桂川国興とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 桂川国興の意味・解説 

桂川国興

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 09:19 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

桂川 国興(かつらがわ くにおき、1826年文政9年) - 1881年明治14年)9月25日)、別名桂川甫周(かつらがわ ほしゅう)は、江戸時代幕末期の奥医師及び蘭学者。桂川家の7代目当主。国興がであり、通称が甫周である。父は6代目当主の桂川甫賢。蘭和辞典『ドゥーフ・ハルマ』をもとに『和蘭字彙』を刊行した。

なお、『解体新書』翻訳に関わり『北槎聞略』を編纂した桂川甫周(国瑞)は、桂川家4代目である。

功績

オランダ商館長(カピタン)のヘンドリック・ドゥーフが、先に刊行されていたフランソワ・ハルマ (François Halma) の『蘭仏辞書』(1729年)を参考に著した『ドゥーフ・ハルマ』(通布字典、1833年完成)を校正及び改訂し、安政2年(1855年)に上巻・安政5年(1858年)に下巻の2巻からなる『和蘭字彙』を発行した。同書は、9万語を収録し本格的な蘭和辞典として江戸時代の最高峰にあり、また対訳辞典の基礎としてその後の辞典に大きな影響を及ぼした。

家族

弟に桂川甫策(男子のいない甫周の養子となり8代目を継いだ)、藤沢次謙(国謙)、妹に桂川てやがいる。

娘は『名ごりの夢』を口述した今泉みね

参考文献

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  桂川国興のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「桂川国興」の関連用語

桂川国興のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



桂川国興のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの桂川国興 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS