「十二因縁」「四諦」との関係とは? わかりやすく解説

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「十二因縁」「四諦」との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/23 04:04 UTC 版)

此縁性」の記事における「「十二因縁」「四諦」との関係」の解説

十二因縁」および「四諦」も参照 上記の『自説経』(ウダーナ)の出典箇所においても、この此縁性述べた直後に、それを詳細化解説する形で、十二因縁述べられる。 したがって此縁性十二因縁要約したものであり、十二因縁此縁性詳細化したものであることが確認できる。 またそれゆえに、十二因縁順観此縁性の上記3と、逆観が上記4と、それぞれ対応するのであることも確認できる。 更に、上記此縁性十二因」の関係性から、四諦との関係性もより明瞭になる仏教における4つ真理とされる四諦、すなわち、 苦諦:苦という真理 集諦:苦の原因という真理 滅諦:苦の滅という真理 道諦:苦の滅を実現する道という真理4つの内、苦諦此縁性の上1・3対応するものであり、煩悩無明)によって苦が有生することを指し集諦十二因縁詳述されるように、煩悩端を発する寄り集まった苦の原因連鎖存在していることを指し滅諦とは此縁性の上記4や十二因縁の逆観として表されているように、煩悩滅すれば苦も滅することができること指し道諦とは釈迦自身そうしたように、その己の中の煩悩とそれに端を発する此縁性十二因縁性質見極め除去できる実践八正道など)が存在することを指す。

※この「「十二因縁」「四諦」との関係」の解説は、「此縁性」の解説の一部です。
「「十二因縁」「四諦」との関係」を含む「此縁性」の記事については、「此縁性」の概要を参照ください。

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