憲法改正草案研究会
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憲法改正の緊急性を説いた三島は、1969年(昭和44年)12月から楯の会会員のうち13人を募り、毎週水曜日に行う第十班「憲法改正草案研究会」(班長・阿部勉)を発足した。 会は、三島が執筆した『問題提起』「(一)新憲法における『日本』の欠落」(1970年5月6日配布)、「(二)戦争の放棄」(1970年7月8日配布)、「(三)非常事態法について」(1970年9月30日配布)を基本資料とし、34回にわたり憲法改正案を起草し続けた。 研究会による一連の議論の記録と憲法改正案から成る「維新法案序」(原稿用紙200枚に及ぶ)は、三島の死後の1971年(昭和46年)2月に完成したが、楯の会は同月28日に解散し、「維新法案序」の一般公開は2003年(平成15年)11月になって初めてなされた。
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