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鶴岡賀雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/27 03:50 UTC 版)

鶴岡 賀雄 つるおか よしお
人物情報
生誕 (1952-08-23) 1952年8月23日(72歳)
日本
居住 日本
国籍 日本
出身校 東京大学
学問
時代 昭和時代後期 -
活動地域 日本
研究分野 宗教学
宗教哲学
現代宗教思想
学位 文学博士
主な業績 十字架のヨハネ
影響を受けた人物 田丸徳善
学会 所属学会の一覧を参照。
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鶴岡 賀雄(つるおか よしお、1952年昭和27年)8月23日 - )は、日本宗教学者キリスト教神秘主義研究者。東京大学名誉教授

経歴

出生から修学期

1952年生まれ[1]東京大学文学部宗教学・宗教史学科で学び、1976年に卒業。在学中には柳川啓一ゼミにおいて「新新宗教運動」の調査に参加した。四方田犬彦『ハイスクール1968』では同窓生として登場している。卒業論文は「アンリ・ベルクソンの宗教論」。

東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専門課程に進学し、1979年に修士課程を修了。修士論文は「十字架の聖ヨハネ研究:その詩と神秘に就て」。1982年3月に博士課程単位取得退学

宗教研究者として

同1982年4月、日本学術振興会奨励研究員に採用された。1983年3月よりフランスに研究留学。

1984年、東京大学文学部助手に採用され、宗教学・宗教史学科に所属した。1985年、工学院大学工学部専任講師として共通課程を受け持った。1987年に同助教授、1996年に同教授に昇格。1998年、東京大学大学院人文社会系研究科助教授に就任。2001年10月、学位論文『十字架のヨハネ研究』を東京大学に提出して文学博士の学位を取得[2]。2002年、東京大学大学院人文社会系研究科教授に昇格。2018年に東京大学を定年退任し、名誉教授となった。

所属学会

  • 日本宗教学会(常務理事)
  • 東西宗教交流学会(理事)
  • 比較宗教思想研究会
  • 新プラトン主義協会(理事)
  • 中世哲学会
  • 宗教哲学会(理事)

研究内容・業績

専門分野は宗教学で、宗教哲学、現代宗教思想。近代西欧(特にスペインフランス)の神秘思想、神秘主義概念の形成と展開、現代宗教思想など幅広い研究領域を対象としている。とりわけ十字架のヨハネの研究、神秘主義概念史研究については、日本における第一人者とされる。

教え子に、佐々木中大田俊寛らがいる。

関心分野

著作

著書

  • 『十字架のヨハネ研究』創文社 2000

共編著

  1. 上 2010年[8]
  2. 下 2012[9]
  • 『キリスト教と日本の深層』加藤信朗監修、田畑邦治ら共編、オリエンス宗教研究所 2012[10] 
  • 『世界宗教百科事典』共編著、丸善 2012[11]

訳書

雑誌論文

  • 鶴岡2002「十字架のヨハネにおける“スコラ学”と“神秘主義”」『中世思想研究』44号, 中世哲学会[17]
  • 鶴岡・「小坂国継2003『西田哲学における身体の問題」へのレスポンス』『東西宗教研究』2号, 東西宗教交流学会
  • 鶴岡2004「解釈学としての宗教学:「宗教学」の定義を巡る試論」『宗教学における歴史的解釈と類型論・構造論的解釈の再検討』
  • 鶴岡2004「ベルクソンの宗教哲学における神秘家の意義」『宗教研究』339号[18]
  • 鶴岡 Universal Religions and Popular Religions, The Japan Mission Journal, Oriens Institute for Religious Research, vol.57, no.3

関連人物

外部リンク

脚注




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