ちり

デジタル大辞泉

ちり

白身魚・野菜・豆腐などを湯で煮て、ポン酢醤油をつけて食べる鍋料理。鯛(たい)ちり・鱈(たら)ちり・河豚(ふぐ)ちりなど。ちり鍋。

チリ【chili／chilli】

読み方：ちり

１ 辛味の強いトウガラシ。また、それからつくる香辛料。「—ソース」

２ 「チリコンカルネ」の略。

チリ【Chile】

読み方：ちり

南アメリカ大陸の太平洋岸にアンデス山脈に沿って南北にのびる国。正称、チリ共和国。首都サンティアゴ。第一次大戦までは硝石、その後は銅を輸出。1818年にスペインから独立。1970年、アジェンデを大統領として人民連合が成立したが、1973年、ピノチェトによるクーデターが成功。人口1675万（2010）。チレ。

[補説] 「智利」とも書く。

チリの国旗

ち‐り【地利】

読み方：ちり

１ 地勢上の便利さ。地の利。「—を得る」

２ 土地から生じる生産物や利益。

ち‐り【地理】

読み方：ちり

１ 地球上の海陸・山川の分布、気候・生物・人口・都市・産業・交通などの状態。

２ その土地の事情やようす。「この辺の—には通じている」

３ 「地理学」の略。

ちり【^×塵】

読み方：ちり

１ 細かいくずなどが飛び散ったもの。ほこり。また、小さなごみ。「—一つない部屋」

２ 俗世間のわずらわしさ。世俗のよごれ。「浮世の—を払う」

３ ほんの少しであること。多く、あとに打消しの語を伴って用いる。「—ほども疑わない」

ちり【散り】

読み方：ちり

１ 建築で、二つの材面がわずかにずれた部分。

２ 製本で、表紙が中身よりはみ出ている部分。上製本でみられる。

３ 散ること。また、散らしたもの。

「この夕(ゆふへ)降り来る雨は彦星の早漕ぐ舟の櫂(かい)の—かも」〈万・二〇五二〉

(1)天 (2)見返し (3)扉 (4)小口 (5)カバー (6)散り (7)喉

散り(2)

ちり【知里】

読み方：ちり

姓氏の一。

[補説] 「知里」姓の人物
知里真志保(ちりましほ)
知里幸恵(ちりゆきえ)

日本語活用形辞書

散り

読み方：ちり

ラ行五段活用の動詞「散る」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

散る  » 「散る」の意味を調べる

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刀剣用語解説集

散（ちり）

鎬地に樋が掻かれている刀の、鎬筋と樋に狭まれた平らな部分及び、樋と棟角に狭まれた部分のこと。稀に樋の端部が鎬筋にかかっている場合があり、このように樋の片側にのみ散のある状態を片散と呼ぶ。

隠語大辞典

ちり

1. 老媼。〔第二類　人物風俗〕

ちり

1. 鼠。〔第七類　雑纂〕
2. 鼠を云ふ。

ちり

1. 縮緬のことをいふ。ちりめんのちりだけを取つたのである。〔犯罪語〕
2. ちりめん。〔一般犯罪〕
3. 縮緬。省略語。〔俗〕

分類 俗／一般、犯罪、犯罪語

縮

読み方：ちり

1. 老婆。或は縮緬類のこと。「縮緬」の略。
2. ①鼠。②ちりめん類。③又は老婆のことをいう。

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

JMnedict

知里

姓	読み方
知里	ちり

ウィキペディア

ちり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/11/07 15:08 UTC 版)

ちり

一覧

• 地理 - 地形の状態全般を指す概念。また、学校教科の一種。
• 塵 - ホコリや砂などの小さく細かい粒子。
• 散り - 建築用語で、2つの材面の間の距離を指す概念。
• 散り - 本のうち、中身の紙の大きさよりも多少大きく取られてはみ出している表紙の部分。表紙に散りを付けて中身よりも多少大きく頑丈にすることにより、中身を保護することができる。
• ちり - ちり鍋。主に、白身魚や野菜を熱湯で煮込む鍋料理の一種。

関連項目

• チリ (曖昧さ回避)
• 「ちり」で始まるページの一覧
• タイトルに「ちり」を含むページの一覧

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ちり

出典:『Wiktionary』 (2021/11/02 09:54 UTC 版)

名詞：塵

ちり【塵】

1. 粉末状の土砂などの飛び散ったもの。ほこり^[1]。
   • その屋根にはうっすら塵がたまっていた。（三好達治『オルゴール』）
2. ごみ。あくた^[1]。
3. よごれ。けがれ^[1]。また、汚点。
4. (仏教) 仏家において、世俗の人事を厭いていう語^[1]。俗塵。
5. 極めてわずかな物事^[1]。いささか。つゆ。つゆほど^[1]。
   • あの強い烈（はげ）しい底力、それはもうこの家には、どの隅にも塵ほども残っていない。（有島武郎『星座』）
6. さわぎ。みだれ^[1]。
7. 値打ちのないもの。取るに足りないもの^[1]。
   • 風のうへにありかさだめぬ塵の身はゆくへも知らずなりぬべらなり（『古今和歌集』巻18・雑歌下・989）

     風で舞い上がった塵のように居場所を定めない私は、行方も判らなくなってしまいそうだ。

8. 先人のなした業績。遺業^[1]。
   • あはれ昔へありきてふ 人麿こそはうれしけれ 身はしもながら言の葉を あまつ空まで聞（きこ）えあげ 末の世までのあととなし 今も仰せの下れるは 塵に継げとや（『古今和歌集』巻19・雑体・1003）

     ああ、昔いたという柿本人麻呂こそは、有り難い存在である。彼は身分こそ低かったが、和歌を天皇のお耳に入れ、後世までの模範としてくれた。今回再び（彼同様身分の低い私に勅撰集編纂の）命が下ったのは、彼の後塵を拝せとの思し召しであろうか。

9. 残り物。お流れ^[1]。
10. 舷の真艫（まとも）の後端に飾りとして付ける板。「千里」「知利」に作る^[1]。

語源

「散り」と同源^[1]。

発音

• (東京) ちり [chìrí] (平板型 – [0])
• (東京) ちり​ [chìríꜜ] (尾高型 – [2])
• IPA^(?): [t͡ɕiɾʲi]

関連語

複合語

• 塵芥（ちりあくた）
• 塵穴
• 塵がまし
• 塵紙（ちりがみ、ちりし）
• 塵地
• 塵紙交換
• 塵居
• 塵立て
• 塵蜱
• 塵手水
• 塵塚
• 塵っ端/塵っ葉
• 塵壺
• 塵取
• 塵取輿
• 塵の境
• 塵の末
• 塵の住所
• 塵の外
• 塵の身
• 塵の世
• 塵箱
• 塵叩き
• 塵ばむ
• 塵払い
• 塵泥
• 塵一葉
• 塵泥
• 塵袋
• 塵防ぎ
• 塵箒
• 塵埃（ちりほこり）
• 塵塗れ（ちりまぶれ、ちりまみれ）
• 塵藻
• 塵除け
• 塵除け眼鏡
• 紫の塵

成句

• 塵塚に鶴
• 塵積もりて山となる
• 塵に立つ
• 塵に継ぐ
• 塵に同ずる
• 塵に交わる
• 塵ばかり
• 塵も積もれば山となる
• 塵も灰もつかぬように言う
• 塵を出づ
• 塵を切る
• 塵を断つ
• 塵を望んで拝す
• 塵をひねる
• 塵を結んでも志
• 風の前の塵
• 風前の塵

翻訳

• アイスランド語: ryk ^(is) 中性, duft ^(is) 中性
• アイルランド語: deannach ^(ga) 男性
• アストゥリアス語: polvu ^(ast) 男性
• アゼルバイジャン語: toz ^(az)
• アッカド語: �� ^(akk) (epru‹m›)
• アフリカーンス語: afstof ^(af)
• アラビア語: غبار ^(ar) (ġubār) 男性
  • アラビア語エジプト方言: تراب ^(arz) (turaab) 男性
• アルーマニア語: pulbiri ^(rup) 女性, pulbire ^(rup) 女性
• アルバニア語: pluhur ^(sq) 男性
• アルメニア語: փոշի ^(hy)
• イタリア語: polvere ^(it) 女性
• イディッシュ語: שטויב ^(yi) 男性
• インドネシア語: debu ^(id), duli ^(id)
• ウェールズ語: llwch ^(cy) 男性
• ヴォラピュク: püf ^(vo)
• ウクライナ語: пил ^(uk) 男性
• ウズベク語: chang ^(uz)
• ウナミ語: punkw ^(unm)
• 英語: dust ^(en)
• エウェ語: fúfu ^(ee) 男性
• エスペラント: polvo ^(eo)
• オック語: polvèra ^(oc) 女性
• オランダ語: stof ^(nl) 中性
• オロチョン語: tɔ:rag ^(orh)
• カザフ語: шаң ^(kk)
• カタルーニャ語: pols ^(ca) 女性
• ガリシア語: po ^(gl) 男性, voaxa ^(gl) 女性
• ギリシア語: σκόνη ^(el) 女性
• キルギス語: чаң ^(ky)
• クメール語: ធូលី ^(km) (tʰuulii)
• グルジア語: მტვერი ^(ka)
• クロアチア語:
  • キリル文字: прашина ^(sh) 女性, прах ^(sh) 男性
  • ラテン文字: prašina ^(sh) 女性, prah ^(sh) 男性
• サルデーニャ語: peure ^(sc), piubare ^(sc), piubere ^(sc), piure ^(sc), prubere ^(sc)
• シチリア語: pruvulazzu ^(scn) 男性, pùrviri ^(scn)
• シンハラ語: දූවිල්ල ^(si)
• スウェーデン語: damm ^(sv) 中性
• ズールー語: uthuli ^(zu)
• スコットランド・ゲール語: duslach ^(gd) 男性, dust ^(gd) 男性, stùr ^(gd) 男性
• スペイン語: polvo ^(es) 男性
• スロヴァキア語: prach ^(sk) 男性
• スロヴェニア語: prah ^(sl) 男性
• スンダ語: kekebul ^(su)
• ソルブ語:
  • 低地ソルブ語: proch ^(dsb) 男性
• タイ語: ธุลี ^(th) (thúlii)
• タガログ語: alikabok ^(tl)
• タジク語: чанг ^(tg), хок ^(tg), ғубор ^(tg)
• ダルマチア語: pulvro ^(dlm) 女性
• チェコ語: prach ^(cs) 男性
• チベット語: ཐལ་བ ^(bo)
• チャミクロ語: ijpe ^(ccc)
• 中国語:
  • 北京官話: 灰 ^(cmn) (huī), 灰塵 ^(cmn), 灰尘 ^(cmn) (huīchén), 塵土 ^(cmn), 尘土 ^(cmn) (chéntǔ)
• 朝鮮語: 먼지 ^(ko), 흙 ^(ko)
• テルグ語: దుమ్ము ^(te), ధూళి ^(te)
• デンマーク語: støv ^(da) 中性
• ドイツ語: Staub ^(de) 男性
• トゥバ語: доозун ^(tyv)
• トルクメン語: çaň ^(tk), toz ^(tk)
• トルコ語: toz ^(tr)
• ナナイ語: бурэхи ^(gld) (burexi)
• 西フリジア語: stof ^(fy) 中性
• ノルウェー語: støv ^(no) 中性, dust ^(no) 女性
• バシキール語: саң ^(ba), туҙан ^(ba)
• バスク語:: hauts ^(eu)
• バローチー語: ہاک ^(bal) (hák)
• ハンガリー語: por ^(hu)
• ビルマ語: ဖုန် ^(my)
• ヒンディー語: धूल ^(hi) (dhūl)
• フィンランド語: pöly ^(fi), tomu ^(fi)
• フランス語: poussière ^(fr) 女性
• フリウリ語:: polvar ^(fur) 男性
• ブルガリア語: прах ^(bg) 男性
• ベトナム語: bụi ^(vi)
• ヘブライ語: אבק ^(he) (avák) 男性
• ベラルーシ語: пыл ^(be) 男性
• ペルシア語: خاک ^(fa) (xâk), گرد ^(fa) (gard), غبار ^(fa) (ğabâr)
• ポーランド語: kurz ^(pl) 男性, pył ^(pl) 男性
• ポルトガル語: pó ^(pt) 男性, poeira ^(pt) 女性
• マケドニア語: прав ^(mk) 男性, пра́шина ^(mk) 女性
• マラーティー語1: धूळ ^(mr) (dhūḷ)
• マレー語:
  • ジャウィ語: هابوق ^(ms), دبو ^(ms)
  • ラテン文字: habuk ^(ms), debu ^(ms)
• 満州語: buraki ^(mnc)
• マン島語: joan ^(gv)
• モンゴル語: тоос ^(mn)
• ラーオ語: ທຸລີ ^(lo), ຜົງ ^(lo)
• ラテン語: pulvis ^(la) 男性
• ラトヴィア語: puteklis ^(lv), putekļi ^(lv)
• リトアニア語: dulkės ^(lt)
• ルーマニア語: praf ^(ro) 中性, pulbere ^(ro) 女性, colb ^(ro) 中性
• ルクセンブルク語: Stëbs ^(lb) 男性
• ロシア語: пыль ^(ru) 女性, прах ^(ru) 男性 (詩語)
• ロヒンギャ語: dúl ^(rhg)
• ロマンシュ語: pulvra ^(rm) 女性, puolra ^(rm) 女性, polvra ^(rm) 女性, puolvra ^(rm) 女性
• ワロン語: poure ^(wa) 女性, poude ^(wa) 女性

名詞：ちり

ちり

1. 刀剣の名所（などころ）。刀身の棟と樋との間^[2]。
2. (音楽) 三味線の口符。三の糸を押さえて弾き、またすくう音。「チ」は三を押さえる音、「リ」はすくう音^[2]。
3. (料理) 鍋料理の一種。魚肉・貝・野菜・豆腐などを湯で煮て二杯酢・三杯酢・醤油などをつけて食べる^[2]。鯛ちり・鱈ちり・河豚ちり（鉄ちり）などがある。ちり鍋。

発音

• (東京) ち​り [chíꜜrì] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [t͡ɕiɾʲi]

名詞：散り

ちり【散り】

1. 散ること。また、散るもの。
   • 安之比奇能 山下比可流 毛美知葉能 知里能麻河比波 計布仁聞安流香母（『万葉集』巻15・3700）

     あしひきの山下光る黄葉（もみちば）の散りの紛ひは今日（けふ）にもあるかも

     山裾まで光り輝くばかりに色付く黄葉が散り乱れる盛りは、まさに今日なのだなあ。

   • 此夕 零来雨者 男星之 早滂船之 賀伊乃散鴨（『万葉集』巻10・2052）

     この夕（ゆふへ）降り来る雨は男星（ひこほし）の早漕ぐ舟の櫂（かい）の散りかも

     この七夕の夕方に降って来る雨は、彦星が急いで漕ぐ舟の櫂のしずくであろうか。

2. (建築) 二つの材が不揃いであるとき、その突出し、あるいは引っ込んでいる部分^[2]。
3. 上製本で、表紙が中身の用紙に比べて幅広になっている部分。

語源

1. 動詞「散る」の連用形の名詞化。

発音

• (東京) ちり [chìrí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [t͡ɕiɾʲi]

動詞

ちり【散り】

1. 動詞「散る」の連用形。

同音異義語

ちり

• 【地利】1.地勢の利便。2.土地から生ずる利益。3.地代。
• 【地理】地球上の海陸・山川・地質・動植物・人口・都市・産業などの状態。2.土地の状態。3.「地理学」の略。
• 【地裏】地中。
• 【治理】治める。
• 【治裏】道家の養生法。気を導くこと。
• 【知里】姓氏の一つ。

発音

二拍名詞一類^(?)

• (平安時代)てぃり
• (南北朝時代)てぃり
• (室町時代)ちり
• (江戸時代)ちり

名詞

ちり【塵】

1. 塵。埃（ほこり）。ごみ。
   • 塵をだにすゑじとぞ思（おもふ）咲きしより妹（いも）とわが寝（ぬ）るとこ夏の花（『古今和歌集』巻3・夏歌・167）

     塵一つ積もらせまいと思っているのですよ、咲いてからずっと。妻と私がいつも寝る床（とこ）と似た名を持つ常夏（とこなつ）（撫子）の花なのですから。

   • うつくしきもの。（略）二つ三つばかりなるちごの、急ぎてはひくる道に、いと小さきちりのありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる。（清少納言『枕草子』第151段）

     愛らしいもの。（略）二、三歳ほどの幼児が、急いで這って来る途中で、とても小さなごみがあったのを目敏く見付けて、とてもかわいらしい指でつまんで、大人などに見せているさま。

2. （少しの）汚点。欠点。
   • にごりなき亀井の水をむすびあげて心の塵をすゝぎつる哉（『新古今和歌集』巻20・釈教歌・1926）

     濁りのない亀井（天王寺七名水の一つ）の霊水を掬い上げて、心の穢れを洗い清めたことよ。

   • あたら大臣（おとど）の、塵もつかず、この世には過ぎたまへる御身のおぼえありさまに、おもだたしき腹に、女（むすめ）かしづきて、げに疵（きず）なからむと思ひやりめでたきがものしたまはぬは。（紫式部『源氏物語』第26帖・常夏）

     惜しいことだ。大臣が、欠点もなく、この世では過ぎた方でいらっしゃるというご自身の人望や様子でありながら、高貴な奥方の腹の中に、姫君を大事にお世話して、なるほど申し分なかろうと思われる立派な方がいらっしゃらないとは。

3. (仏教) 俗世間。
   • 世に従へば、心、外の塵に奪はれて惑ひ易く、人に交（まじは）れば、言葉、よその聞きに随ひて、さながら心にあらず。（吉田兼好『徒然草』第75段）

     世俗に従えば、心は周囲の俗塵にとらわれて惑いやすく、人と交際すれば、言葉は他者の思惑に左右されて、全く本心（から発したもの）でなくなる。

4. 少（すこ）しの事。僅（わず）かな事。
   • いとそびやかに、様体をかしげなる人の、髪、袿（うちき）にすこし足らぬほどならむと見えて、末まで塵のまよひなく、つやつやとこちたう、うつくしげなり。（紫式部『源氏物語』第46帖・椎本）

     非常にすらりとした、姿態の美しい人で、髪が、袿に少し届かない程度であろうと見えて、毛先まで僅かな乱れもなく、つやつやと多く、可憐な様子である。

漢字辞典

坋

坋	画数：7 音読み：フン、 ホン、 ボン 訓読み：ちり、 ふりかける、 かきまぜるつつみ

坌

坌	画数：7 音読み：ホン、 ボン、 フン 訓読み：ちり、 ならぶ、 あつまる、 わくさま、 わく ピンイン：ben4 対応する英語：dust, earth, bank of earth, to dig, to bring together

坱

坱	画数：8 音読み：アウ、 オウ 訓読み：ちり ピンイン：yang1 対応する英語：dust

埃

埃	画数：10 音読み：アイ 訓読み：ちり、 ほこり ピンイン：ai1 ハングル：애 対応する英語：dust

埲

埲	画数：11 音読み：ホウ、 ボ、 ハウ、 バウ 訓読み：ちり

塕

塕	画数：13 音読み：オウ、 オ 訓読み：ちり ピンイン：weng3 対応する英語：gust of wind

塵

塵	画数：14 音読み：ジン、 チン 訓読み：ちり、 ごみ ピンイン：chen2 ハングル：진 対応する英語：dust, trash, garbage

塺

塺	画数：14 音読み：バイ、 メ、 バ、 マ 訓読み：ちり

塻

塻	画数：14 音読み：バク、 マク 訓読み：ちり

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Weblio日本語例文用例辞書

「ちり」の例文・使い方・用例・文例

• ちり紙で鼻をかむ
• がっちりした体格の男
• がっちりした体格の人
• 宝石のちりばめてあるブレスレット
• 細かなちり
• ちょうどきっちりの量の砂糖
• 彼は箱にきっちりと縄をかけた
• 早とちりしないように気をつけなさい
• 手紙に優しいことばをちりばめる
• 彼はがっちりした体格をしている
• 細かいちりが日の光に漂っているのが見えた
• 彼はやせてはいるががっちりしている
• その指輪にはダイアモンドがちりばめられていた。
• クリスマスツリーにはさまざまな飾りがちりばめられている。
• そのカップには宝石がちりばめられている。
• この木はその地域にちりじりに生えている。
• あの部屋から「ちりんちりん」という音が聞こえますか。
• 彼女は不明な点は確認も怠りませんし、きっちりと仕事をこなしてくれている印象です。
• それは私の早とちりだったようです。
• 私はそれを彼にきっちり渡します。