水戸学

デジタル大辞泉

みと‐がく【^▽水戸学】

読み方：みとがく

江戸時代、水戸藩主徳川光圀(とくがわみつくに)の「大日本史」編纂(へんさん)に端を発し、同藩で興隆した学派。儒学思想を中心に、国学・史学・神道を結合させたもの。皇室の尊厳を説き、幕末の尊王攘夷(そんのうじょうい)運動に多大の影響を与えた。

歴史民俗用語辞典

水戸学

読み方：ミトガク（ｍｉｔｏｇａｋｕ）

水戸藩を中心とする大義名分を尊崇する学問。

別名 天朝学、天保学

世界宗教用語大事典

みとがく 【水戸学】

江戸時代、水戸藩で興隆した学問で、国学・史学・神道を基とし、国家意識を強力なものとした。徳川光圀の『大日本史』編纂に由来し、尊王攘夷運動に影響を与えた。強く特色が出たのは江戸後期。

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水戸学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/12/02 04:45 UTC 版)

水戸学（みとがく）は、江戸時代の日本の常陸国水戸藩（現在の茨城県北部）において形成された学風、学問である。第2代水戸藩主の徳川光圀によって始められた歴史書『大日本史』の編纂を通じて形成された。やがて第9代藩主徳川斉昭のもとで尊王攘夷思想を発展させ、明治維新の思想的原動力となった。光圀を中心とした時代を前期水戸学、斉昭を中心とした時代を後期水戸学として分けて捉えらえることも多い。水戸学という呼称が生まれたのは天保期であり、「天保学」とも呼ばれる。