メートル法における単位記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:11 UTC 版)
「大文字と小文字」の記事における「メートル法における単位記号」の解説
国際単位系(SI)における単位記号では、大文字と小文字で異なる意味を持つ。通常は単位記号は小文字で表記されるが、単位の名称が固有名詞に由来する場合は、記号の最初の文字が大文字で表記される。これは単位「記号」の場合の規則であり、単位の「名称」を綴る場合は普通名詞の扱いとなり、文中の場合は固有名詞由来であっても全て小文字で綴られる。 時間のSI基本単位の秒(second)の単位記号は、小文字の"s"である。 電気伝導率の単位のジーメンス(siemens)の単位記号は、大文字の"S"である(人名のヴェルナー・フォン・ジーメンスに由来するため)。 線量当量の単位のシーベルト(sievert)の単位記号は、1文字目が大文字の"Sv"である(人名のロルフ・マキシミリアン・シーベルトに由来するため) ただし、リットルは、固有名詞由来ではないため、本来は単位記号は小文字で"l"とするべきであるが、数字の"1"と紛らわしいため、特別に大文字で"L"と書いて良いこととされている。 接頭辞記号の大文字・小文字は、それが付けられている単位記号とは無関係に決定される。比較的新しく制定された接頭辞については、分量単位用は小文字、倍量単位用は大文字と分かれているが、古くから使用されている倍量単位用接頭辞(103のキロ(k)以下)については小文字が使われている。
※この「メートル法における単位記号」の解説は、「大文字と小文字」の解説の一部です。
「メートル法における単位記号」を含む「大文字と小文字」の記事については、「大文字と小文字」の概要を参照ください。
- メートル法における単位記号のページへのリンク