ベルクソンとは? わかりやすく解説

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ベルクソン

名前 Bergson

アンリ・ベルクソン

(ベルクソン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 08:38 UTC 版)

アンリ=ルイ・ベルクソンHenri-Louis Bergson [bɛʁksɔn]発音例1859年10月18日 - 1941年1月4日)は、フランス哲学者。出身はパリ。日本語では「ベルグソン」と表記されることも多いが、近年では原語に近い「ベルクソン」の表記が主流となっている。




「アンリ・ベルクソン」の続きの解説一覧

ベルクソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:17 UTC 版)

フランス現代思想」の記事における「ベルクソン」の解説

ベルクソンは、フランス哲学伝統実証主義スピリチュアリスム承継した。ハーバート・スペンサー社会進化論から出発し『物質と記憶』において、デカルトコギト想定によって発生する哲学上の難問心身問題取り組み物質表象中間的存在として「イマージュ("image")」という概念用いつつ、心と身体持続緊張弛緩両極位置するものとして捉え、その双方持続律動通じて相互にかかわりあうことを論じたそのうえでベルクソンは、考察生命論の方向へとさらに押し進め1907年『創造的進化』発表する本書は、意識持続考え方広く生命全体宇宙全体にまで押し進め生命進化押し進める根源的な力が「生の飛躍("élan vital")」であるとしたのである。ここに、フランスの哲学的伝統一つフランス・スピリチュアリスム実証主義結合を見ることができる。 他方で、ベルクソンの生の哲学は、フランス実存主義先駆ともいえる。ベルクソンの形而上学ドイツ圏のジンメル・リッケルト・ハイデガーらに影響与えたメルロ=ポンティ身体論は、ベルクソンの物質表象中間的存在としてのイマージュ("image")」という概念大きく影響受けており、ベルクソンなしには成立しなかったであろうとされる言語問題集中する構造主義思想にベルクソンの影響は見出だされ難いが、メルロ=ポンティドゥルーズ哲学にはベルクソンの影響決定的である。 ベルクソンの哲学は、二度悲惨な惨禍もたらした戦後雰囲気の中、サルトルらの実存主義流行し大衆共感を得るに伴いその影響力を急速に減じていった。

※この「ベルクソン」の解説は、「フランス現代思想」の解説の一部です。
「ベルクソン」を含む「フランス現代思想」の記事については、「フランス現代思想」の概要を参照ください。

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