でんぽう‐かんじょう〔デンポフクワンヂヤウ〕【伝法×灌頂】
伝法灌頂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/03 00:42 UTC 版)
伝法灌頂(でんぼうかんじょう)とは、阿闍梨という指導者の位を授ける儀式である。真言宗では、伝法灌頂を受け阿闍梨位を得て、はじめて正式な僧侶と認められる[1][2]。
概要
日本密教では、四度加行(しどけぎょう)という密教の修行を終えた人のみが受けられる。正しくは金胎両部伝法灌頂(こんたいりょうぶ・でんぽうかんじょう)という。ここで「金・胎」とは、中期密教の宇宙的世界観を表す金剛界(こんごうかい)と胎蔵界(たいぞうかい)を意味する。
中国密教、日本密教においては、この灌頂によって密教の奥義がすべて伝授され、弟子を持つこと(教師資格)が許される。また、密教においては仏典だけに捉われず、口伝や仏意などを以て弟子を指導することができることになる。阿闍梨灌頂、または受職灌頂ともいう。
脚注
- ^ “高野山大学 キャリアガイド 僧侶をめざす”. [1]. 2016年4月12日閲覧。
- ^ “真言宗智山派総本山智積院 行事・イベント 伝法灌頂”. [2]. 2016年4月12日閲覧。
関連項目
伝法(でんぽう)灌頂(ステージ3)
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「あまえないでよっ!!」の記事における「伝法(でんぽう)灌頂(ステージ3)」の解説
この段階に到達すると霊力を自在に使えるようになる。この段階に到達している者は浮遊霊程度ならば苦もなく成仏させることが可能になる。この段階になる直前には大体自分たちの守護菩薩と出会っているようである。また、この段階にいたると菩提の芒郭を出せるようになる(通称菩提解放)。
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