帝鑑の間とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 帝鑑の間の意味・解説 

ていかん‐の‐ま【帝鑑の間】

読み方:ていかんのま

江戸城中の大名詰め所の一。譜代またはそれに準じる大名詰めた。襖(ふすま)に帝王の手本となる中国聖帝の絵が書かれているころからの称。


帝鑑の間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 09:46 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

帝鑑の間(ていかんのま)は、江戸城本丸表屋敷の中の白書院下段の間の東に連なる部屋。

概要

北は連歌間に続き、東は畳縁(たたみべり)の入側(いりかわ)の外に伯夷・叔斉を描いたスギ戸を立て、さらに入側を隔てて紅葉間と隣り合い、南は畳縁があって中庭に面し、松の廊下と相対する。

天井は格天井であり、には歴代将軍の亀鑑となるべき代の帝王を描く(これが室名の起こる所以である)。

将軍が白書院に出て諸侯を引見する際、この間に詰める諸侯を「帝鑑間詰」という。

越前庶流、10万石以上の諸大名および交代寄合その他がこれに属する。慶応2年の武鑑によれば、家門4家、譜代60家、合わせて64家が挙げられている。石高は1万石ないし10万石余、そのうち5万石およびそれ以上のものが28家、その他は5万石以下である。無城のものが10家である。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「帝鑑の間」の関連用語

帝鑑の間のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



帝鑑の間のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの帝鑑の間 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS