歯のフッ素症
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歯のフッ素症(はのフッそしょう、Dental fluorosis)は、水道水にもともと含まれるフッ素の化合物(フッ化物)、水道水フッ化物添加、歯磨き粉の飲み込み[1]などによるフッ化物の過剰摂取により、歯に褐色の斑点や染みができる症状を指す。中等度の症例では、エナメル質にいくつかの白い点や小さな孔が生じる。より重症だと、茶色い染みが生じる。その結果、歯の見栄えが悪くなる。
- ^ 小児の歯のフッ素症の原因としてのフッ化物の局所応用(コクラン・ライブラリ)
- ^ “フッ化物応用についての総合的な見解”. 長崎県. 2018年2月11日閲覧。
- ^ Fluoridation Facts. American Dental Association. (2005). pp. 28-29
- ^ Fluoridation Facts. American Dental Association. (2005). pp. 29
- ^ “Table 23, Surveillance for Dental Caries, Dental Sealants, Tooth Retention, Edentulism, and Enamel Fluorosis --- United States, 1988--1994 and 1999--2002”. Centers for Disease Control and Prevention (2005年). 2006年10月29日閲覧。
- ^ http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/ss5403a1.htm
- ^ Fluoridation Facts. American Dental Association. (2005). pp. 25
- 1 歯のフッ素症とは
- 2 歯のフッ素症の概要
- 3 鑑別診断
歯のフッ素症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 22:51 UTC 版)
「水道水フッ化物添加についての議論」の記事における「歯のフッ素症」の解説
フッ化物の過剰摂取で最大の懸念は歯のフッ素症である。歯のフッ素症は、重度では、歯の変色、エナメル質の表面の変化、そして口腔衛生の悪化をもたらす。CDCといった政府機関は、歯のフッ素症の有病割合の記録を続けている。同様に懸念される骨のフッ素症は、骨へのフッ化物の沈着による関節のこわばり、関節痛、時に骨の形態変化をもたらす疾病である。骨のフッ素症の発生には、高濃度のフッ化物への暴露が必要である。中等度の骨のフッ素症である骨硬化症は、5ppmのフッ化物濃度に10年間以上暴露されることで生じる。全米平均の水道水中のフッ化物濃度は0.71ppmであるが、紅茶3.73ppm、コーヒー0.91ppmなど濃縮された値を示す飲料水がある。 幼児の歯にみられるフッ素症は水道水にフッ素添加した地域によく見られ、歯が変色・変形したり永久歯の発達障害となったりする。 フッ化物投与量年齢< 0.3 mg/L0.3 - 0.6 0.3 mg/L>0.6 0.3 mg/L0ヶ月 - 6ヶ月 0 0 0 6ヶ月 - 3歳 .25 mg 0 0 3歳 - 6歳 .50 mg .25 mg 0 6歳 - 16歳 1.0 mg .50 mg 0 用量は milligrams F/day
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