いてはならない。」と定めている。 以上のような規則を守らない表記は、解釈が紛らわしく誤解の余地が生じる可能性がある。
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