via
「via」とは、~を通じてなどのことを意味する英語表現である。
「via」とは・「via」の意味を詳しく解説
「via」とは、前置詞としては「~を通じて、~を経由して」、名詞としては多層プリント配線基盤の貫通孔「ビアホール」のことを意味する英語表現である。後述するが、この英単語は「道」という意味のラテン語を語源としており、その語源がそのまま残っているため英語っぽくない形・発音をしている英単語である。「~を通じて、~を経由して」という意味から派生して「~を用いて、~によって」という意味を表すこともある。いずれにしても、「何かを経由して物事を行う」ことが基本イメージとなる英単語である。
また、イタリア語においても「via」という単語が存在しており、こちらは「道、通り、街道」といった意味になる。イタリア語の「via」は、名詞の前に置くことによって「~通り」という意味を表すことが多く、例えば「via asfaltata」であれば「アスファルトの道」、「Via Appia」であれば「アッピア街道」という意味になる。
覚え方としては、語源が「道」という意味であり、英単語として使われる際も「用意された道を通じて何か物事を行う」ことが基本イメージとなるとまず覚え、そこから「~を通じて、~を経由して」という意味が生まれ、そこから派生して「~を用いて、~によって」という意味が生まれると考えると覚えやすい。
「via」の発音・読み方
viaの発音記号は、アメリカ英語では「váiə」もしくは「víə」となり、それぞれ「ヴァイア」「ヴィア」と発音する。イギリス英語における発音記号は「váiə」であり、こちらは「ヴァイア」と発音する。「via」の語源・由来
ラテン語で「道」を意味する「via」が語源である。よって、この英単語の基本的なイメージとして「~の道を通って」という意味がコアなものとなり、「~を通って、~を経由して、~を用いて」という意味が生まれる。「via」に関連する用語の解説
「Via Augusta」とは
「Via Augusta」とは、アウグスタ街道のことである。アウグスタ街道とは、古代ローマ時代にヒスパニアを通っていたローマ街道の一つで、ローマ人が古代イスパニア(イベリア半島)に建設した主要道路の中で最も長く、最も交通量の多い道路である。全長は約1500kmであり、スペインとイタリアを結ぶために建設され、内陸部の都市ガデス(カディス)から地中海沿岸に平行する内陸の谷に沿ってピレネー山脈まで続いている。ローマ時代のイスパニアにおける道路網の主軸として、ヴィカレッロ杯に刻まれた旅程や『アントニヌス会報』などの古文書に登場している。
「Via Herculea」や「Via Exterior」とも表記される。
「via」の使い方・例文
「via」は、「through」「by」と書き換え可能とされることも多いが、文章によっては直訳は同じでも意味が違う事があるので注意が必要である。I spoke with my best friend via email.「私はメールを通して親友と話した。」
「email」という手段を「経由して」友達と話したのである。「through」でも書き換え可能。「by」はかなり不自然な表現となる。
I flew to England via Doha.「私は、ドーハを経由してイギリスに飛行機で行った。」
ドーハを「経由して」イギリスに行った、という分かりやすい表現。「through」でも同じ表現となる。「by」を代わりに用いても文法上問題はないが、「via」「through」を使った場合は「一度ドーハで飛行機を降りてイギリスに向かった」という意味になるのに対し、「by」の場合は「ドーハの近くを通ってイギリスに行った(つまり飛行機は降りてない)」という意味になる。
I met Mr.Smith via Mr.Moore.「私は、ムーア氏の紹介によってスミス氏に会った」
ムーア氏を「通して」スミス氏に会ったのである。こちらも「through」で書き換え可能。「by」でも文法上問題はないが、「ムーア氏のそばにいるスミス氏に会った」という全く意味の異なった表現となる。
I went to school via train.「電車を使って学校に行った」
電車を「用いて」学校に行ったのである。こちらは「by」でも書き換え可能。「through」は文法上不適切な表現である。1806
VIA
VIAとは、(1)Virus Information Alliance、あるいは(2)VIA Technologies社の略である。
(1)フルスペル:Virus Information Alliance
読み方:ブイアイエー,ビア
ウィルス・インフォメーション・アライアンスの略で、コンピューターウィルスの流行を阻止する目的で結成された組織の名称。MicrosoftとNetwork Associates、およびTrend Microの3社により2003年5月に設立された。主な活動内容は、Microsoftのユーザーに対してコンピューターウィルスについての情報を発信したり、あるいは対策となるツールを配信したりなどして、予防を呼びかけるというものである。
(2)フルスペル:VIA Technologies
読み方:ブイアイエー,ビア
台湾の半導体部品メーカーであるビア・テクノロジーズの略称。チップセットのApolloシリーズで知られており、Intelを別格として除けばチップセットメーカーとしては最大手のひとつに数え上げられる。主な製品として、IntelのCPU向けに製造されたチップセットであるPTシリーズ(旧Apolloシリーズ)やProSavageシリーズ、あるいはAMDのCPU向けのK8TシリーズやKTシリーズなどを開発・製造している。1999年には米国National Semiconductorの傘下にあったCyrixを買収し、同年Integrated Device Technologyをも買収するなど、事業の拡大を進めている。
参照リンク
(1)Microsoft TechNet VIAに関するページ(英文)
(2)VIA Technologies, Inc.
Via
VIA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 21:52 UTC 版)
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- 米国の非営利団体についてはVIA (非営利団体)を参照。
- 多層のプリント基板で層間を接続するメッキ穴のこと。
- 台湾の半導体メーカーはVIA Technologiesを参照。
- カナダの鉄道事業者はVIA鉄道を参照。
- 本田技研工業のスクーターはホンダ・Viaを参照。
- アメリカ合衆国のテキサス州サンアントニオのバス事業者はVIA (バス)を参照。
- かつて存在していた音楽グループ。正式名称は『Вокально-инструментальный ансамбль』で、1960年代から1980年代にかけてソビエト連邦で活動していた。
- 福島県南相馬市にある商業施設はVIAフレスコを参照。
- 東京都港区 (東京都)に拠点を置く警備業者はVIA (警備業者)を参照。
- (日本)車両検査協会。アルミホイールをはじめとした自動車部品の試験や自転車の検査を行う財団法人。
- ヴィア・ホールディングス(VIA Holdings,Inc) - 東京都文京区の外食系持株会社。
- VIA Label - トイズファクトリーの配信特化型レーベル。
- 英語の前置詞の1つ。 ~を経由して という意味で使われる。
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