ふく【覆】
覆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 08:15 UTC 版)
覆(ふく)(梵: mrakṣa、ムラクシャ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
自己の誤ちの隠蔽[1]。利益を失う・不利益を蒙ることを恐れて、自分が為した罪を隠すこと。 しかし、自分の為した罪を隠す人は、後に、必ず悔い悲しむ。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ[2]。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
脚注
出典
- ^ 櫻部・上山 2006, p. 115.
- ^ 中村 2002, p. 96.
参考文献
- 櫻部建、上山春平『存在の分析<アビダルマ>―仏教の思想〈2〉』角川書店〈角川ソフィア文庫〉、2006年。ISBN 4-04-198502-1。(初出:『仏教の思想』第2巻 角川書店、1969年)
- 中村元『龍樹』講談社学術文庫、2002年。 ISBN 4-06-159548-2。
覆
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「覆」の例文・使い方・用例・文例
- 彼らは墓を花で覆った
- その山は半分以上雪に覆われていた
- 一面雪に覆われる
- 校庭は雪ですっぽり覆われていた
- 一面花で覆われた野原
- つたに覆われた家
- 野原は一面雪で覆われている
- 男の子はだれにも涙を見られないように顔を両手で覆った
- 春には数え切れないほどの花が野原全体を覆った
- この板でその穴をすっかり覆ってくれ
- 雪に覆われた峰
- こぼれた牛乳を嘆いてもしかたがない;覆水盆に返らず
- 山全体が雪に覆われていた
- 霧が谷を覆った
- 私は起きると雪で地面が覆われているのを目にした
- 今朝畑は霜で覆われていた
- その土地は草で覆われていた
- 丘は緑で覆われていた
- せきをするときは手で口を覆いなさい
- その新しい水着の形は従来の水着のイメージを覆した
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