第十班
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「NARUTO -ナルト-の登場人物」の記事における「第十班」の解説
アスマ・シカマル・チョウジ・いののフォーマンセル。各自の能力をうまく組み合わせた連係プレーが特徴。シカマル・いの・チョウジ(通称「猪鹿蝶トリオ」)の3人はそれぞれの親の代から親交があり、3人とも下忍の頃からそれぞれの父親から受け継いだお揃いのピアスをつけていた。中忍昇格後はアスマから新たなピアスをもらっており、それぞれの子供が忍になった時にそれを託すことになっていた。 猿飛アスマ(さるとび アスマ) 声 - 小杉十郎太、瀧本富士子(幼少) 第十班(アスマ班)の担当上忍。喫煙者で常に煙草を咥えている。木ノ葉では珍しいとされる風のチャクラ性質を持ち、メリケンサックとナイフが一体化したチャクラ刀「アイアンナックル」を武器としている。三代目火影であるヒルゼンの息子で、その孫である木ノ葉丸にとっては叔父にあたる。火の国の大名を守護するために国内の各地から集められた12人の忍によって構成された精鋭集団「守護忍十二士」の元メンバーでもあった。 第一部の木ノ葉崩しの際には、陽動の役割を果たし追い込まれていたシカマルを救うため、取り囲んでいた音忍9人を瞬殺した。その数日後には里に侵入した暁のイタチと鬼鮫と対峙し追いつめられるも、カカシと紅との連携やガイの救援もあり2人を撃退した。第二部では新術を開発する過程で風の性質変化の修業をしていたナルトに、カカシの紹介で習得のコツを教えた。直後に火の国に侵入した暁の飛段と角都との戦いにおいては、飛段の呪いに掛かり重傷を負うも、シカマルの分析により術を外して飛段の首を切断したが、角都の参戦もあり復活した飛段に心臓を貫かれて致命傷を負い、集まった教え子たちにそれぞれ最後の言葉を遺して息を引き取った。 第四次忍界大戦ではカブトの穢土転生によって蘇生され、同じく蘇生されたダン・ヒザシ・角都と行動を共にさせられる。かつての第十班であるシカマル・いの・チョウジと交戦、最終的に戦意を取り戻したチョウジによって決定的ダメージを負い、シカマルの「影真似手裏剣の術」によって身動きが取れなくなり、3人に感謝の意を伝えて「布縛りの術」で封印された。その後、イタチが穢土転生を解術したことにより昇天する。 奈良シカマル(なら シカマル) 声 - 森久保祥太郎、演 - 服部翼、小林辰也、泰江和明 奈良一族の出生の少年。黒髪の長髪を頭上にまとめて縛った髪型が特徴。父は上忍の奈良シカク、母は中忍の奈良ヨシノ。「めんどくせぇ」が口癖でやる気の無さを隠さない性格だが、少年期に行った知能テストでIQ200を超えたほどの切れ者である。しかしアカデミー時代は鉛筆を動かすのも面倒という理由で成績は悪く、テストの成績は低かった。そのためか、同期で同じく優秀なサスケとは違い女子に好かれているような激写はなかった。影を操る奈良一族の秘伝忍術「影真似の術」とその応用術を使用し、基本的に術の用途は敵の捕縛のため威力は低いが、頭脳を生かした戦術でそれを補い勝利に繋いでいる。幼少期より影ながらナルトの身を案じていた数少ない人物であり、木ノ葉の住民がナルトを迫害することに疑問を抱いていた。 第一部の中忍試験では第三試験の本戦まで進出し、本戦ではテマリと対戦。頭脳戦を繰り広げてあと一歩まで追い詰めたものの、チャクラ不足でギブアップしたが、その頭脳を買われて同期生たちの中では最も早く中忍に昇格した。試合直後の木ノ葉崩しの際には死の危険を覚悟で音忍たちの足止めを引き受け、窮地に陥るが間一髪でアスマに助けられた。中忍昇格後初の任務であるサスケの奪還作戦では、下忍のナルト・キバ・チョウジ・ネジを招集しリーダーとして作戦を主導。自身も多由也との戦闘で苦戦するが、テマリの助太刀もあって仲間たちと共に生還した。帰還後は任務失敗に加えて仲間も瀕死の重傷を負ったことから自責の念に駆られるが、シカクや綱手の言葉もあり気を取り戻した。 第二部の暁の飛段・角都との戦いでは、飛段の能力を見破りアスマを助けるものの力及ばず、最後は第十班のメンバーたちと共に、アスマの死を看取る事となる。直後に第十班のメンバーたちと共にアスマの仇討ちに向かい、知略を巡らせた策を講じて飛段を引き離して奈良一族の者にしか入ることのできない森に引き付け、全身をバラバラに爆破して落とし穴の底に生き埋めにした。 第四次忍界大戦では第4部隊の副隊長に任命され、戦場ではチョウジやいのとのコンビネーションで蘇生されたアスマらを封印した。十尾の復活後は他の部隊と共にナルトと合流し、本部が壊滅した際には父・シカクの遺言を受けて連合軍の指揮を引き継いだ。その後神樹の出現によりチャクラを奪われ瀕死の状態に陥るも、ナルトへの思いにより持ちこたえ、その後戦線に復帰した綱手の治療を受けて復活した。 第四次忍界大戦後は上忍に昇格、六代目火影となったカカシの補佐を務めるようになり、それまで以上に慌ただしい日常を送るようになったことで、それまでの自分を見失いつつあったが、「黙の国」での任務を経て本来の自分を取り戻した(小説「シカマル秘伝 闇の黙に浮ぶ雲」)。また、この出来事で自分の背中を押してくれたテマリとの仲も進展し、ナルトとヒナタに続き結婚、息子のシカダイを授かった。ナルトが七代目火影となってからも補佐役を務めている。 山中いの(やまなか いの) 声 - 柚木涼香、演 - 伊波杏樹、藤木かおる 第十班の紅一点で、金髪に青色の目を持つ少女。父は上忍の山中いのいち。山中一族に伝わる秘伝忍術「心転身の術」を利用し、敵や動物の精神に入り込んで肉体を操ることができる。サクラとはアカデミー時代からの親友にしてライバル。 第一部の中忍試験では、死の森でのサバイバルではシカマルやチョウジと共に、音忍との戦闘で追い詰められていたサクラを救った。第三試験の予選ではサクラと対戦し、心転身の術でサクラの精神を乗っ取って試合を棄権させようと試みるが、内なるサクラの抵抗にあって失敗し、互いに消耗した体で最後の一撃を打ち合うも両者とも倒れたため引き分けとなった。 第二部では中忍に昇格しており、また医療忍術を扱えるようになった。サイと対面した際は、サスケに少し似た彼に気のある素振りがあった。暁の飛段と角都にアスマが殺害された際には、第十班のメンバーたちと共にアスマの仇討ちに向かった。第四次忍界大戦では第5部隊に配属され、蘇生された金角やアスマらを封印した。その後は連合軍の一員として十尾の元へ向かい、心転身の術でオビトの精神に入り十尾の攻撃を二度に渡りずらした。 第四次忍界大戦後は、黙の国での任務(小説「シカマル秘伝 闇の黙に浮ぶ雲」)でサイの精神に侵入したことをきっかけに彼を意識するようになり、後に結婚して息子のいのじんを授かっている。最終話では猪鹿蝶の伝統を子供たちの代にも継がせようとしているものの、それに消極的な周囲に対し苛立ちを露わにしている。 秋道チョウジ(あきみち チョウジ) 声 - 伊藤健太郎、川島悠美(幼少)、演 - 加藤諒、谷口巧都 秋道一族の出生の少年。父は上忍の秋道チョウザ。一人称は「ボク」。秋道一族に伝わる体を巨大化させる秘伝忍術・倍化の術を使用する。普段は仲間思いのおっとりした性格だが、「デブ」と言われると性格が豹変する。食べる事が大好きで太った体系をしており、本人は「ポッチャリ系忍者」を自称している。 第一部の中忍試験では第三試験の予選にて音隠れのドスと対戦するも敗北した。サスケの奪還任務では足止めのため音の四人衆の次郎坊と対戦し窮地に陥るも、シカマルを侮辱されたことへの怒りから秋道一族の秘伝の丸薬のうち赤色の「トンガラシ丸」を使い、自らの力を引き出して勝利を収めたが直後に昏睡状態に陥り、任務終了後に木ノ葉に搬送され医療部隊による集中治療を受けて回復した。 第二部では中忍に昇格し、暁の飛段と角都にアスマが殺害された際には、第十班のメンバーたちと共にアスマの仇討ちに向かった。第四次忍界大戦では第5部隊に配属されて敵として蘇生されたアスマと再会、自分を倒すよう促すアスマを攻撃することができず苦しむも、シカマルやいの、チョウザの言葉で吹っ切れ、秘伝の丸薬を使わずに「蝶チョウジモード」を発動させ、猪鹿蝶のコンビネーションでアスマを倒した。 戦後は事後処理などで木ノ葉に出入りするようになった雲隠れのカルイと恋仲になり、後に結婚し一人娘のチョウチョウを授かっている。
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第十班(モエギ班)
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「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」の記事における「第十班(モエギ班)」の解説
モエギ・シカダイ・いのじん・チョウチョウのフォーマンセル。元アスマ班(第十班)であったシカマル・いの・チョウジ(通称「猪鹿蝶トリオ」)の子供である。 風祭モエギ(かざまつり モエギ) 声 - 下屋則子 元エビス班の紅一点。上忍。 かつてスリーマンセルを組んでいた木ノ葉丸とは現在も交流が続いており、少女期の頃と同様、彼を「ちゃん」付けで呼んでいる。同じく下忍の担当上忍を務める同性のハナビとは、呼び捨てで呼ぶほど親しい仲。術は主に水遁や土遁を使用。 シカダイたちが下忍になってからは第十班(モエギ班)の担当上忍を務める。教え子たちの自由奔放な言動に苦労が絶えない。 奈良シカダイ(なら シカダイ) 声 - 小野賢章 シカマルとテマリの息子。目は母親似だが容姿は父親似。一人称は「オレ」。シカマルのことは「親父」、テマリのことは「母ちゃん」と呼んでいる。我愛羅とカンクロウにとっては甥にあたる。 少年時代のシカマル同様面倒臭がりな性格。シカマル同様、母親のテマリには頭が上がらない。幼馴染で親友のボルトに対しては、彼の危なっかしい一面に呆れつつも何かと気にかけている。 父譲りの奈良一族秘伝忍術の「影縛りの術」と、母譲りの風遁忍術を得意とする。両親譲りの優れた頭脳を活かした戦い方を得意とし、猿飛ミライの幻術の実験台にされていたこともあって幻術にも強い。ただし、当初は父の面子を保つために秘伝忍術のみに拘り、風遁を自ら封じていた。 忍者学校を卒業後は第十班(モエギ班)の下忍となる。下忍になったばかりの頃は任務を淡々とこなすだけだったが、「白夜団」の一件でリョウギと触れ合ったことを機に忍としての自覚が芽生え、状況に応じ柔軟な判断を下せるようになった。 初めての中忍試験では、第三次試験の2回戦でボルトと戦い勝利まであと一歩まで迫るも、ボルトが忍籠手で追加した影分身により逆転され降参した。その後、試験の結果に加え岩隠れでのクーデターにおける迅速な対応から部隊長の資質を見出され、中忍に昇格する。だが、中忍ベストは十班3人全員中忍に昇格した際に着たいという思いから、あえてその後も着ていない。 秋道チョウチョウ(あきみち チョウチョウ) 声 - 白石涼子 チョウジとカルイの娘。モエギ班の紅一点。体形や髪の色は父親似だが、他の部分は母親似。髪型はツーサイドアップで左目が隠れている。忍者学校の教師であるアンコとは甘党仲間で、同性で同期のサラダとは幼い頃からの親友。チョウジのことは「パパ」、カルイのことは「ママ」と呼んでいる。 一人称は「あちし」。 性格は母親のカルイ譲りでポジティブかつマイペース。やや思い込みが激しく面食いでもある。父親のチョウジ同様体型通りの大食漢だが、悪口に激怒していた父に対し、「デブ」と言われても軽く受け流してあまり気にしない。珍しい味のポテトチップスを食べるのが趣味で、暇さえあれば常に食べている。 外伝『七代目火影と緋色の花つ月』では両親を本当の両親ではないと考え、サスケに会いに行くサラダについていく形で「本当の父」を見つけようとした。帰還後に秘術を使って痩せたチョウジを見てからは疑念をあっさり捨て、秋道一族の秘伝の修行を父に申し出ている。 ボルトと同時期に参加した2度目の中忍試験では、最終試験まで残り第3回戦でサラダと対戦するが、サラダが自分相手に手加減していることを指摘し、本気で闘うも敗北した。 使用術は秋道一族の秘伝忍術「倍加の術」と「肉弾戦車」。中忍試験後にはチョウジとの修行で自分用の蝶モード「超チョウチョウ蝶モード」を会得し、発動中はスリムな美少女になる。 山中いのじん(やまなか いのじん) 声 - 阿部敦 サイといのの息子。髪色と瞳の色は母親似で、髪を後ろに結んでいる。性格はいのに近いが、服装や肌の色は父親似である。サイのことは「父さん」、いののことは「母さん」と呼んでいる。一人称は「ボク」。身長147cm。 親たちが同期であるボルトやシカダイとは忍者学校入学以前からの友人。実家は花屋「やまなか花店」で、時々その手伝いをしている。父親に似てネーミングセンスは上手いとは言い難い。 クールな性格の毒舌家だが、少々意思が弱く自分の実力に自信がない面もあり、怒った時の母親が苦手。勝気な母親と自由奔放なシカダイやチョウチョウに振り回されており気苦労が絶えない。 父譲りの「忍法・超獣偽画」を主に使うが、墨で絵を描く父に対し絵の具を使っており、内心では父の絵のセンスを古いと感じている。山中一族の秘伝である「心転身の術」や感知忍術、医療忍術も使えるが、超獣偽画ほど訓練していないため発展途上にある。シカダイが中忍に昇格してからは焦りを感じ修行に勤しんでいる。 ボルトと同時期に参加した2度目の中忍試験では、最終試験まで残りホウキと対戦するが、いのじんを上回る彼の戦術に敗れ敗北した。
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