UTAUの構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 14:21 UTC 版)
UTAUは、 録音(サンプリング)した音声データと、UTAUで読み込む際に使用する設定データをまとめた音声ライブラリ ピアノロール上でノート(音符)を配置・単語を入力し、ピッチ、音量の推移、その他加工編集操作を行うエディタ部 ライブラリデータを読み込み、GUIで作成した楽譜データに基づいて、resampler、あるいは処理が類似した加工機で加工する音声伸縮エンジン部 の3つに分けられている。音声ライブラリは外部データ、GUIとエンジンはコアという形で分類される。音声ライブラリには、アクエストのテキスト読上げ用ソフトウェア「AquesTalk」から作成したものをデフォルト音声(音源名「UTAUデフォルト」。キャラクタ名は唄音ウタ、通称デフォ子)として同梱している。 読み込む音声ファイルは、UTAUエディタ上のノートに入力された文字記号とライブラリ内の音声ファイル名を照合して取り出す仕様である。ただし、prefix.mapという設定ファイルによって音高に応じて読みこむファイルが設定されている場合は、それにしたがって音声ファイル名を照合する。ライブラリ内の音声ファイルには、それぞれに音高が設定されている。合成される歌声は、元になる音声ファイルと、UTAUエディタ上の音高(実際に発声される音高)との差に応じて音高が調整される。音高の調整時には、フォルマントを加工し、声質の極端な変化を防いでいる。フォルマントフィルタは任意で使用しないようにすることも可能。
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