Kuバンド
【英】Ku band, K-under band
Kuバンドとは、無線通信で用いられる周波数帯域のうち、12GHz~18GHzの帯域のことである。
Kuバンドは主に衛星通信を使用したBS放送などに用いられている。12~18GHzの周波数帯域が、地上波として一般的に使用されている電波よりも高周波であるため、電波が込み合わないといった特徴がある。また、26GHz~40GHzの帯域を使用するKaバンドに比べても、天候に左右される度合いも少なという利点も持っている。
Kuバンドを用いた通信サービスを提供している事業者としては、日本の通信衛星システム「JCSAT」シリーズを運用しているJSATなどがある。
参照リンク
JSAT 衛星一覧 -
Kuバンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/25 13:34 UTC 版)
Kuバンド(ケーユーバンド)は電磁スペクトルのマイクロ波の中でも周波数範囲 12–18 GHz の帯域のこと。この名前は "K-under"(元はドイツ語の Kurz-unten)を略したものであり、これは NATO Kバンドの下の部分であることが由来である。NATO Kバンドは真ん中の部分に 22.24 GHz の大気水蒸気共鳴ピークを含み、その部分で長距離伝送が不可能であったため、 Ku, K, Kaの3つに分割された。レーザ応用においては、IEEE規格521-2002のレーダ周波数帯命名法の正式な定義に従い、その範囲は 12–18 GHz である[1][2]。
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