分量・倍量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 12:49 UTC 版)
立方メートルの倍数単位の接頭辞は、「立方メートル」全体ではなく「メートル」に対してつけられるものである。例えば cm3 の演算優先順位は c(m3) ではなく (cm)3 であり、1 辺が 1 cm の立方体の体積、すなわち m3 の 10−6 倍(100万分の1)である。 立方デシメートル (dm3) 1辺が1 dmの立方体の体積。dm3 自体はほとんど使われないが、1 dm3 は1 Lに等しい。 立方センチメートル (cm3) 1辺が1 cmの立方体の体積。1 cm3 は1 mLに等しい。CGS単位系では体積の基本となる単位である。英語の cubic centimetre の頭文字から cc や ccm と略されることがある。 立方ミリメートル (mm3) 1辺が1 mmの立方体の体積。1 mm3 = 1/1000 cm3 = 1/1000000000 m3 である。 立方キロメートル (km3) 1辺が1 kmの立方体の体積。1 km3 = 109 m3である。日本の原油輸入量(2019年)は、約 0.17 km3 である。 立方メガメートル (Mm3) 1辺が1 Mmの立方体の体積。1 Mm3 = 1018 m3である。太平洋の海水の体積は約 1 Mm3 である。 地球上の海水の体積は約 1.37 Mm3 である。 地球の体積は約 1083.2 Mm3 である。 Mm3 以上の単位は、あまり使われていない。
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分量・倍量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/27 02:37 UTC 版)
キュビットの分量単位には以下のようなものがある。その名前から、元々はキュビットとは独立して成立した単位と考えられるが、キュビットと関連づけられて、その分量単位となった。 1 キュビット = 2 スパン -- 手を広げたときの親指の先から小指の先までの幅 1 スパン = 3 パーム -- 手を握ったときの人差指から小指までの幅 1 パーム = 4 ディジット -- (親指以外の)指1本の幅 キュビットの倍量単位には、その2倍のダブルキュビットがある。ダブルキュビットはヤードの長さの由来とされている。国際単位系のメートルも、実はダブルキュビットに近い値になるように定められたものである。他にも、西洋の長さの単位の多くはキュビットやダブルキュビットに由来している。
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分量・倍量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 09:59 UTC 版)
SI接頭語は歴史的な理由(上記#グラムとキログラム参照)により、キログラムではなくグラムに対して付けられる。例えば1キログラムの100万分の1の質量は、1「マイクロキログラム」ではなく1ミリグラム(1000分の1グラム)となる。マイクログラムもよく用いられ、「μg」または「mcg」と表記するが、webコンテンツなどでは「μ」に代え「u」と代用表記される、すなわち「ug」となる場合もある。実用されている分量・倍量単位は次の通り。 キログラム (kg) -- 103 g (1 kg) グラム (g) -- 100 g (10−3 kg) ミリグラム (mg) -- 10−3 g (10−6 kg)1立方ミリメートルの水の質量は1ミリグラムである。 砂粒はだいたい1ミリグラム程度である。 マイクログラム (μg) (mcg)-- 10−6 g (10−9 kg)ジュースなどの成分表示で「~μg」という表示が見られる。 ナノグラム (ng) -- 10−9 g (10−12 kg) ピコグラム (pg) -- 10−12 g (10−15 kg) フェムトグラム (fg) -- 10−15 g (10−18 kg) アトグラム (ag) -- 10−18 g (10−21 kg) ゼプトグラム (zg) -- 10−21 g (10−24 kg) ヨクトグラム (yg) -- 10−24 g (10−27 kg)核子・原子・分子の質量はヨクトグラムのオーダーである。より軽い粒子のためにはヨクトグラムでも大きすぎるが、現時点ではヨクトよりも小さな値を表すSI接頭語は存在しない。 1原子質量単位は 1.660 54 yg 電子の質量は 0.000 91 yg 陽子の質量は 1.672 6 yg 中性子の質量は 1.674 9 yg 次のようにグラムにメガ以上のSI接頭語を付けることも考えられるが、キログラムの1000倍の質量に対して、1メガグラム (Mg) という名前が用いられることは一般にはなく、トンが使われる。さらにはトンの倍量単位に対し、トンにSI接頭語が付されることも多い(とくにキロトン (kt) やメガトン (Mt))。 ヨタグラム (Yg) -- 1024 g (1021 kg, 1018 t (1 Et))例: ウンブリエル(天王星の衛星)、ディオネ(土星の衛星)、ケレス(準惑星) ゼタグラム (Zg) -- 1021 g (1018 kg, 1015 t (1 Pt)) エクサグラム (Eg) -- 1018 g (1015 kg, 1012 t (1 Tt)) ペタグラム (Pg) -- 1015 g (1012 kg, 109 t (1 Gt)) テラグラム (Tg) -- 1012 g (109 kg, 106 t (1 Mt)) ギガグラム (Gg) -- 109 g (106 kg, 103 t (1 kt)) メガグラム (Mg) -- 106 g (103 kg, 1 t) SI接頭語はグラムに対して付けられるため、100倍・10倍・1/10および1/100を表すSI接頭語を付けた次のような単位も一応考えられ、後述のようにこれらを表す漢字も作られているが、現実には用いられず、理論上の単位の域を出ない。またかつては1万倍を表す「ミリア」というSI接頭語も存在したが、これもあまり用いられることなく、現在では廃止されている。 ミリアグラム -- 104 g (101 kg) ヘクトグラム (hg) -- 102 g (10−1 kg) デカグラム (dag) -- 101 g (10−2 kg) デシグラム (dg) -- 10−1 g (10−4 kg) センチグラム (cg) -- 10−2 g (10−5 kg)
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分量・倍量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 04:36 UTC 版)
平方メートルの分量・倍量単位のSI接頭語は、「平方メートル」全体ではなく「メートル」部分のみに対してつけられるものであり、接頭語も2乗されている事に注意。例えば km2は、(km)2であり、k *(m2)ではない。つまり1km2は、1辺が1kmの正方形の面積、すなわち m2 の1 000 000(=10002)倍の面積ということになる。 平方ミリメートル(mm2) 1辺が1ミリメートル (mm) の正方形の面積。1 mm2 = 10−6 m2。 平方センチメートル(cm2) 1辺が1センチメートル (cm) の正方形の面積。1 cm2 = 10−4 m2。CGS単位系では面積の基本となる単位である。 平方キロメートル(km2) 1辺が1キロメートル(km) の正方形の面積。1 km2 = 106 m2 = 100 ha。都道府県や国の面積はこのスケールになる。 平方メガメートル(Mm2) 1辺が1メガメートル(Mm)の正方形の面積。1 Mm2 = 106 km2 = 1012 m2。海や大陸の面積、惑星などの表面積はこのスケールになるが、あまり用いられない。1 Mm2はエジプトのおよその面積 日本の面積は、0.38 Mm2 アフリカの面積は 30.2 Mm2 月の表面積は 38 Mm2 地球上の陸地の面積は 149.8 Mm2 太平洋の面積は 179.7 Mm2 地球の表面積は 510 Mm2 核物理学で用いられる反応断面積の単位にバーン(barn、b)があり、100平方フェムトメートル(fm2)に等しい。
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