倍量・分量単位とは? わかりやすく解説

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倍量・分量単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/03 16:50 UTC 版)

倍量・分量単位(ばいりょう・ぶんりょうたんい)とは、基本となる計量単位に接頭語(SI接頭語など)などを付加して、その倍量・分量(通常は10のべき乗倍)を表した計量単位をいう。


注釈

  1. ^ ただし、1つだけ例外がある。歴史的な理由により、質量の単位キログラム(kg)はすでに単位名に接頭語を含んでおり、接頭語はキログラムではなくグラム(g)に対してつけることになっている。すなわち、キログラムの10−6倍は、マイクロキログラム(µkg)ではなくミリグラム(mg)となる。

出典

  1. ^ SI国際文書第9版(2019) pp.112-113
  2. ^ 計量法 第5条第1項「計量単位に十の整数乗を乗じたものを表す計量単位」


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倍量・分量単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 03:22 UTC 版)

電子ボルト」の記事における「倍量・分量単位」の解説

倍量・分量単位を、SI単位同様に単位記号eV」にSI接頭辞付けて表現するSI併用単位#SI接頭辞と組み合わせることができる単位)。分量単位は、meV、μeV であり、倍量単位は、keVケブ)、MeVメブ)、GeVジェブ)(米 BeV: ベヴ)、TeVテブ)、PeVペブ)、EeVZeV である。倍量単位の後の括弧内の表記慣習的な発音である。「ブ」の代わりに「ヴ」と発音する場合もある。 物性物理学分野では数 meV – 数 eV(もっと大き場合もある)の範囲議論多く(1 meVが約10 K相当する)、高エネルギー物理学分野では数 MeV – 数 GeV(あるいはそれ以上)の範囲議論が多い。 宇宙物理学では、超新星爆発などにより銀河系の中からやってくる宇宙線TeVPeVオーダーまた、銀河系の外の未知起源によりあらゆる方向からやってきてい宇宙線は、1粒が毎秒電球1個のエネルギーという超強力なZeVオーダーという。

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倍量・分量単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 15:54 UTC 版)

リットル」の記事における「倍量・分量単位」の解説

リットル非SI単位であるが、国際単位系規定でも計量法規定でもSI接頭語付加することができる。 倍量名称記号SI単位 分量名称記号SI単位100 L リットル L 103 cm3(1 dm3) 101 L デカリットル daL 104 cm3(101 dm3) 10−1 L デシリットル dL 102 cm3 102 L ヘクトリットル hL 105 cm3(102 dm3) 10−2 L センチリットル cL 101 cm3 103 L キロリットル kL 1 m3 10−3 L ミリリットル mL 1 cm3 106 L メガリットル ML 103 m3(1 dam3) 10−6 L マイクロリットル µL 1 mm3 109 L ギガリットル GL 106 m3(1 hm3) 10−9 L ナノリットル nL 106 µm3 1012 L テラリットル TL 1 km3 1012 L ピコリットル pL 103 µm3 1015 L ペタリットル PL 103 km3 1015 L フェムトリットル fL 1 µm3 1018 L エクサリットル EL 106 km3 1018 L アトリットル aL 106 nm3 1021 L ゼタリットル ZL 1 Mm3 1021 L ゼプトリットル zL 103 nm3 1024 L ヨタリットル YL 103 Mm3 1024 L ヨクトリットル yL 1 nm3 分量単位としては、日本日常生活では1000分の1リットルであるミリリットル (mL) がよく使われ、これは、立方センチメートル (cm3) に等しい。この二者混用されることもあるが、製品種別場合によっては片方のみがもっぱら使われる液状医薬品化粧品調理レシピではミリリットル用いられ内燃機関容積細かく記述する際は立方センチメートル用いられる大まかに記述する際はリットル用いる)。なお、立方センチメートル (cm3) のことを cc立方センチメートルフランス語: centimètre cubeの略)とも表記することがあるが、SIでは使用認めておらず、いくつかの理由から、使わないほうがよい(「立方センチメートル#cc」を参照)。 日本では10分の1リットルであるデシリットル (dL) は、実生活ではあまり使われていない。しかし小学校2年生算数教科書教えられている。これは水筒(0.8 L程度)やペットボトル0.5 L程度)の体積示して体積(「かさ」としている。)の単位教えのであるが、小学校2年生段階では、小数点習っていないため、0.8 L、0.5 L とは教えず、8 dL、5 dL として教えるためである。 この単位は、主として豆や穀類小売りする際に用いられている(2005年9月現在)。計量法施行により、従来使われてきた尺貫法ベース計量単位商取引使えなくなったため、1合(約 1.8039 デシリットル)に比較的近い2デシリットル販売基準としている(写真参照)。また、血糖値単位として mg/dL(ミリグラムデシリットル)が用いられる一方ヨーロッパで100分の1リットル (10 cm3) であるセンチリットル (cL) が、飲料容量などによく使われる生化学塗装印刷など微量液体扱う分野では、マイクロリットル (µL)、ナノリットル (nL)、ピコリットル (pL)、フェムトリットル (fL)、アトリットル (aL) も使われる立方ミリメートル (mm3)、立方マイクロメートル (µm3) 等は、単位の間が9開いていて使いづらいからである。これより小さなSI接頭語付けた単位であるゼプトリットル (zL) やヨクトリットル (yL) といった単位も一応は考えられるが、実際に用いられた例はない。 倍量単位としてはリットル1000倍であるキロリットル (kL) もよく使われ、1立方メートル (m3) に等しい。これより大きなSI接頭語をつけることも許されているが、実用上メガリットル (ML) 以上はほとんど使われない。また10倍および100倍を表すSI接頭語であるデカおよびヘクト付けたデカリットル (daL) およびヘクトリットル (hL) といった単位も一応は考えられ後述のようにこれらを表す和製漢字作られたが、これらも現実的に用いられていない

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倍量・分量単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:58 UTC 版)

ヘルツ」の記事における「倍量・分量単位」の解説

ヘルツの倍量・分量単位は、以下の通りである。分量単位は、定義はできるが実用されることは稀である。 ヘルツ (Hz) の倍量・分量単位分量 倍量記号名称値記号名称10−1 Hz dHz デシヘルツ 101 Hz daHz デカヘルツ 10−2 Hz cHz センチヘルツ 102 Hz hHz ヘクトヘルツ 10−3 Hz mHz ミリヘルツ 103 Hz kHz キロヘルツ 10−6 Hz µHz マイクロヘルツ 106 Hz MHz メガヘルツ 10−9 Hz nHz ナノヘルツ 109 Hz GHz ギガヘルツ 1012 Hz pHz ピコヘルツ 1012 Hz THz テラヘルツ 1015 Hz fHz フェムトヘルツ 1015 Hz PHz ペタヘルツ 1018 Hz aHz アトヘルツ 1018 Hz EHz エクサヘルツ 1021 Hz zHz ゼプトヘルツ 1021 Hz ZHz ゼタヘルツ 1024 Hz yHz ヨクトヘルツ 1024 Hz YHz ヨタヘルツ よく使われる単位太字で示す

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倍量・分量単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 17:55 UTC 版)

オーム」の記事における「倍量・分量単位」の解説

オーム (Ω) の倍量・分量単位分量 倍量記号名称値記号名称10−1 Ω dΩ デシオーム 101 Ω daΩ デカオーム 10−2 Ω センチオーム 102 Ω hΩ ヘクトオーム 10−3 Ω mΩ ミリオーム 103 Ω kΩ キロオーム 10−6 Ω µΩ マイクロオーム 106 Ω MΩ メガオーム 10−9 Ω nΩ ナノオーム 109 Ω GΩ ギガオーム 1012 Ω pΩ ピコオーム 1012 Ω TΩ テラオーム 1015 Ω fΩ フェムトオーム 1015 Ω PΩ ペタオーム 1018 Ω aΩ アトオーム 1018 Ω EΩ エクサオーム 1021 Ω zΩ ゼプトオーム 1021 Ω ZΩ ゼタオーム 1024 Ω yΩ ヨクトオーム 1024 Ω YΩ ヨタオーム よく使われる単位太字で示す 電気・電子分野一般的に用いられる倍量・分量単位は、マイクロオーム、ミリオーム、キロオーム、メガオーム、ギガオームである。英語圏において、キロオーム (kiloohm)、メガオーム (megaohm) について接頭辞最後母音欠落した「キルオーム」(kilohm)、「メグオーム」(megohm) の形で表記発音されることがあり、NISTはこれらを容認している。同様に、ギガオーム (gigaohm) についても非公式に「ギグオーム」(gigohm)と表記発音されることがある日本においてはかつてはメグオーム読み使われていたが、若年技術者中心にメガオームという読み広まっており、年配の技術者がこれを誤り指摘する場面がしばしば見られる法令では、「メガオーム」という正式な表記が、電気通信事業法などにある。

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