UT-435(未入籍)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 23:16 UTC 版)
「チリ国鉄の電車」の記事における「UT-435(未入籍)」の解説
1993年にチリ国鉄に1編成が導入された記録が残る、元スペイン国鉄の435系電車である。この435系電車は1980年代にスペイン国鉄に在籍していた、スイス製の電気機器を搭載しSuizaと呼ばれる436系と437系・438系電車を体質改善した形式で、最終的に上記3形式から3両×23編成が改造された。Mc(電動車)-R(付随車)-Mcの2M1Tで1編成を構成し、車内は革張りのクロスシートである。運転台は他のスペイン国鉄やチリ国鉄の電車と同様の右側運転台であり、運転台と反対側の窓は行き先を表示する方向幕となっている。種車に存在した前面の貫通扉は埋められ左右非対称のデザインに改造されている。パンタグラフは赤色のシングルアーム型のものをMcに2機搭載。なお、前述の通りこの譲渡の記録はスペイン側のみに存在しており、チリには車両自体が上陸していない可能性が高く、詳細は不明。当時のチリ国鉄の整備基準では運用が不可能であったことが調査により判明し、譲渡が取り消されたということが事実と見られている。 UT-435の種車となったスペイン国鉄436系電車(写真右) UT-435の種車となったスペイン国鉄436系電車 UT-435の種車となったスペイン国鉄437系電車
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