派生語、俗語とは? わかりやすく解説

派生語、俗語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 08:10 UTC 版)

無線用語」の記事における「派生語、俗語」の解説

以下は、 通信士の用語、俗語 アマチュア無線家の用語、俗語 CB無線家の用語、俗語 違法CB無線由来する俗語とりまとめたものである。 (電信)とあるものはほぼ国際的に通用するが、それ以外一部除き日本国内にしか通用しないまた、略符号電信で使うものであり、電話ではたとえば「各局」という表現定められているが、もっぱら "CQ" が使われているように、慣例的に電話でも多用されているものもある。 なお、以下にあるうちで、一部俗語(特に一部トラック運転手由来するものなど、違法局アンカバー)に関連するもの)の使用自身運用疑われる危険などもあり、注意要する。 用語意B4電信Beforeの略。コンテストの時、“QSO B4”と返されたら重複交信なので注意。 BECUZ (電信Becauseの略。なぜなら。 BF FB逆にして「悪い」。日本でしか通用しないBK電信Breakの略(1)疑問文後で、その回答即座に送ってほしい時にKの代わりに使い受けた側は回答前後にこれを置いて返信する。(2)他局間の交信割り込む場合合図電話でも「ブレイク」として使う。 BT電信欧文モールス等号「=」であり、文章間の区切り使用される。 BURO (電信ビューロー後述の「ビューロー」、QSLカードの項目を参照)。 CQホレ電信和文モールス符号使って交信する局に対すCQ呼出しQ符号では“QOD6”が和文モールス意味するが、アマチュア無線では「ホレ」が慣習的に使われている。 CQデルタデンマークエックスレイ CQDX(遠く不特定局の呼び出し)を基にした違法CB用語(これではCQDDXになってしまう)。「コーリングCQユアスタンディングバイ」同様の言い回しアマチュア無線では使わないCU (電信)see you の略。「またお会いましょうCUD電信)couldの略。「〜できましたか。(canの過去形)」 DR電信Dearの略。(親しみ込めて)〜さん。 ES電信)and EX 元〜。 FB Fine Businessの略で「良い」「素晴らしい」。電信電話ともに広く使われている。 FER電信)Forの略。モールス符号ではEが最も短い符号であるため、このように略されるFOTO電信Photoの略。 HPE CU AGN電信I hope to see you againの略。またお会いましょうGA電信)(1)Good Afternoonの略。こんにちは。海外局との交信では相手局の時間合わせる、またはFRM JA日本より)を付して日本時間で。以下同じ)(2)Go Aheadの略。どうぞ(あまり使われない 周波数占用を譲る時の合図)。 GB電信Good Byeの略。さようなら。 GE電信Good Eveningの略。こんばんは。 GL (1) Grid Locatorグリッド・ロケーター)の略(2) (電信Good Luckの略。 GM電信Good Morningの略。おはようございます。 GUD (電信Goodの略。良い素晴らしい。 HI 電信笑い声を表す。モールス符号では「・・・・ ・・」(Iの・・の間隔通常より少し空けて打つことがある)。文中(笑)同義HW? (電信How?の略。どうですか。 KN電信他局割り込み許さない「どうぞ」。 LID poor operator下手な運用者lid)から、“をしたくなるひどいオペレート”の意。日本通信士の間では和文で「ヘボカワレ」という語も存在した/M電信コールサインの後に付けてモービル自動車)から運用中同様に海上では/MM、航空機では/AM。 NIL電信)こちらから伝送するものはありません。 NW電信Nowの略 (1) 今 (2) さて(話題変えるときに使う) OM Old Manの略(運用歴長いベテランハム、ないし先輩技士について、敬称的に使う)。 OP電信Operatorの略。運用者の名称。 OT Old Timerの略。長年無線携わって来た(2010年代の日本場合戦前旧制度時代コールサイン持っていた、ないし、第二次大戦終戦直後サフィックス2文字(JA1AA~JA1ZZ等)コールサイン等)「OMの中のOM」といった先達への敬称PSE電信Pleaseの略。“どうぞ〜を送ってください若しくはお願いします”。 PTT Press to Talk もしくは Push to Talk無線電話機における送信ボタンのこと。 PWR (1) (電信電波出力空中線電力。(2) 電源(これは無線以外にもしばしば見かけるQR Q符号のQRM(混信)の略といわれる違法CB使用これではQRMなのかQRN(雑音)なのか分からない)。派生して交通渋滞多忙な状況表しているといわれるRIG電信無線機。 SIGS (電信Signalsの略。信号SRI電信Sorryの略。すみませんTEST電信)(1) コンテストの略(2) 無線機器試験TKSTNX電信Thanksの略。 TU電信Thank youの略。ありがとう。 UR電信)Yourの略。あなたの。 VA電信通信終了転じてさようなら。アマチュア無線では、ここだけ速度遅くして打ち直後に短点(ドット)を2個送る(E E聞こえる)慣習がある。 VIAバイア) 〜経由で。ラテン語発祥。「ビューロー経由」は「VIA BURO」(「BY THE BURO」ではない)。 VY電信Veryの略。とても。 WX 天気 (=Weather)。 XYL 奥さんex(=元)YLから派生日本ではXの形から謙譲表現で「バッテン」ともいう。 YL Young Ladyの略、若い女性転じて年齢に関係なく女性のことを指す。 YM Young Manの略。(1)若い男性。(2)経験の浅い運用者73(セブンティースリー) 男性に対してさようなら」の意。Best regards相当する初心者間違って723(セブンツースリー)と言うことがある。 88(エイティーエイト) 本来は女性から男性に対してさようなら」の意。Love and kissesに相当する日本では何故か男性から女性比較気軽に使われているが、原意からすると海外では女性に対して使うことは意味不明かつ失礼である。 アイボール 目玉の意。転じて相手直接会うこと。1対1で会うことを指す場合もある。 アリゲーター他局を)喰って(=強い電波被せて)ばかりの局。電波は強いが受信能力が弱い局をワニ例えてこう呼ぶ(耳は小さいくせに口はデカい)。衛星通信嫌われる行為のひとつ。 アルコール変調AC変調 酒に酔った状態で運用すること。 アンカバーUC 不法局違法局原語はUndercovered。 オーバーパワー 無線局許され空中線電力上回る出力運用すること。電波法違反お初(おはつ)、ファースト1st その相手との初めての交信。 オフバンド (1)電波法令で定められ周波数帯逸脱して運用すること。警察無線消防無線などの通信妨げた場合人命にも関わることがある。(2)その周波数帯定められバンドプラン逸脱して運用すること。 開局 (1)その日運用開始すること。(2)新し無線局運用始めること。 貴局 相手局に対す呼称局長局長さん 個人局に対す呼称一種免許の上では個人であればオペレーター誰でも局長である。 現着現地到着」の略。警察消防無線用語「現場げんじょう到着」がCB転用された。 コマーシャル 仕事職業)を指す。勤務先は「コマーシャルベース」という。CB由来らしい。 コンテスト 一定時間交信した局の数を競うなどの競技コンテスト参加中の局にコンテスト内容以外の交信もちかけるのはマナー違反サイレントキー 電鍵沈黙する転じて無線家が亡くなること。 上空 (1)無線局免許状記載される運用許される場所のひとつ。(2)モービル局が、高架の上通過中であることを○○上空表現することがある違法CB由来常置場所 移動する無線局通常無線設備を置く場所のことであるが、自宅を指すことも多い。 スライド モービル自動車)局同士すれ違うことを言う。英語のslideすれ違うという意味はなく、誤用違法CB広まった大出力の違法CB局の場合相手無線機受信部破壊する恐れがあるため、スライド時は送信止めるのがマナーである。 セカンド2nd (1)その相手方との2回目交信コンテストでは重複交信得点計上出来ないのでこの表現注意を受ける。また、通常時における偶然の再交信もこの表現挨拶する。(2)自分の子ども。第2高調波(セカンドハーモニクス)から。親は基本波(ファンダメンタルウェーブ)になる。 たぬき、たぬきワッチ たぬき寝入りから転じて他局間の交信気付かれないように傍受すること。自分存在隠したわけではないが自ら交信に加わる気がないときに、交信中の局に告げず傍受のみをすることも指す。 タワー 高い位置空中線配置するための電波塔のこと。アマチュア無線家にとって庭や屋根の上にそびえるタワー趣味極みである。 チャージ 食事。 チャンネルチェック 自局が電波を出すに先立ち当該周波数他局交信使用されていないことを確認する問いかけ」。電波法令上は当該周波数十分に聴取し入感なければ使用してもよいが、そのチャンネル交信中の複数の局のうち自局では受信できない遠い局が送信中の場合もあるため、慣例的にそのチャンネル使用している局がないかどうか確認する礼儀作法生まれた列車自由席などで空席かどうか不明のとき、「空いてますか?」と問いかけるのと同じことである。 当局 (1)個人局の運用者自分自身指して用い呼称「私」と同じ。(2)運用者自分無線局を指す語。 波 無線局が出す電波のこと。 入感 電波受信できている状態。関西地方では相手局を呼び出すのに「感ありや?」と言うことがある。 ニューヨーク 入浴違法CB由来らしい。 発報 電波発信すること。CB由来ハンディ機 人が持ち運んで運用するための、電池搭載した小型無線機一般的にいうトランシーバー形態バンドプラン 周波数帯毎に定められた、運用できる電波型式周波数の範囲。(アマチュア無線の周波数帯参照ビーム 八木アンテナをはじめとした指向性の強い空中線のこと。 ビューロー QSLカード転送業務を行う組織電信では"BURO"。日本では巣鴨JARL事務局行っていたものを、2000年島根県会社アウトソーシングした事から「島根経由で」という事もある。 ファイナル (1)交信終了すること。(2)送信機終段素子 フレンド 親し交信相手閉局 (1)その日運用終了すること。(2)無線局廃止すること。 ペディション、ペディ 和製英語。本来はexpedition転じたDX-peditionである。欧文でpeditionと書くと、このような英単語存在しないので、英語話者には全く通じないホイップアンテナ 多く地面に対して垂直の単一棒状で、無指向性空中線を指す。 マル 了解のこと。アクセントどういうわけか「マ」にある。CB由来無変調 主にFMモードにおいて搬送波のみが送信され続ける状態。意図せずPTT送信状態で固定してしまった場合いたずら妨害場合無線機故障場合などがある。いずれにしても無駄な電波垂れ流す迷惑な行為。 メインチャンネル バンドプランにおいてFMモードにより連絡設定用い周波数。145MHz,433MHzなど。対して呼出し後に移る周波数は「サブチャンネル」という。 モービル (1)自動車移動しながら運用すること。(2)自動車搭載用の小型無線機のこと。モービル機。IT端末のようにモバイルとはいわない(3)常置場所以外のロケーションのよい場所等に移動して運用すること。 よいしょ〜 トラック運転手走行中に口癖のように使う。無線電話違い通話であるので、送信中は一人喋り続けなければならない用件の無い単なる暇つぶし交信のときは、間が持てないので、このような言葉挿入して喋り途切れないようにする。 ラウンドテーブルQSO 3局以上が交代送信しながら交信すること。ラウンドテーブルは「円卓」の意。 ラグチュー 仲間の局との長時間に渡る雑談交信ロケーション 無線局運用する立地のこと。高い場所周囲障害物のない場所が「よいロケーション」となる。 ワッチ (Watch) 傍受。本来の発音は「ウォッチ」。語源船員当直意味するワッチ」と同じで、同じようなまったもの。

※この「派生語、俗語」の解説は、「無線用語」の解説の一部です。
「派生語、俗語」を含む「無線用語」の記事については、「無線用語」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「派生語、俗語」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「派生語、俗語」の関連用語

派生語、俗語のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



派生語、俗語のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの無線用語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS