吉書

デジタル大辞泉

きっ‐しょ【吉書】

読み方：きっしょ

１ 平安・鎌倉・室町時代に、改元・年始・譲位・代替わりなど、すべて事が改まったとき、初めて天皇に奉る政務上の文書。

２ 武家で、年始・代始めなどのとき、初めて出す政務上の文書。

３ 賦税を怠らないように農民に与える定書(さだめがき)。

４ 書き初め。《季 新年》

歴史民俗用語辞典

吉書

読み方：キッショ（ｋｉｓｓｈｏ）

公家や武家で吉日を選んで見る文書。

季語・季題辞典

吉書

読み方：キッショ（ｋｉｓｓｈｏ）

書き初めの筆跡

季節 新年

分類 人事

ウィキペディア

吉書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/10/15 22:37 UTC 版)

吉書（きっしょ）とは、年始・改元・代始・政始・任始など新規の開始の際に吉日を選んで総覧に供される儀礼的文書のこと。また、吉書を総覧する儀式を吉書奏（きっしょのそう）・吉書始（きっしょはじめ）と呼ぶ。なお、『江家次第』では吉書を「吉事をカキタルフミ（文）ト云事也」（九「吉書条」）と定義している。

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「吉書」の例文・使い方・用例・文例

• 吉書揚げという,新年の民間行事
• 武家において,吉書初めという儀式