UT2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 14:42 UTC 版)
UT2は UT1 を均した時刻である。すなわち UT1 には年周期・半年周期などの成分が含まれていることが分かっているので、以下の経験に基づく補正項を追加することによって大部分を取り除くことができる。ここでの t は太陽年で表した時間である。 U T 2 = U T 1 + 0.0220 ⋅ sin ( 2 π t ) − 0.0120 ⋅ cos ( 2 π t ) − 0.0060 ⋅ sin ( 4 π t ) + 0.0070 ⋅ cos ( 4 π t ) seconds {\displaystyle UT2=UT1+0.0220\cdot \sin(2\pi t)-0.0120\cdot \cos(2\pi t)-0.0060\cdot \sin(4\pi t)+0.0070\cdot \cos(4\pi t)\;{\mbox{seconds}}} 1960年代は天文航法、測地天文、人工衛星を始め惑星、衛星の観測に必要とされたが、現行方式のUTCが始まった1972年以降はほとんど使われる場面がない。
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