メートル法による定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 14:09 UTC 版)
1875年(明治8年)、明治政府は新京升の体積を公定の升の体積と定めた。メートル条約批准後に制定された度量衡法で、メートル法に基づいて1尺は 10/33 メートルと定められ、分は尺の 100 分の 1 であるので、 1 分 = 10/33 × 1/100 m = 1/11 × 3 × 10 m = 約3.03 mm 新京升の体積は、前項のとおり、74 × 33 (= 64827) 立方分であるので、 1 升 = 74 × 33 × 1/113 × 33 × 103 m3 = 74/113 × 103 m3 = 2 401/1 331 000 m3 = 2 401/1 331 L = 約 0.001 803 906 837 m3 = 約 1.803 906 837 L となった。 1959年、計量法の施行により同法の規定する以外の単位の使用は規制され、升は公式には使用されなくなった。ただし、今日でも日本酒などの一部の酒類は 1.8 リットル単位で取り引きされている。約 1.8 リットルの液体が入る瓶は「一升瓶」と呼ばれている。 一方で米の取引はキロが主体となったが、白米 1 合が 150 g であるので、米一升は 1.5 キログラムである。米 1 kg は約 6.6 合強、スーパーなどでよく売られている 5 kg 詰めの米袋は、約 3.3 升である。
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