第十章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 10:06 UTC 版)
第十章では「日食と月食」のことを解説する。月は地球の衛星で、地球の廻りを廻っていることを図示し、自分では光らないで「日輪」の光を反射して光っていることを述べる。さらに、月が地球の廻りを廻るにつれて、新月から三日月、半月、満月となり、また続けて廻るにつれて逆に、満月から半月、三日月、新月と戻ることを図示して解説する。 次に、月が「日輪」と地球の間に入る時に日蝕が起り、地球が月と「日輪」の間に入る時に月蝕が起ることを解説する。さらに、「日輪」と月の大きさや地球からの距離を述べて、「世界より日輪へ蒸気車の路(みち)あるとして、之(これ)に乗て駆(かけ)なば、五百年の間、駆づめにして、漸(ようや)く日輪の処へ届くべしといえり」と地球と「日輪」との距離の大きさに感歎して締めくくる。
※この「第十章」の解説は、「窮理図解」の解説の一部です。
「第十章」を含む「窮理図解」の記事については、「窮理図解」の概要を参照ください。
- 第十章のページへのリンク