絶滅寸前とは? わかりやすく解説

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ぜつめつ‐すんぜん【絶滅寸前】

読み方:ぜつめつすんぜん

IUCN国際自然保護連合)の1994年版レッドリスト使用されていたカテゴリー項目の一。絶滅の危険性絶滅危機よりも高く野生絶滅より低い。略号CECritically Endangered)。

[補説] 2001年版以降では「絶滅危惧ⅠA類」として分類されている。


近絶滅種

(絶滅寸前 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 02:25 UTC 版)

IUCNレッドリストにおける 絶滅寸前(ぜつめつすんぜん、Critically Endangered)とは、保全状況を示すカテゴリーの1つである。ある生物種(または亜種)の個体数が極めて減少している場合、または今後個体数が激減すると推測される場合に、絶滅寸前種に分類される。その基準として、3世代以内に個体数が80%減少した(または今後減少する可能性が高い)種を絶滅寸前としている[1]

なお、公益財団法人世界自然保護基金ジャパンは、Critically Endangeredの訳語を「近絶滅種」としている[2]

概要

IUCNでは、生息調査が行われているものの、恐らく絶滅したと考えられる種については、絶滅種とはせず絶滅寸前種にカテゴライズしている。一方で、バードライフ・インターナショナルは、そのような種については「絶滅した可能性あり」(Possibly Extinct)というカテゴリーに分類すべきであると提案している。

日本の環境省が作成したレッドデータブックには、IUCNの絶滅寸前に相当するカテゴリーとして、絶滅危惧IA類が定められている。ただし、種を絶滅危惧IA類に選定する基準は、IUCNと全く同じではない。

掲載種

最新の2016年9月版で、2,582種の動物、2,493種の植物が絶滅寸前と評価されている[3]

IUCNのレッドリストで絶滅寸前として掲載されている種については、Category:Critically endangeredを参照。

脚注

  1. ^ Apes extinct in a generation” (英語). BBC (2005年9月1日). 2005年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年9月1日閲覧。
  2. ^ WWF-Japan
  3. ^ WWF-Japan

関連項目


「絶滅寸前」の例文・使い方・用例・文例

  • 絶滅寸前の種
  • 彼らは絶滅寸前である。
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