ふっかぶつ

デジタル大辞泉

ふっか‐ぶつ〔フツクワ‐〕【^×弗化物】

読み方：ふっかぶつ

弗素と他の元素との化合物。

スラグ用語集

フッ化物

読み方：ふっかぶつ
【英】：fluoride

フッ素と他の元素や基との化合物。蛍石(CaF2）は天然に賦存するフッ化物であり、製鋼用副原料に利用されることもある。

健康用語辞典

フッ化物

読み方：ふっかぶつ
別名：フッ素,弗素
【英】：Fluoride

フッ素元素の陰イオン（F－）の状態にあるものをフッ化物イオン、またはフッ化物という。

　フッ化物とは、厳密には、フッ化物イオンが含まれる化合物のことです。むし歯予防に用いられるフッ化ナトリウムもフッ化物で、水の中で薄い濃度で溶解している状態では、フッ化物イオンとして存在しています。フッ化物イオン濃度1ppm　程度では完全に溶解し、天然水に含まれる他のイオン物質とも結合せずに、全く安定したものになっています。一方、フッ素樹脂の場合、フッ素が陰イオンの状態になることはなく、フッ素化合物として分類され、むし歯予防のフッ化物とは全く異なるものです。

PDQ®がん用語辞書

フッ化物

【仮名】ふっかぶつ
【原文】fluoride

虫歯予防を助ける物質。飲料水に自然に含まれている場合と、添加する場合がある。また、ゲル、歯磨き剤、含漱薬などの形で歯に使用することもできる。