分量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 17:14 UTC 版)
漢数字としての小数を表す文字である「分」(ぶ)は、数値としては1⁄10を表し、厘は1⁄100を表し、毛は1⁄1000を表す。例えば、長さの単位としては寸の1⁄10が1分(ぶ)、質量の単位としては匁の1⁄10が1分(ふん)となる。これらの分・厘・毛は、計量法施行法(昭和26年法律第208号)で定義されていた。 分 -- 0.1寸、0.1匁 厘 -- 0.01寸、0.01匁 毛(毫) -- 0.001寸、0.001匁 単位長さ質量(基本単位) 寸≒ 30.30303 mm 匁= 3.75 g 分 ≒ 3.030303 mm 375 mg 厘 ≒ 303.0303 µm 37.5 mg 毛 ≒ 30.30303 µm 3.75 mg なお、日本では1⁄10を表す歩合として「割」があった。そこで「割」の1⁄10を「分」、割の1⁄100を「厘」とする用法が普及した。例えば、0.325を3割2分5厘と表現する。この用法のために、分が1/100を、厘が1/1000を意味すると誤解されることがある。詳細は、分 (数)#1/100を意味するとの誤解を参照のこと。 体積や面積、また斤基準の質量の分量単位については、上に示したような分・厘・毛などの系列の単位ではなく、合・勺といった単位を用い、合は基本単位の1⁄10、勺は合の1⁄10となっている。 合・勺は登山道の到達の目安を示す単位にも用いられる。原則として麓(0合目)から頂上(10合目)までを10合に分けるが、測量で距離や標高などを正確に等分するというよりは、長い年月をかけて登山者の感覚で習慣的に付けられたものであり、実際に歩いて登る際に要する時間がおおよその基準になっているため、険しい場所や坂の急な場所では1合の長さが短くなる。 単位体積面積質量(斤基準)登山道(基本単位) 升≒1.80390684 L 坪/歩≒3.305785 m2 斤=600 g (10合:麓から頂上までの全行程) 合 ≒180.390684 mL ≒0.3305785 m2 60 g 麓から頂上までの10分の1 勺 ≒18.0390684 mL ≒0.03305785 m2 6 g 麓から頂上までの100分の1
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分量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 07:19 UTC 版)
計量法では、トルの分量単位である次のものを「生体内の圧力の計量」に限って使用することができる。 ミリトル(mTorr) = 10−3 Torr マイクロトル(μTorr) = 10−6 Torr
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分量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 04:24 UTC 版)
計量法では、度、分、秒にSI接頭語を付することを明示的に禁止している(SI接頭語#法定計量単位のうちSI接頭語を付けることができない単位)。一方、国際単位系では、その国際文書(第9版、2019年)において、天文学など一部の利用分野では、微小角度について、次のように分量SI接頭語を付して使用されているとしている。秒の倍量単位については言及されていない。 ミリ秒角 milliarcsecond(記号:mas) マイクロ秒角 microarcsecond(記号:µas) ピコ秒角 picoarcsecond(記号:pas) 以上の単位は、秒では単位として大きすぎる場合(恒星の年周視差や固有運動を表わすときなど)に用いられる。
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分量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 10:29 UTC 版)
インチより細かい長さは2の冪 (2, 4, 8, 16, 32, 64。128は細か過ぎて実用的でないので使われない)を分母とする分数で表すことが多い。
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