接頭辞と接尾辞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 19:34 UTC 版)
接頭辞の中にはハイフンでつながったりつながらなかったりするものがある(co-、pre-、mid-、de-、non-、anti-など)。preambleやdegradeのような古くからある言葉の多くは、接頭辞が完全に一体化しているとみなされているのでハイフンを入れる必要はない。それ以外の場合、用法は個々人または地域の好みによって変わる。イギリス英語ではハイフネーションをし (pre-school)、アメリカ英語ではハイフンを省略する (preschool) 傾向にある。接頭辞が(大文字で始まる)固有形容詞につく場合、ハイフンは必須である(例: un-American、de-Stalinisation)。 イギリス英語では、読者の誤読を防ぐためにハイフンを使うことがある。例えばco-workerという単語はcowという語が無意識に読者の目に入ってくるのを防ぐために、そのように区切られている。APスタイルブックには接頭辞としての"co-"の使用法の詳細が書かれている。 連続する母音や子音が黙音や二重母音に変化するのではなく個別に発音されるときに、接頭辞や接尾辞などといっしょにハイフンを使うことがある。例えばshell-like、anti-intellectualのように使う。母音+母音と連続するときにトレマを用いる(例えばco-operationやcooperationではなくcoöperationを使う)英語の権威もいるが、このスタイルは現在まれである。 接頭辞のついた語のなかには、同綴異義語になって他の語と区別できなくならないように、ハイフンでつながれるものもある。例えばrecreation(娯楽・休養)とre-creation(改造)である。
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