協定世界時との関係
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「グリニッジ標準時」の記事における「協定世界時との関係」の解説
1970年に英国ブライトンで開催された国際天文学連合 (IAU) 第14回総会において、第31委員会(時)の決議で採択された勧告6.2で、用語“G.M.T.”および“Z”は、航法や通信の分野で協定世界時 (UTC) と一般的に同義語として認められる。 1972年1月1日からは、一般市民が使用する常用時としてのグリニッジ平均時 (GMT) は協定世界時 (UTC) として定義されており、閏秒の挿入または減算による現行の調整方法が採用されている。 なお、1976年にグルノーブルで開催された国際天文学連合 (IAU) 第16回総会において、第4委員会(暦)及び第31委員会(時)の共同決議第1号で、グリニッジ平均時 (GMT) と世界時 (UT) の使用に関する明確化の望ましさを考慮し、GMT と UT は時刻の最大精度が整数秒である法令、通信、民生用その他の目的では UTC の意味で使用されること、また、GMT と UT は天測航法及び測量における暦の独立引数としては世界時の UT1 の意味で引き続き使用されることを指摘した。これらを踏まえて、UT0、UT1、UT2 および UTC の区別が必要ない場合には、それらの代わりに UT が使用され得ることを認める一方で、GMT は適切な名称に置き換えられることが強調される。
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協定世界時 (UTC) との関係
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「UNIX時間」の記事における「協定世界時 (UTC) との関係」の解説
UNIX時刻はシステム依存だが、大多数のシステムでは、協定世界時 (UTC) の時刻に基づき、1970年1月1日午前0時0分0秒(UNIXエポック)からの経過秒数を、閏秒の存在を無視し形式的な差を計算した値に等しい。したがって正の閏秒1秒が挿入された時刻を挟んだ2秒間において、UNIX時刻の値は1秒しか値が進まない。システムによっては、前後のある程度の時間に分散させてズレを吸収するものもある。また閏秒の前後での、秒より細かい時刻の扱いについては、システムにより異なることがある(特に、閏秒によって時刻が1秒巻き戻ったかのように見える場合もあり得るので注意が必要)。 閏秒1秒が挿入された時刻をはさむUNIX時刻の例協定世界時 (UTC)UNIXエポックからの真の経過秒数UNIX時刻1998-12-31T23:59:59 915148820 915148799 1998-12-31T23:59:60 915148821 915148800 1999-01-01T00:00:00 915148822 915148800 1999-01-01T00:00:01 915148823 915148801
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