宗教学者
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宗教学者(しゅうきょうがくしゃ)とは、宗教学を専攻する研究者である。
学説史に残る宗教学者
欧米:19世紀
- ロバートソン・スミス(1846-1894):宗教史学者。
- フリードリヒ・マックス・ミュラー(1823-1900):言語学者、サンスクリット学者、宗教学者。宗教学の創始者。
- コルネーリス・ティーレ(1830-1902):宗教学者。神学者。
- エドワード・バーネット・タイラー(1832-1917):人類学者。文化人類学の創始者。アニミズムを提唱。
欧米:20世紀前半
- ロベール・エルツ(1882-1915):人類学者。
- エミール・デュルケーム(1858-1917):社会学者。宗教社会学者。宗教社会学の創始者。
- マックス・ヴェーバー(1864-1920):社会学者。宗教社会学者。宗教社会学の創始者。
- エルンスト・トレルチ(1865-1923):神学者。
- ルドルフ・オットー(1869-1937):神学者。宗教哲学者。
- リュシアン・レヴィ=ブリュール(1857-1939):人類学者。
- ジークムント・フロイト(1856-1939):精神分析学者。精神分析の創始者。宗教心理学。
- ジェームズ・フレイザー(1854-1941):人類学者。
- ブロニスワフ・マリノフスキ(1884-1942):人類学者。
- ゲラルダス・ファン・デル・レーウ(1890-1950):宗教学者。宗教現象学の創始者。
- アルフレッド・ラドクリフ=ブラウン(1881-1955):人類学者。
- ヨアヒム・ワッハ(1898-1955):宗教学者。
- アルノルト・ファン・ヘネップ(1873-1957):人類学者。民俗学者。
- ラッファエーレ・ペッタッツォーニ(1883-1959):歴史学者。宗教史学の創始者
- カール・グスタフ・ユング(1875-1961):心理学者。宗教心理学。
欧米:20世紀後半
- マルセル・モース(1872-1950):人類学者。社会学者。
- ロバート・レッドフィールド(1897-1958):人類学者。
- エヴァンズ=ブリチャード(1902-1973):人類学者。
- グスタフ・メンシング(1901-1978):宗教学者
- タルコット・パーソンズ(1902-1979):社会学者。宗教社会学者。
- ヴィクター・ターナー(1920-1983):人類学者。
- ミルチャ・エリアーデ(1907-1986):宗教学者。
- ジョルジュ・デュメジル(1898-1986):神話学者。
- ブライアン・R・ウィルソン(1926-2004):社会学者。宗教社会学者。
- クリフォード・ギアツ(1926-2006):人類学者。
- クロード・レヴィ=ストロース(1908-2009):人類学者。構造主義の創始者。
- メアリー・ダグラス(1921-2007):人類学者。
日本:20世紀前半
- 井上円了(1858-1919):宗教哲学者。宗教心理学的研究。
- 岸本能武太(1866-1928):宗教学者。
- 姉崎正治(1873-1949):宗教学者。日本宗教学の創始者。
- 宇野円空(1885-1949):宗教学者
- 宮地直一(1886-1949):神道学者。
- 波多野精一(1877-1950):宗教哲学者
- 折口信夫(1887-1953):民俗学者。
- 辻善之助(1877-1955):歴史学者。仏教史。
- 津田左右吉(1873-1961):歴史学者。
- 柳田國男(1875-1962):民俗学者。日本民俗学の創始者
- 岸本英夫(1903-1964):宗教学者。
- 加藤玄智(1873-1965):宗教学者。
- 圭室諦成(1902-1966):仏教学者。
日本:20世紀後半
- 堀一郎(1910-1974):宗教学者。
- 和歌森太郎(1915-1977):歴史学者。
- 有賀喜左衛門(1897-1979):社会学者
- 古野清人(1899-1979):社会学者。
- 竹田聴洲(1916-1980):社会学者。
- 西田長男(1909-1981):神道学者。
- 坪井洋文(1929-1988):民俗学者。
- 柳川啓一(1926-1990):宗教学者。
- 村上重良(1928-1991):宗教史学者。
- 竹中信常(1913-1992):宗教学者。
- 五来重(1908-1993):民俗学者。
- 井筒俊彦(1914-1993):言語学者、イスラーム学者
- 黒田俊雄(1926-1993):歴史学者。
- 中村元(1912-1999):仏教学者
- 宮田登(1939-2000):民俗学者。
- 大林太良(1929-2001):神話学者。
- 松前健(1922-2002):神話学者。
- 桜井徳太郎(1917-2007):民俗学者。
- 脇本平也 (1921-2008):宗教学者
- 大塚和夫(1949-2009):人類学者、イスラーム学者
- 井門富二夫 (1924-2014):宗教学者
- 田丸徳善(1931-2014):宗教学者
現在の著名な宗教学者(日本)
あ
- 浅見定雄 - 東北学院大学
- 洗建 - 駒澤大学
- 池上良正 - 駒澤大学
- 石田法雄 - 滋賀県立大学
- 石井研士 - 國學院大學
- 井上順孝 - 國學院大學
- 上田紀行 - 東京工業大学
- 大貫隆 - 東京大学
か
さ
た
な
は
ま
や
- 山折哲雄 - 国際日本文化研究センター
- 山中弘 - 筑波大学
- 弓山達也 - 大正大学
関連項目
外部リンク
宗教学者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 18:09 UTC 版)
島薗進は、1970年代以降発展した新宗教を「新新宗教」と呼ぶ立場を取り、新新宗教を「隔離型」「個人参加型」「中間型」の3つに分類している。そのうち、「隔離型」の団体は、世俗の職業生活や家庭生活を放棄して強固な共同体を形成しようとするために、トラブルを起こしがちであり、反社会的な「カルト」教団と批判される団体の多くは隔離型であるとしている。「個人参加型」は、「隔離型」と対極の特徴を示し、共同体としての人間的結合は散漫である。「中間型」は、「隔離型」と「個人参加型」の両極端の間に位置する。「個人参加型」「隔離型」の教団が登場した要因として、情報化が進んで社会構造が複雑化・多様化し、人と人との絆が弱まり、それを反映して個人主義的な考え方が広まってきたこと、一方で、そうした一般社会の趨勢に対抗し、緊密な共同体の形成を目指すとき、隔離型の教団が形成されるとしている。 石井研士は「宗教団体が、いい意味でも悪い意味でも社会問題化するときには、あまりに実態を無視した、性急で、理念的な分析や意見が飛び交っているように思えてならない。」と主張している。 島田裕巳は、ある新宗教が社会からカルトして糾弾されるのは、その教団が、世直しの思想や終末論を強調したときであるという。過度な世直し思想や終末論により危機感を煽ることで、過激な布教や多額の献金を集めている場合は、反社会的な行動に出る可能性が高まっているという。 井上順孝は、新宗教教団の公称信者数は平均すると、実際の4~5倍程度と推測している。
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