半紙とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 産業 > 製造業 > 半紙 > 半紙の意味・解説 

はん‐し【半紙】

読み方:はんし

古く延べ紙半分切ったもの。のち、縦2426センチ、横3235センチ日本紙をさすようになった


半紙

読み方:ハンシ(hanshi)

全紙半分の紙。


半紙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 07:01 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

半紙(はんし)とは、和紙の規格の一つで、杉原紙の寸延判を全紙としてこれを半分にした寸法の紙[1][2]。延紙(延べ紙)を半分にした寸法の紙と定義されることもある[注 1]。実際の半紙の寸法は時代や地域によって差異があるが、現代では縦33センチメートル・横24センチメートルのものが多い[1][2]

歴史

日本では近世に入ると紙の需要が飛躍的に増大し、各地に紙の産地が生まれ大量に流通するようになった[1]。江戸時代、将軍から発給される文書の寸法は権威誇示のために室町時代よりも大型化した[1]。一方、通常使用される紙は安価で実用的なほうがよく小型化していき、半紙、半切紙、中折紙などが量産されるようになり、近世は半紙が全盛の時代だった[1]寺子屋での文字練習には半紙を重ねて冊子状にした双紙も用いられた[3]。ただし、文字の練習に使うには紙の値段は高かったため、一枚の紙に何度も重ね書きしたり、何度も書き直せる黄色の漆塗紙が用いられた[3]

明治時代になり、紙の産地では1904年(明治37年)頃に半紙の生産が急激に落ち込んだ[2]。1903年(明治36年)から国定教科書が洋紙に切り替えられ、学校教育でも洋紙が急速に普及したためと考えられている[2]。児童の学習用に紙を比較的頻繁に使うことができるようになったのは、明治30年代後半だったが紙の素材は和紙ではなく洋紙だった[3]。毛筆に適した和紙は学習用にふんだんに使えるほど廉価にはならず、毛筆は学校ではもっぱら習字の時間に使われるのみとなった[3]

現代の半紙は毛筆習字用に抄紙機で大量生産されており、最初からこの大きさで漉かれている。

規格

書道で使用される半紙は 約243 × 333mm(曲尺で 8寸 × 1尺1寸)であり、この規格が書道・習字の半紙のほぼ全てを占める。またこの大きさは日本における絵画キャンバスの寸法ではF4(332 × 242mm)とほぼ同じである。

やや大きい規格の紙で書で使用するものに「半懐紙(約245 × 365mm)」がある。半懐紙は一般的に多用される書の半紙とは一線を引き「仮名書道」を主対象として作られる料紙の規格のひとつである。

注釈

  1. ^ 辞書類では延紙(延べ紙)を半分にした寸法と説明されることが多いが、久米康生から延紙の判型はもともと半紙よりも小さく定義が矛盾していると指摘されており「杉原紙の寸延判」を基準にした再定義がなされている[1]

出典

  1. ^ a b c d e f 大藤修「近世文書論序説(中) -近世文書の特質とその歴史的意背景についての素描-」『史料館研究紀要』第23号、史料館、1992年3月、 129-172頁、 doi:10.24619/00001225ISSN 03869377NAID 1200057222762021年6月1日閲覧。
  2. ^ a b c d 菊地和博「山形県手漉き和紙の歴史的変遷の考察」『山形県立博物館研究報告』第11号、1990年3月、2020年11月9日閲覧。
  3. ^ a b c d 添田晴雄「筆記具の変遷と学習」『近代日本の学校文化誌』、 148-195頁。

関連項目


半紙

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 09:47 UTC 版)

発音(?)

は↘んし

名詞

はんし

  1. 延べ紙半分切った物。もしくは、その大きさ和紙

「半紙」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



半紙と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「半紙」の関連用語



3
100% |||||

4
鼠半紙 デジタル大辞泉
100% |||||

5
小半紙 デジタル大辞泉
94% |||||

6
美濃判 デジタル大辞泉
94% |||||

7
78% |||||

8
78% |||||

9
大洲半紙 デジタル大辞泉
78% |||||


半紙のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



半紙のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの半紙 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの半紙 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS