憲法改正議論に関しての憲法学者の見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 03:33 UTC 版)
「憲法改正論議」の記事における「憲法改正議論に関しての憲法学者の見解」の解説
長谷部恭男は、2006年に「立憲主義に立つ憲法は、個々人の良心に任されるべき領域に入り込んだり政治のプロセス自体を損ねかねない危険な選択をしたりしないよう、あらかじめ選択の幅を制限するという役割がある。しかし、昨今の憲法改正論議を瞥見すると、人々の考えようやものの見方をコントロールしようと企てているのではないかと思われる議論が少なくない。国民の権利の侵害に対しては法律や判例で具体化されなければ不十分であり、「国を守る責務」など義務を法律ではなく責務として書き込むと政治哲学ないし道徳哲学の点から「国」とは何かという別の問題が生じる」と述べている。
※この「憲法改正議論に関しての憲法学者の見解」の解説は、「憲法改正論議」の解説の一部です。
「憲法改正議論に関しての憲法学者の見解」を含む「憲法改正論議」の記事については、「憲法改正論議」の概要を参照ください。
- 憲法改正議論に関しての憲法学者の見解のページへのリンク