中沢新一
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中沢 新一[注釈 1](なかざわ しんいち、1950年5月28日 - )は、日本の宗教史学者[3]・文化人類学者[4]。 千葉工業大学日本文化再生研究センター所長。京都大学こころの未来研究センター特任教授。秋田公立美術大学客員教授。
注釈
- ^ 明治大学のホームページ内など、状況に応じて中澤 新一と表記するケースもある[1][2]。
- ^ アナガーリカ・ゴーヴィンダはチベット仏教を学び、インドで教鞭を取るとチベット仏教をプロモートする組織を立ち上げ活動した。彼のチベット仏教の理解はあまり正確ではなかったものの、その著作は欧米で広く読まれ、スピリチュアルな体験を求める人々を魅了し大きな影響を与えた。
- ^ 映画監督の宮崎駿は本映像について、映画「もののけ姫」制作時にくり返し観たと述べている[18]。
- ^ ただし、同書にはポアではなくポワと表記されており、大田の主張と矛盾している。
- ^ 坂本堤弁護士一家殺害事件を巡って麻原彰晃と対談。教団が事件に関係していないことを、麻原本人に確認した上で、「(現代社会の宗教への無理解に曝されているオウム真理教を、宗教学者としては)弁護する義務を感じる」と発言[45]。
- ^ 同誌に寄稿した人物には他に、哲学者の鵜飼哲や社会学者の吉見俊哉、ロシア文学研究者で翻訳家の亀山郁夫などがいる。
出典
- ^ “特定課題研究ユニット詳細 2016年度”. 明治大学. 2020年12月14日閲覧。
- ^ “特定課題研究ユニット詳細 2017年度”. 明治大学. 2020年12月14日閲覧。
- ^ 1995年4月25日号の雑誌『週刊プレイボーイ』(集英社)ではインタビュー「宗教学者・中沢新一の死」が掲載され、オウム事件への間接的責任について問われると「こんなことにならないよう僕なりにがんばって来たつもりでしたが、努力が足らなかった。だから、<宗教学者・中沢新一>なんてもう終わりにします。そんな奴は死んだのです」と答えている。
- ^ “京都大学こころの未来研究センター”. 京都大学 (2020年7月3日). 2022年4月21日閲覧。
- ^ http://www.webdice.jp/dice/detail/3573/
- ^ 安藤礼二編「年譜」『虹の理論』 講談社文芸文庫、2010年、320頁。
- ^ 宗教学者"世代超え"対談・島田裕巳×大田俊寛(中編)「島田さんがオウム擁護派と見なされたのには、4つの理由があった」 日刊サイゾー
- ^ 石濱裕美子『世界を魅了するチベット―「少年キム」からリチャード・ギアまで』三和書籍、2003年。
- ^ ラマ・ケツン・サンポ 『知恵の遙かな頂』 角川書店、1997年、249頁。
- ^ ケツン・サンポ・リンポチェ略歴 ゾクチェン研究所
- ^ a b * 袴谷憲昭「書評 吉本隆明・梅原猛・中沢新一著『日本人は思想したか』」『駒澤短期大學佛教論集』第2号、駒澤短期大学仏教科、1996年10月、133-147頁、ISSN 1342789X、NAID 110006996817。
- ^ 「季刊セムSems」第3号、1999年、ゾクチェン研究所。
- ^ 『惑星の風景』青土社、2014年、98頁。
- ^ 安藤礼二編「年譜」『虹の理論』 講談社文芸文庫、2010年、323頁。
- ^ a b 『宝島30』(宝島社 1996年6月号)「私の中沢新一論」島田裕巳
- ^ 『惑星の風景』青土社、2014年、8-9ページ。
- ^ 安藤礼二編「年譜」『虹の理論』 講談社文芸文庫、2010年、326頁。
- ^ “DVD『チベット死者の書』公式サイト”. NHKエンタープライズ. 2018年8月4日閲覧。
- ^ 『三万年の死の教え - チベット『死者の書』の世界』角川文庫ソフィア、186頁。
- ^ 山口瑞鳳「中沢新一氏とNHKが持ち上げる「チベット死者の書」はエセ仏典」『諸君!』26(6)、1994年、154~161頁。
- ^ Dzogchen Institute Japan: About (2016年6月20日閲覧)
- ^ 「多摩美術大学芸術人類学研究所設立趣意書」2015年より。
- ^ 「毎日新聞」2006年4月14日号夕刊記事「芸術人類学:多摩美大に研究所創設 中沢新一所長『野生を再び』」 を参照
- ^ “ほぼ日刊イトイ新聞 - 芸術人類学研究所 青山分校!”. ほぼ日刊イトイ新聞. 2018年8月4日閲覧。
- ^ 明治大学の教養 Vol.20. 明治大学 meiji.net(2012年1月1日)。
- ^ “河合隼雄学芸賞│ 一般財団法人 河合隼雄財団”. 一般財団法人 河合隼雄財団. 2018年8月4日閲覧。
- ^ 南方熊楠賞に中沢新一氏 「アースダイバー」で注目 和歌山・田辺市 産経2016年3月4日
- ^ NHKスペシャル チベット死者の書 NHKスクエア - NHKエンタープライズ。
- ^ a b 袴谷憲昭「松本史朗著「チベット仏教哲学」」『駒澤短期大學佛教論集』第4号、駒澤短期大学仏教科、1998年10月、163-182頁、ISSN 1342789X、NAID 110006996846。
- ^ 『神話思考1』言叢社、2010年、28頁 - 29頁
- ^ “はじめての中沢新一。”. ほぼ日刊イトイ新聞. 2018年8月4日閲覧。
- ^ (書評)中沢新一著『対称性人類学』2004 講談社選書メチエ(松岡正剛の千夜千冊)
- ^ a b c 初めての中沢新一 アースダイバーから芸術人類学まで 第50回 ほぼ日刊イトイ新聞 2006-02-07
- ^ ネオゲルマン異教とニューエイジ運動 岩井國臣 2012年8月4日(土)
- ^ 原発の超克へと、渾身の文明論 中島岳志 ブック・アサヒコム 2011年10月16日
- ^ a b c d e 「中沢新一の思想責任 ベールを脱いだ日本のフリーメーソンたち」、上田高史 編集 「宝島30 5月号」 1995年、宝島社
- ^ 『現代日本のスピリチュリティ』岩波書店、2013年、68 - 69頁
- ^ a b c 堀江宗正「中沢新一著, 『カイエ・ソバージュ』(全5巻), 講談社, 四六判, I『人類最古の哲学』」『宗教研究』第79巻第1号、日本宗教学会、2005年、127-136頁、doi:10.20716/rsjars.79.1_127、ISSN 0387-3293、NAID 110002826645。
- ^ 中沢新一『日本の大転換』への批判 宗教学探究:大田俊寛の研究室 2011.10.29
- ^ 岩上安身「中沢新一レーニン礼賛の驚くべき虚構」『諸君!』1997年、1月号
- ^ 白井聡 『未完のレーニン』 講談社〈講談社選書メチエ〉、2007年、あとがき。
- ^ a b c d e “〈対談〉元アーレフ代表・野田成人×宗教学者・大田俊寛(前編) 『自ら「グル」になろうとした中沢新一ら研究者たちの罪と罰』”. 日刊サイゾー (2011年8月31日). 2015年12月22日閲覧。
- ^ 思想の罪、思想家の責任 Buddhi Prakash 近藤光博のブログ 2009年4月25日
- ^ a b 凶悪犯・麻原彰晃を持ち上げた実名リスト(2/3ページ) PRESIDENT Oiline 2019/08/29 15:00(2019年12月3日閲覧)
- ^ 『SPA!』1989年12月6日号。
- ^ 「麻原さんは嘘をついている人じゃないと思った」『週刊ポスト』1989年12月8日号「オウム真理教のどこが悪いのか」など
- ^ 別冊宝島33号 独占手記・元オウム信者の告発「僕と中沢新一さんのサリン事件」宝島社
- ^ 【1】入信と麻原への帰依 | 1.上祐総括:オウム入信から現在まで | 上祐史浩個人の総括 | オウムの教訓 -オウム時代の反省・総括の概要- ひかりの輪
- ^ a b c 福田孝雄「現代社会と仏教--特にカルトの盛行に関連して」『駒沢大学仏教学部論集』第28号、駒澤大学仏教学部、1997年10月、279-296頁、ISSN 0389990X、NAID 110007019393。
- ^ 島岩「オウム真理教の捉え方」『北陸宗教文化』第13巻、北陸宗教文化研究会、2001年3月、305-327頁、ISSN 0915-4078。
- ^ 『imago 1995年8月臨時増刊号』 総特集=オウム真理教の深層 責任編集=中沢新一 青土社
- ^ 『週刊プレイボーイ』 1995年4月25日号。
- ^ ゲンロンチャンネル http://ch.nicovideo.jp/genron-cafe[出典無効]
- ^ 「オウムとは何だったのか」『諸君!』1995年八月号
- ^ 『憲法九条を世界遺産に』、太田光と共著、集英社新書、2006年。[要ページ番号]
- ^ 『別冊宝島229 オウムという悪夢』
- ^ 佐々木敦 『ニッポンの思想』 講談社、2009年。[要ページ番号]
- ^ 島田裕巳『中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて』(亜紀書房 2007年4月)
- ^ 苫米地英人『スピリチュアリズム』にんげん出版、2007年。
- ^ 呉智英・坪内祐三「福田恒存から断筆・筒井康隆まで戦後論壇この50人・50冊」『諸君!』1997年、11月号
- ^ 有田芳生の『酔醒漫録』地下鉄サリン事件と中沢新一(2)2007-03-25 08:29:34
- ^ 『ayusーいのち』(2008年11月号、アーユス仏教国際協力ネットワーク発行)
- ^ 『僕の叔父さん 網野善彦』中沢新一、講談社新書、2004、p30
- ^ 中澤眞二 歴史が眠る多磨霊園
- ^ 杉本仁「山梨県におけるキリスト教と民俗学-山中共古から中沢新一まで-」『甲斐』(第118号、2009年2月)
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