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フレイズ

名前 Frase; Fraze

アダム・フレイジャー

(フレイズ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 05:46 UTC 版)

アダム・フレイジャー
Adam Frazier
カンザスシティ・ロイヤルズ #26
カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2024年3月25日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州アセンズ
生年月日 (1991-12-14) 1991年12月14日(33歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手三塁手外野手
プロ入り 2013年 MLBドラフト6巡目(全体179位)
初出場 2016年6月24日
年俸 $152,5000(2025年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国
プレミア12 2015年
獲得メダル
アメリカ合衆国
男子野球
WBSCプレミア12
2015

アダム・ティモシー・フレイジャーAdam Timothy Frazier, 1991年12月14日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州アセンズ出身のプロ野球選手ユーティリティプレイヤー)。右投左打。MLBカンザスシティ・ロイヤルズ所属。愛称はフレイズFraz[1]

経歴

プロ入りとパイレーツ時代

2013年MLBドラフト6巡目(全体179位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されプロ入り。この年は傘下のA-級ジェームズタウン・ジャマーズ英語版でプロデビュー。58試合に出場して打率.321、27打点、5盗塁を記録した。

2014年はA+級ブレイデントン・マローダーズでプレーし、121試合に出場して打率.252、1本塁打、42打点、14盗塁を記録した。

2015年はAA級アルトゥーナ・カーブでプレーし、103試合に出場して打率.324、2本塁打、30打点、11盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、グレンデール・デザートドッグス英語版に所属した。さらに11月に開催された第1回WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表に選出された。同大会では計8試合に出場して31打数11安打で打率.355、5打点の活躍で、ベストナイン(二塁手)にも選ばれた[2]

2016年は開幕をAAA級インディアナポリス・インディアンスで迎え、メジャー初昇格までに68試合に出場して打率.333、22打点、17盗塁を記録した。6月24日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。同日のロサンゼルス・ドジャース戦で途中出場してメジャーデビューを果たし、6回裏にJ.P.ハウエルから初安打を放った[4]。この年メジャーでは66試合に出場して打率.301、2本塁打、11打点、4盗塁を記録した[5]。守備では内外野の各ポジションをこなすユーティリティプレイヤーとして起用された[5]

一度目のパイレーツ時代
(2017年6月6日)

2017年8月28日に故障者リスト入りしたが[6]、121試合に出場した[5]

2018年は113試合に出場し、打率.277、10本塁打、35打点を記録した[5]

2019年は152試合に出場し、打率.278、10本塁打、50打点を記録した[5]守備率.989は、ナショナルリーグの二塁手の中で2位だった[7]。シーズン後、初めてゴールドグラブ賞にノミネートされた[8]

2020年は短縮シーズンとなる中、ほぼ全試合にあたる58試合に出場して打率.230、7本塁打、23打点、1盗塁 (3盗塁死)を記録した[5]

2021年7月1日に自身初となるファン投票でオールスターゲームに選出された[9]。オールスターゲーム前日の7月12日に「9番・二塁手」で先発出場することが発表された[10]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは3回裏にオールスターゲーム初打席に立ってレンジャーズのカイル・ギブソンと対決し、オールスターゲーム初安打を記録した[11]

パドレス時代

サンディエゴ・パドレス時代
(2021年8月11日)

2021年7月26日にトゥクピータ・マルカーノジャック・スウィンスキー、ミッチェル・ミリアーノとのトレードで、金銭140万ドルと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[12]。同年は2球団合計で155試合に出場して自身初の打率3割をクリアする打率.305、5本塁打、43打点、盗塁数も二桁となる10盗塁 (5盗塁死)を記録した[5]

マリナーズ時代

2021年11月27日にレイ・カー、コーリー・ロジアーとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[13]

2022年は前年とほぼ同じ156試合に出場して打率.238、3本塁打、42打点、11盗塁 (6盗塁死)を記録したが[5]、オフの11月6日にFAとなった[14]

オリオールズ時代

2022年12月15日にボルチモア・オリオールズと800万ドルの1年契約を結んだ[15][16]

2023年は141試合に出場して打率.240、いずれも自己最多となる13本塁打、60打点を記録した[5]。また、前年と同じ11盗塁 (この年は4盗塁死)を記録したが[5]、オフの11月3日にFAとなった[17]

ロイヤルズ時代

2024年1月30日にカンザスシティ・ロイヤルズと200万ドルの1年契約を結んだ[18]。2025年の契約は850万ドルの相互オプションとなり、バイアウトの際は250万ドルが支払われる[19]。オフの11月1日に契約オプションを破棄してFAとなった[20]。同年は4年連続の100試合以上となる104試合に出場したが、打率は.202と自己最低の打率となった[5]。また、4本塁打、22打点、3盗塁を記録した[5]

パイレーツ復帰

2025年1月28日に古巣のパイレーツと152万5000ドルの単年契約を結んだ[21]。後述のトレード前までに78試合に出場して打率.255、3本塁打、21打点、7盗塁 (5盗塁死)を記録した[5]

ロイヤルズ復帰

2025年7月16日にキャム・デバニー英語版とのトレードでロイヤルズに復帰し、そのまま40人枠入りした[22]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2016 PIT 66 160 146 21 44 8 1 2 60 11 4 1 0 1 12 0 1 26 0 .301 .356 .411 .767
2017 121 454 406 55 112 20 6 6 162 53 9 5 1 3 36 2 8 57 9 .276 .344 .399 .743
2018 113 352 318 52 88 23 2 10 145 35 1 3 1 1 29 2 3 53 3 .277 .342 .456 .798
2019 152 608 554 80 154 33 7 10 231 50 5 5 4 1 40 4 9 75 6 .278 .336 .417 .753
2020 58 230 209 22 48 7 0 7 76 23 1 3 1 0 17 0 3 35 3 .230 .297 .364 .661
2021 98 428 386 58 125 28 4 4 173 32 5 4 0 1 35 1 6 46 6 .324 .388 .448 .836
SD 57 211 191 25 51 8 1 1 64 11 5 1 3 0 13 1 4 23 4 .267 .327 .335 .662
'21計 155 639 577 83 176 36 5 5 237 43 10 5 3 1 48 2 10 69 10 .305 .368 .411 .779
2022 SEA 156 602 541 61 129 22 4 3 168 42 11 6 4 6 46 1 5 73 15 .238 .301 .311 .612
2023 BAL 141 455 412 59 99 21 2 13 163 60 11 4 4 2 32 0 4 68 4 .240 .300 .396 .696
2024 KC 104 294 262 35 53 10 1 4 77 22 3 0 3 0 22 0 7 59 0 .202 .282 .294 .576
2025 PIT 78 262 235 22 60 10 0 3 79 21 7 5 1 3 17 2 1 45 8 .255 .318 .336 .654
MLB:9年 1066 3794 3425 468 903 180 28 60 1319 339 55 32 21 15 282 11 50 515 50 .264 .327 .385 .712
  • 2024年度シーズン終了時

ポストシーズン打撃成績



















































2022 SEA ALWC 2 9 9 2 4 1 0 0 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .444 .444 .555
ALDS 3 15 14 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 5 1 .071 .133 .071
2023 BAL ALDS 2 5 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000
2024 KC ALDS 1 3 3 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .333 .333 .333
出場:3回 8 32 31 4 6 1 0 0 7 1 0 0 0 0 1 0 0 6 1 .194 .219 .226
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

内野守備


一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
















































2016 PIT - 17 15 30 3 7 .938 5 1 8 1 2 .900 -
2017 - 42 69 85 8 21 .951 1 0 4 0 0 1.000 1 2 2 1 0 .800
2018 - 55 72 121 5 30 .975 - -
2019 - 142 222 327 6 78 .989 - -
2020 - 41 63 90 1 24 .994 - -
2021 - 94 144 213 5 47 .986 - -
SD - 46 68 99 0 30 1.000 - -
'21計 - 140 212 312 5 77 .991 - -
2022 SEA - 124 191 238 6 61 .986 - 4 4 6 1 0 .909
2023 BAL - 130 143 244 5 56 .987 - -
2024 KC 1 0 0 0 0 --- 43 46 83 2 12 .985 9 2 4 1 1 .857 -
MLB 1 0 0 0 0 --- 734 1033 1530 41 366 .984 15 3 16 2 3 .905 5 6 8 2 0 .875
外野守備


左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2016 PIT 20 17 0 1 0 .944 1 1 0 0 0 1.000 16 11 1 1 0 .923
2017 52 92 3 1 0 .990 4 3 0 0 0 1.000 15 19 0 0 0 1.000
2018 14 20 1 0 0 1.000 9 10 0 2 0 .833 13 15 1 0 0 1.000
2020 14 26 2 0 0 1.000 - -
2021 7 4 0 0 0 1.000 - -
SD 5 6 0 0 0 1.000 - -
'21計 12 10 0 0 0 1.000 - -
2022 SEA 16 21 1 0 0 1.000 2 2 0 0 0 1.000 21 31 1 0 0 1.000
2023 BAL 3 2 1 0 0 1.000 - 7 10 0 0 0 1.000
2024 KC 10 7 1 0 0 1.000 - 26 40 2 0 1 1.000
MLB 141 195 9 2 0 .990 16 16 0 2 0 .889 98 126 5 1 1 .992
  • 2024年度シーズン終了時

表彰

国際大会

記録

背番号

  • 26(2016年 - 2021年途中、2022年、2024年 - 同年終了、2025年 - )
  • 12(2021年途中 - 同年終了、2023年)

代表歴

脚注

  1. ^ Pirates Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月26日閲覧
  2. ^ プレミア12ベストナインに大谷と中田、最優秀守備選手に坂本”. スポーツニッポン (2015年11月21日). 2017年1月31日閲覧。
  3. ^ Pirates appear to promote Adam Frazier from Class AAA”. Pittsburgh Post Gazette (2016年6月24日). 2017年1月31日閲覧。
  4. ^ MLB Gameday”. MLB.com (2016年6月24日). 2017年1月31日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m MLB公式プロフィール参照。2025年7月17日閲覧。
  6. ^ Frazier goes on disabled list; Luplow returns MLB.com (英語) (2017年8月28日) 2017年8月29日閲覧
  7. ^ https://triblive.com/sports/pirates-second-baseman-adam-frazier-named-gold-glove-finalist/
  8. ^ https://www.post-gazette.com/sports/pirates/2019/10/24/adam-frazier-pirates-gold-glove-finalists-2019/stories/201910240183
  9. ^ Matt Kelly, Manny Randhawa (2021年7月2日). “Here are your 2021 All-Star Game starters” (英語). MLB.com. 2021年7月11日閲覧。
  10. ^ Anthony Castrovince (2021年7月12日). “All-Star Game starting pitchers, lineups, FAQ” (英語). MLB.com. 2021年7月13日閲覧。
  11. ^ Jake Crouse (2021年7月14日). “Frazier has memorable All-Star debut” (英語). MLB.com. 2021年7月31日閲覧。
  12. ^ Padres Acquire Adam Frazier” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月26日閲覧。
  13. ^ Mariners trade for Adam Frazier”. MLB.com. 2021年11月28日閲覧。
  14. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2022年11月6日). 2022年12月7日閲覧。
  15. ^ Press release: Orioles agree to terms with infielder/outfielder Adam Frazier”. www.mlb.com. 2022年12月16日閲覧。
  16. ^ Orioles Sign Adam Frazier To One-Year Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年12月16日閲覧。
  17. ^ 130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月3日). 2023年11月8日閲覧。
  18. ^ Royals sign Adam Frazier to one-year deal with a mutual option for 2025” (英語). MLB.com. 2024年1月31日閲覧。
  19. ^ Royals Sign Adam Frazier” (英語). MLB Trade Rumors (2024年1月30日). 2024年1月31日閲覧。
  20. ^ 144 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2024-11-01日). 2024年11月2日閲覧。
  21. ^ Pirates Sign Adam Frazier” (英語). MLB Trade Rumors (2025年1月28日). 2025年1月29日閲覧。
  22. ^ Steve Adams (2025年7月16日). “Pirates Trade Adam Frazier To Royals” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年7月17日閲覧。

関連項目

外部リンク


フレイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:14 UTC 版)

異世界はスマートフォンとともに。」の記事における「フレイズ」の解説

この世界に突然どこからか現れ人間亜人殺戮する水晶魔物下級種、中級種、上級種、支配種存在確認されている。最低1個から数個の「」を内包しており、魔力吸収ミスリル等の武器でも傷をつけるのが難し硬さを誇る身体覆っている。5000年前文明崩壊させたが、この時は突然姿を消した。約1000年前ベルファスト王都遷都にも関わっていた。

※この「フレイズ」の解説は、「異世界はスマートフォンとともに。」の解説の一部です。
「フレイズ」を含む「異世界はスマートフォンとともに。」の記事については、「異世界はスマートフォンとともに。」の概要を参照ください。

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