派生語と接辞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:07 UTC 版)
エスペラントでは語根の数を絞り、その代わり多くの語彙を派生語であらわす。上述の品詞別の単語も派生である。また、接頭辞、接尾辞(あわせて接辞という)を有効利用する。たとえば、語根 long は、 品詞語尾をつけて longa(ロンガ)=長い、longo(ロンゴ)=長さ、となる。 「反対」の意味の接頭辞 mal をつけて、mallong という語幹 (radikalo) を構成し、これにより、mallonga(マルロンガ)=短い、mallongo(マルロンゴ)=短さ、となる。 「他動」の意味の接尾辞 ig をつけて、longig という語根を構成し、これにより、longigi(ロンギーギ)=長くする、longigo(ロンギーゴ)=長くすること(すなわち「伸長、延長」)、となる。 接頭辞と接尾辞を両方用いて、mallongig という語幹を構成し、これにより、mallongigi(マルロンギーギ)=短くする、mallongigo(マルロンギーゴ)=短くすること(すなわち「短縮」)、などもできる。
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