法句経
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法句経(ほっくぎょう)、ダンマパダ(巴: Dhammapada)は、仏典の一つで、仏教の教えを短い詩節の形(アフォリズム)で伝えた、韻文のみからなる経典である。「ダンマパダ」とは、パーリ語で「真理・法(巴: dhamma)の言葉(巴: pada)」という意味であり、伝統的漢訳である「法句」とも意味的に符合する[1]。
- ^ 今枝 2015, p. 3.
- ^ 『南伝大蔵経』など。
- ^ 岩波仏教辞典第2版 1989, p. 3.
- ^ 中村(1978) p.377
- ^ 中村(1978) あとがき
- ^ 中村(1978) pp.384-385
- ^ 「法句譬喩経」『SAT大正新脩大藏經テキストデータベース』第04巻、東京大学大学院人文社会系研究科、No.0211, 0575b16、2018年 。
- ^ Brough (1962) p.2
- ^ Brough (1962) xiv
- ^ Brough (1962) p.13
- ^ Timothy Lenz, ed (2003). A New Version of the Gāndhārī Dharmapada and a Collection of Previous-birth Stories: British Library Kharoṣṭhī Fragments 16 + 25. Univeristy of Washington Press. ISBN 0295983086
- ^ Norman (1997) xx
- ^ Norman (1997) xxi
- ^ パーリ仏典, 法句経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ 中村元『原始仏典I 釈尊の生涯』東京書籍、1987年、34-35頁。後年に音声録音の新版『「法句経」の世界』が出された。
- ^ 中村(1978) p.376
- ^ No.326 - Digital Database of Buddhist Tripitaka Catalogues
- ^ No.4100 - Digital Database of Buddhist Tripitaka Catalogues
- ^ 中村(1978) p.388
- ^ 『心に怒りの火をつけない ブッダの言葉〈法句経〉で知る慈悲の教え』(角川文庫、2015年)で改題再刊
ダンマパダ
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.mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}Jighacchāparamā rogā saṅkhāraparamā dukhāEtaṃ ñatvā yathābhūtaṃ nibbāṇaparamaṃ sukhaṃ 飢えることは、最悪の病である。サンカーラは、最悪の苦しみである。このことをあるがまま知る者にとって、涅槃は最高の幸福である。 —パーリ仏典, ダンマパダ,203, Sri Lanka Tripitaka Project Sa ce neresi attānaṃ kaṃso upahato yathāEsa patto'si nibbāṇaṃ sārambho te na vijjati. まるで壊れた鐘のように、喋ることを止めて静寂に達したならばそれは涅槃に達したのである。汝に怒りの言葉はない。 —パーリ仏典, ダンマパダ, 134, Sri Lanka Tripitaka Project 南伝のパーリ語教典を訳した中村元は、ダンマパダ、第十章暴力、百三十四節の訳注[要追加記述]において、 安らぎ - Nibbāna(= Nirvāṇa 涅槃)声を荒らげないだけで、ニルヴァーナに達しえるのであるから、ここでいうニルヴァーナは後代の教義学者たちの言うようなうるさいものではなくて、心の安らぎ、心の平和によって得られる楽しい境地というほどの意味であろう。 としている[疑問点 – ノート]。
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