宗教学的定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 05:18 UTC 版)
宗教学事典の「スピリチュアリティ」項目(弓山達也)では、WHO健康定義の1998年以来の議論でスピリチュアリティと宗教とは分離された次元で議論されたが、一方でまた霊的なもの・超自然的な働きを重視する宗教学者らによる定義として、スピリチュアリティを、「超自然的な力や存在」のこと(小池靖)、「当事者が何らかの手の届かない不可知、不可視の存在」または「神秘的なつながり」(伊藤雅之)、「何らかの超越的存在」(葛西賢太)という定義がある。 同事典で岩井洋は黒住教、金光教、天理教などの新宗教が組織的であるのに対して「超越的、神秘的な体験を重視する個人的な宗教性」として「霊性(スピリチュアリティ)」を定義した。 同事典で鶴岡賀雄は、スピリチュアリティとは「従来の神秘主義が有していたエリート主義、達人主義的含意を去って、一種の民主化ないし大衆化された神秘主義」として定義した。
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