ペヨトル工房とは? わかりやすく解説

ペヨトル工房

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 07:21 UTC 版)

ペヨトル工房(ペヨトルこうぼう、Atelier Peyotl)は、かつて幻想文学及び芸術系書籍の出版や、『夜想』(やそう)をはじめとするサブカルチャー雑誌を刊行していた日本出版社。主宰者は今野裕一。

歴史

解散まで

ペヨトル工房は今野裕一によって1978年7月に創立された。「ペヨトル」という社名は、幻覚剤として用いられるペヨーテというサボテンフランス語Peyotl に由来する(より直接的には、アントナン・アルトーの『タラユマラ』から採られた)。

幻想文学や映画、演劇、音楽等の芸術全般に関する書籍を出版するとともに、『夜想』、『銀星倶楽部』、『EOS』、『WAVE』(西武百貨店と共同製作)、『Ur』といった先鋭的な雑誌を発行。他の出版社が扱わないマイナーな海外文学や芸術に関する書籍・雑誌を世に送り出し、1980年代のサブカルチャーに大きな影響を与えた。

1998年7月に出版を休止し、2000年4月30日をもって解散した。解散によって在庫の書籍は裁断処分されるところであったが、ファンによる運動の結果、在庫の大半はペヨトル工房と関係の深い書店に引き取られた。

ペヨトル工房の誕生から解散に至る歴史は、2001年に今野裕一によって『ペヨトル興亡史―ボクが出版をやめたわけ』としてまとめられている。

Studio Parabolica

ペヨトル工房の解散後、ミルキィ・イソベらのペヨトル工房の関係者によって、雑誌『夜想』[1]、『2-:+』(2minus) が[2] Studio Parabolica(ステュディオ・パラボリカ)から発行されている。

出版物一覧

冊数が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。

脚注

  1. ^ 夜想 yaso & parabolica-bis Studio Parabolica
  2. ^ 2-:+ ____2minus Studio Parabolica

参考文献

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ペヨトル工房」の関連用語

ペヨトル工房のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ペヨトル工房のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのペヨトル工房 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS