単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 09:22 UTC 版)
単位記号(たんいきごう、unit symbol[1])とは、計量単位を示す記号である。計量法においては「計量単位の記号」[2]または単に「記号」[3]としている。
注釈
- ^ 国際単位系国際文書第8版(2006年)までは、海里とノットの記号に齟齬があった。第9版(2019年)では「海里」、「ノット」そのものが挙げられていない。
- ^ SI接頭語の記号であるが、µm(マイクロメートル) を意味する古い単位記号でもあった。
- ^ サイクル (単位)の記号の一つであったが、1997年10月に廃止された。
- ^ 国際単位系(SI)第9版(2019)には、この様式は規定されていない。
- ^ ただし計量法では、「エネルギー」は物象の状態の量には位置づけられていない。
- ^ この「文章の様式」とは、欧文における立体やイタリック体、斜体のことである。
- ^ ガルは、国際単位系国際文書のSI併用単位の一覧表の欄外に参考として掲げられている。
- ^ デシベルの由来はベル(B)に1/10を表すd(デシ)を付したものであるが、国際単位系国際文書では、ベルとは別の計量単位と位置づけている。計量法では、デシベル(dB)は法定計量単位であるが、ベル(B)は非法定計量単位である。
- ^ もう一つの単位記号は Dptr
- ^ 欧米では、正確に 31.103 4768 g である。
- ^ 米国では、正確に 29.573 529 5625 mL である。
- ^ 英国では、正確に 28.413 0625 mL である。
- ^ もう一つの単位記号は Dptr
- ^ 第8版(2006)以前のSI国際文書と計量単位規則とでは、国際的に合意された記号がない海里とノットの単位記号が異なっていた。
- ^ 秤、体積計、温度計、水道メーター、電力量計、比重計、タクシーメーターなど、一般消費者の生活に用いられる計量器で定期検査を受けなければならない。
- ^ なお、計量法の規定上は、a(アール)に対するha(ヘクタール)、Gal(ガル)に対するmGal(ミリガル)、Torr(トル)に対するmTorr(ミリトル)・µTorr(マイクロトル)、cal(カロリー)に対するkcal(キロカロリー)・Mcal(メガカロリー)・Gcal(ギガカロリー)はSI接頭語が付された単位の扱いではなく、それぞれ独立した単位として扱われているので、以下の一覧表でも別に掲載してある。
出典
- ^ The International System of Units - 9th editon - Complete text in English and French(2019) p.147
- ^ 計量法 第7条
- ^ 計量単位規則 別表第2、表頭
- ^ a b #国際単位系(SI)第9版(2019) p.112
- ^ #国際単位系(SI)第9版(2019) p.118、欄外の例
- ^ #国際単位系(SI)第9版(2019) pp.116-117
- ^ 計量標準とは 国際単位系(SI: The International System of Units)、現在のSIのあらまし、1. 単位記号の使い方 2. 接頭語の使い方、計量標準総合センター、産総研
- ^ 国際単位系は世界共通のルールです 2023年3月改訂版、p.2 における例による。
- ^ #国際単位系(SI)第9版(2019) p.116
- ^ 計量単位規則 別表第4
- ^ SI Brochure(1991) p.80, Table 10 note h
- ^ 国際単位系(SI)第9版(2019)
- ^ 3.法定計量単位 (6)単位記号について
- ^ 特定計量器検定検査規則 (計量単位)第八条 2項 特定計量器に表記されている法定計量単位等の記号は、単位規則第二条に定めるものを標準とするものでなければならない。
- ^ SI Brochure: The International System of Units (SI) p.147, The use of the correct symbols for SI units, and for units in general, as listed in earlier chapters of this brochure, is mandatory.
単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 14:44 UTC 版)
秒の単位記号は、小文字・立体の「s」である。しばしば「sec」や「sec.」と書かれることがあるが、これらの表記は国際単位系でも日本の計量法でも認められておらず、誤りである。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 17:15 UTC 版)
日本の計量法では、ワット時、ワット秒の単位記号は、仕事・熱量と電力量とで使い分けられていて次のようになっていることに注意する必要がある。
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単位記号
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トル、ミリトル、マイクロトルの単位記号は、それぞれ「Torr」、「mTorr」、「μTorr」である。Torrの「T」の文字が大文字であることに注意。これはトルが人名(エヴァンジェリスタ・トリチェリ Evangelista Torricelli)に由来するからである。 トルは時々、誤って記号"T"で表されることがあるが、これはSI単位テスラ(T)の記号であり、混乱を招くので使用すべきではない。"Tor"と書かれることもあるが、これも誤りである。 なお、単位の名称は英語で"torr"と書かれる。この場合は、「Torr」とはしない。
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単位記号
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単位記号は日本の計量法上は、 ft のみを使うことができる。米国では、′(プライム)を用いることがある。例えば 30′ は30フィートを意味する。プライム記号は、分 (角度)の記号であるので紛らわしく使用しない方がよい。プライム記号の代わりに ’(アポストロフィ)が用いられることもある。″(ダブルプライム)がインチを表すので、5′1″ は5フィート1インチの意味となる。
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単位記号
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天文単位の記号は、au である。 なお、2014年3月以前のSIにおける単位記号は ua であった。このため、JIS Z8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)「量及び単位ー第3部:空間及び時間」も、2014年のBIPMの決定以前のJIS規格であり、ua を用いている。 これら以外にも 2014年以前の文献には、a.u. といった表記もみられる。また各国語の表記に基づいた略号が用いられることも多く、例えばドイツ語では AE の略号が用いられる。
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単位記号
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「mm」の、前の「m」(ミリ)は、千分の一を表すSI接頭語であり、後の「m」は、メートルの単位記号である。したがって、2つの m は小文字、立体で表記しなければならない。 ときに、「MM」と大文字で書かれることがあるが、これは誤りである。単位記号で大文字の「M」はメガと混同されることもある。 日本では1980年ごろまで、慣習的に「m/m」と書かれることがあったが、これも誤りである。なお、cm(センチメートル)についても「c/m」と書く慣用があった。 m/m は、全く別の意味で使われることがある。平面角の単位であるラジアンをSI基本単位のみによる表現とした場合に、m/m は「メートル÷メートル」の意味で便宜的に使われる表現であり、rad = m/m と書くことができる。 日本の漢字(国字)では「粍」と表記することがあるが、計量法では使用することはできない。また、ミリメートルに限らず、メートル法では「千分の一」を意味する単位の頭には「ミリ」が付く(例:ミリリットル、ミリグラム)が、単に「ミリ」と言った場合に「ミリメートル」の略語として使用される例がある。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 06:37 UTC 版)
バールの単位記号は、barである。 ミリバールの単位記号は mb とすることもあったが、バール単独、あるいは他の派生単位中のバールを b とすることはあまりなかった。なお b は本来は、バリ (barye) の記号である。
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単位記号
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記号はkm/h又はkm·h−1であるが、英語圏などではkph, kmph, km/hrなどのようにも書かれる(p は per の略記)。ただし、日本の計量法体系では、km/hのみが認められており、その他の記号は使うことができない。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 10:29 UTC 版)
インチの単位記号は、ISOにおいてもJISにおいても「in」と定められている。これを受けて、日本の計量法でも単位記号は「in」としている。米国の政府刊行物のスタイルマニュアルであるGPO Style Manual でも、「in」と定めている。 ただしイギリスの人文系論文のスタイルマニュアルである、en:MHRA Style Guide では、曖昧さを避けるために、単位記号を「in.」とピリオドを付するように定めている。 「″」(ダブルプライム記号)によっても書かれる。例えば「10″」は10インチの意味である。「″」はしばしば、不正確だが「”」(閉じ二重引用符)や、ASCIIの「"」(引用符)や「''」(アポストロフィ2つ)とも書かれる。 フィートは「′」(プライム記号)で表記されるので、「5′10″」は5フィート10インチを表す。 なお、「′」と「″」は、時間の分と秒、角度の分と秒の表記にも用いられるので、「5′10″」は時間または角度の5分10秒とも読め、文脈によっては混乱を引き起こすおそれがある。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:10 UTC 版)
日本における単位記号は、計量単位規則により、"mile" と定められている。 米国での文章表記の基準の一つである U.S. Government Publishing Office Style Manual では、mi を用いると定めている。 英国では "ml" である[要出典]。かつては "m" も用いられたが、メートルと同じであるため、今日ではあまり用いられない。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:25 UTC 版)
kc - 周波数などの単位「キロサイクル」(kilocycle)周波数に使うときはキロヘルツに同じ。 kC - 電荷の単位「キロクーロン」(kilocoulomb)。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:26 UTC 版)
指数表記の使用の拡張として、単位記号の表記にも用いられる。例えば、 m2(面積) kg/m3 または kg m−3(密度) m/s2 または m s−2(加速度)
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 12:06 UTC 版)
ヤードの単位記号は、ISOにおいてもJISにおいても「yd」と定められている。これを受けて、日本の計量法でも単位記号は「yd」としている。米国においても同じである。 なお、漢字で碼と書くことがある。日本語では、特に布地の長さについてヤールと呼ぶ場合もある。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 09:25 UTC 版)
ガルの単位記号は、立体の「Gal」である。ガリレオ・ガリレイ (Galileo Galilei)の人名にちなむので、最初の文字は大文字である。ガルの1/1000 であるミリガルの単位記号は、「mGal」である。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 12:49 UTC 版)
立方メートルの単位記号は、m3である。大文字によるM3を用いることはできない(大文字のMはSI接頭辞のメガである)。上付き文字の 3 が使えない場合には、便宜上、「m3」と書かれることがあるが、もちろん正規の記法ではない。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 07:57 UTC 版)
米国における単位記号は、gal である。単数形も複数形も同一である。日本の計量法における単位記号も gal である。 「Gal」と頭文字を大文字にすると、「重力加速度又は地震に係る振動加速度の計量」に用いられる特殊の計量単位であるガルの単位記号が Gal であるので、使用場面が異なるとは言え、紛れが生ずるおそれがある。 米国乾量ガロンが日常で用いられないため、米国液量ガロンは単に米ガロン (U.S. gal, USG) とも呼ばれる。区別する必要がある場合は、英ガロンの記号は“Imp. gal”と書かれる。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 08:37 UTC 版)
平方マイルの記号は、日本の計量法上は、mile2 と定められている。英米では、sq. mi, mi2, sq. mile などが用いられている。米国の US GPO Printing Manual では、mi2 を用いると定めている。 sq.の略語が miles やその省略形に残存している。メートル法においては通常は上付きの 2 を使用するため、"sq. mi" と "mi2" の両方が見られる。また、sq. m. と表記されることもあるが、この場合、平方メートルの記号と混同されるおそれがある。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 06:49 UTC 版)
プライムおよびダブルプライムは、平面角(分 (角度)、秒 (角度))、時間の分・秒、およびヤード・ポンド法の長さの単位を表すのに用いられる(SI併用単位#SI併用単位)。 138° 47′ 53.78″ = 138度47分53.78秒 1 h 22′ 43.68″ = 1時間22分43.68秒(時間の記号に ° が使用されることはない。) 4′ 11″ = 4フィート11インチ 腕時計メーカにおいてはトリプルプライムを使ってリーニュ(1⁄12 inches; 1インチの12分の1)を表している。 金網業界では"10=10メッシュ、"20=20メッシュと 25.4㎜(1インチ)に入る線の表記を略して数字の前にダブルプライムを付ける。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 10:31 UTC 版)
メートルの単位記号は、小文字・立体の m である。大文字・立体の M と書かれることがあるが、誤りである。大文字・立体の M は、106を表すSI接頭語 メガ (mega) の記号である。ただし、計量法では単位記号の表記揺れに対する罰則はない(これに対して、計量単位の「メートル」を「メーター」と表記することはできない。)が、混乱を防ぐためには標準の表記が推奨される。
※この「単位記号」の解説は、「メートル」の解説の一部です。
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単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:20 UTC 版)
「レントゲン (単位)」の記事における「単位記号」の解説
レントゲンの記号はRである。X線の発見者であるヴィルヘルム・レントゲンにちなんで命名されたもので、1928年に導入された。単位記号は当初小文字のrが当てられていたが、人名由来の記号は大文字から始めるという原則に基づき1962年にRに変更された。
※この「単位記号」の解説は、「レントゲン (単位)」の解説の一部です。
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単位・記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 23:45 UTC 版)
※この「単位・記号」の解説は、「BB」の解説の一部です。
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単位・記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 15:45 UTC 版)
※この「単位・記号」の解説は、「AR」の解説の一部です。
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単位・記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:26 UTC 版)
km - 長さの単位「キロメートル」(kilometer) の単位記号。KM・Kmと表記するのは誤りである。詳細は「キロ#小文字を使う理由」を参照のこと。 KM - 鉄道のサインシステムにおいて、名鉄小牧線 (KoMaki) の路線記号として用いられる。
※この「単位・記号」の解説は、「KM」の解説の一部です。
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