西田幾多郎

デジタル大辞泉

にしだ‐きたろう〔‐キタラウ〕【西田幾多郎】

読み方：にしだきたろう

［1870〜1945］哲学者。石川の生まれ。京大教授。東洋思想の絶対無を根底に置き、それを理論化して西洋哲学と融合する西田哲学を樹立した。文化勲章受章。著「善の研究」「芸術と道徳」「哲学の根本問題」など。

世界宗教用語大事典

にしだきたろう 【西田幾多郎】

哲学者。石川県出身。京大教授。禅の宗教性と生の哲学やドイツ観念論の論理を思弁的に統合し「無」の哲学と場所的論理を開拓。親友に鈴木大拙がいる。著『善の研究』他。文化勲章。（一八七〇～一九四五）

美術人名辞典

西田幾多郎

読み方：にしだ きたろう

哲学者・文学博士。石川県生。号は寸心・松塢。東大哲学科卒。各地の中学・高校で教鞭をとり、のち京大哲学科教授となり、哲学・哲学史第一講座を担当。主著『善の研究』により、〈独創的な哲学者〉〈日本の哲学の指導者〉といわれ、いわゆる〈西田哲学〉を確立させていった。文化勲章受章。昭和20年（1945）歿、76才。

ウィキペディア

西田幾多郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/28 13:00 UTC 版)

西田 幾多郎（にしだ きたろう、1870年5月19日〈明治3年4月19日〉 - 1945年〈昭和20年〉6月7日）は、日本の哲学者。京都学派の創始者。学位は、文学博士（京都大学・論文博士・1913年）。京都大学名誉教授。著書に『善の研究』（1911年）、『哲学の根本問題』（1933年）など。