かつての忍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:13 UTC 版)
「NARUTO -ナルト-の登場人物」の記事における「かつての忍」の解説
うずまきクシナ 声 - 篠原恵美 四代目火影・波風ミナトの妻でナルトの母。語尾に「ってばね」と付けるのが口癖で、動揺や興奮すると表れる。ナルトの前任の九尾の人柱力。うずまき一族特有の真紅の長髪を持つ美人で、綱手と自来也曰く「子供の頃はお転婆かつ少年のようだった」。サスケの母・ミコトとは友人関係にあり、生後間もないサスケとも面識がある。渦の国・渦潮隠れの里の出身だが、故郷の同盟国である火の国・木ノ葉隠れの里が管理する九尾を抑え込む特殊なチャクラを持っていたことから、幼い頃秘密裏に木ノ葉に連れられ、木ノ葉上層部の関係者に保護されていた。その後は自分が人柱力であることに関して複雑に思っており、ナルトと同じく心底では九尾に憐みを抱いていたが和解には至らなかった。 アカデミー時代は太っておりポッチャリ体型だったことから同級生に「トマト」とからかわれていたが、持ち前の激しい気性でいじめっ子を次々と返り討ちにしたため「赤い血潮のハバネロ」とも恐れられた。うずまき一族の特殊なチャクラを知っていた雲隠れの忍に誘拐されかけるも、間一髪のところで一人駆けつけたミナトに助けられた。その際赤い髪を誉められたことで彼を意識し、恋に落ち最終的に二人は結ばれ結婚した。ミナトに好意を抱いてからはとがった面がなくなり痩せて美人になったが、夫婦喧嘩ではナルトに九尾を封印する件以外では負けたことがない。ミナトとリンが好評するほどの料理上手。 ナルトを出産する際に封印の力が弱まったところを仮面の男(オビト)に襲われて九尾を引きずり出され、うずまき一族の生命力のおかげでまだ生きていたが、尾獣を抜かれたため死を逃れられない状況だった。ミナトと共にナルトを庇って九尾の爪に貫かれ死亡した。この時ミナトと同じく自分の精神とチャクラをナルトの中に残し、雲隠れの孤島・島亀でナルトが尾獣の力を己のものにする儀式を行った際に九尾に飲み込まれそうになったナルトを救い、自分の過去について話した。九尾の器にしてしまったこと、重荷を背負わせてしまったこと、一緒に生きて愛情を注いであげられなかったことを悔いながら詫びるも、「父ちゃんと母ちゃんの子で良かった」とナルトから言われ、自分達の愛情がちゃんとナルトに伝わっていたことに涙し喜びながら、ナルトと抱擁を交わし消えていった。 うちはフガク 声 - 松本大(第84話)→浜田賢二(第129話以降) イタチとサスケの父。元木ノ葉警務部隊隊長。木ノ葉隠れの里の下で虐げられ続けていたうちは一族のためにクーデターを計画してその首謀者となり、イタチを木ノ葉上層部へのスパイとして送り込んでいた。しかし、争いを嫌ったイタチには二重スパイという形で裏切られ、イタチに襲撃されてその事実を知った時には、里のために苦渋の決断を下したイタチの行為を受け入れて彼を自らの誇りであると評し、1人残されるサスケのことを託して殺害された。小説『イタチ真伝』では、万華鏡写輪眼を開眼しておりその強烈な瞳力から「兇眼フガク」と恐れられていた事、また里に不満を持つうちは一族をできる限りクーデターにつながらないように取りまとめることに苦労していたことが語られている。 うちはミコト 声 - さがらえみ イタチとサスケの母。上忍のくノ一。クシナとは友人関係にあった。うちは一族のクーデター前日にイタチに襲撃され、夫と共にイタチの行為を受け入れ、サスケのことを託してイタチに殺害された。 日向ヒザシ(ひゅうが ヒザシ) 声 - 伊藤和晃 ヒアシの双子の弟でネジの父。容姿はヒアシと瓜二つ。本家筋だが本家の跡取りがヒアシであったため分家に収まる。分家の者であるため、額には呪印が刻まれていた。かつては宗家のことを憎んでいたが、雲隠れの里が兄であるヒアシの遺骸を要求した際、兄・家族・里を守るためにヒアシの影武者として自ら死を選び命を落とした。第四次忍界大戦ではカブトの「穢土転生」によって蘇生されヒアシと交戦となり、操られながら戦う現状を「宗家を恨んだ罰」と嘆いたが、ヒアシからネジの成長を聞かされ驚いた。その後は「穢土転生」の解除により昇天した。 はたけサクモ 声 - 遠藤大智 カカシの父。姿形は息子のカカシと似ている。かつては「木ノ葉の白い牙」の異名を持ち、当時は各国の忍達に知られていたほどの凄腕の忍だったため、彼の前では後輩となる伝説の三忍(自来也・綱手・大蛇丸)の名ですらも霞むほどの天才忍者だったとされている。しかしかつて隊長としてある極秘任務で敵地に潜入した際、仲間の命か任務遂行かの二択を迫られた末に仲間の命を選び任務を中断したが、里の仲間や助けた仲間達にまで恩を仇で返される形で激しく中傷され、心身を患った末に自殺した。今ではその汚名は濯がれており、大名からも一目置かれているほどの英雄的存在となっている。 その後サクモの魂は、自分の選択が息子のカカシを苦しめることになったと生と死の狭間の世界で彷徨っていたが、ペインとの戦いで一度死亡したカカシと再会を果たす。彼から今まで経験したことや自分のことを誇りに思っていることを聞かされたことで抱え続けていた苦しみから解放され、「外道・輪廻天生の術」で蘇ろうとしていたカカシに「やるべきことが残っている」と告げ、ようやく妻に会えると言い残して別れ昇天した。 マイト・ダイ 声 - 江原正士 ガイの父。太眉にヒゲを蓄えた男性。当時は下忍から一向に昇格できない「万年下忍」として同年代の忍たちからバカにされていたが、それをも悪口ではなく応援ととるポジティブな性格で、下忍ながらも修行を重ね20年かけて「八門遁甲の陣」を会得、少年時代のガイに「自分ルール」と共にこの術を伝授した。当時のガイがエビスやゲンマと共に「霧の忍刀七人衆」に遭遇した際に救援に駆けつけて足止めを引き受け、3人を守るために八門の全門を開放して挑み、その引き換えで死亡した。 うずまきミト 声 - 下川江那、宮下典子(壮年期) 初代火影・千手柱間の妻で綱手の祖母。渦潮隠れの里の出身で、特殊な封印術を持ったうずまき一族の血縁者。クシナの前任の九尾の人柱力で、敵意を感知する能力を持つ。夫の柱間とマダラによる終末の谷での激闘後、自ら九尾を体内に封印して人柱力になった。尾獣を危険視するため九喇嘛の力を振るうことには否定的であり、その姿勢に抑圧を感じた九喇嘛とは和解することができなかった。老齢により九尾を後任の人柱力に譲ることになり、死の前には過酷な宿命を背負うことになったクシナを激励していた。 猿飛ビワコ(さるとび ビワコ) 声 - 渡辺育子 三代目火影・猿飛ヒルゼンの妻でありアスマの母、木ノ葉丸の祖母。男勝りな性格であり、クシナの事で弱気になりがちなミナトを叱り飛ばしていた。現役の頃は優秀な医療忍者でありクシナの出産にも付き添うが、オビトの襲撃を受け殺害された。疾風伝では、少女時代に転倒したところをマダラに助け起こされるもマダラを怖がるという一面もあった。 うちはカガミ 声 - 河西健吾 うちは一族の忍。うちは一族の中では珍しい低い鼻と癖毛が特徴。かつては柱間と扉間の教え子であり、現役時代にはヒルゼンやダンゾウらと共に二代目火影・扉間の小隊に所属していた。シスイやイタチと同じように一族を越えて里のことを考えて尽力していたため、うちは一族を警戒していた扉間からも大きな信頼を得ていた。またアニメ版『疾風伝』のカカシ暗部篇にて、ダンゾウは「あやつの瞳術には幾度も助けられた」と語っている。 秋道トリフ(あきみち トリフ) 声 - 遠藤純平 秋道一族の忍。かつては柱間と扉間の教え子であり、現役時代にはヒルゼンやダンゾウらと共に二代目火影・扉間の小隊に所属していた。 縄樹(ナワキ) 声 - 小林由美子 綱手の弟。かつては火影になる夢を抱いていた。12歳の誕生日に綱手から初代火影の首飾りをプレゼントされるが、奇しくもその翌日の任務中に死亡した。 加藤ダン(かとう ダン) 声 - 鈴木琢磨 綱手の最愛の恋人にしてシズネの叔父。かつては火影になることを夢見ていた。かつて綱手から首飾りを贈られるが、敵戦線での任務中に彼女の目の前で死亡した。第四次忍界大戦ではカブトの「穢土転生」によって蘇生されチョウザと交戦。「穢土転生」が解除された際には自身の「霊化の術」で綱手の元に向かい、マダラと戦う彼女の危機を救った後、精神世界で綱手の額にキスして昇天した。 うちはオビト うちは一族の中忍でカカシの親友。仲間想いで熱い心を持ち、負けず嫌いでやや好戦的な性格。第三次忍界大戦の「神無毘橋の戦い」にてリンの救出直後に敵の術からカカシを庇って岩に右半身を押し潰されて瀕死の重傷を負い、カカシに「上忍昇格祝い」として左目の写輪眼を譲り岩石に押し潰されて殉職したと思われていた。後に、カカシと驚きの再会を果たすことになる。詳細は「暁 (NARUTO)#うちはオビト」を参照 のはらリン 声 - 七緒はるひ 医療忍術に長けている中忍のくノ一。オビトから想いを寄せられていたが、本人はカカシに好意を抱いており、カカシの上忍昇格のプレゼントとしてお守りを縫い付けた「個人用特別医療パック」を贈っていた。「神無毘橋の戦い」でオビトを失う。霧隠れの忍による「任務の帰還後に三尾を暴走させて木ノ葉を潰す」という作戦のために心臓に操り人形となる呪印札を植え付けられ、三尾の人柱力にされる。カカシに救出されるも、自身は里を守るために自らカカシの雷切を心臓に受けて息絶えた(実際はオビトを闇に染めて自身の駒にするためのマダラの策略だった)。その死後も魂はオビトを見守っており、第四次忍界大戦末期でナルト・サスケ・カカシをカグヤの攻撃から庇って死亡したオビトの魂を迎えた。 うちはシスイ 声 - 木内秀信、河西健吾(少年時代・イタチ真伝) 「瞬身のシスイ」の異名を持つうちは一族の忍。万華鏡写輪眼の開眼者であり、対象者を幻術に掛けられていることにすら気付せないまま操る高等幻術・「別天神」を使うことができた。アニメオリジナル「イタチ真伝篇」では幼少時のイタチに忍としての心得を教えており、イタチも彼の想いに共感し慕っていた。イタチ同様に一族の枠を越えて里のために尽くした数少ない人物であり、うちは一族がクーデターを企てた際には、それを止めるために首謀者のフガクに対して「別天神」を使おうとしていたが、自身を信用していなかったダンゾウによって片目を奪われた。残ったもう片方の眼をイタチに託し、自らの眼を巡って戦いが起きぬように死を選び、万華鏡写輪眼の開眼条件を満たすために自殺に見せかけて自身をイタチに殺害させた。 シン 声 - 近藤隆 かつての「根」のメンバー。サイとは兄弟のような存在だったが、根の最終試験である決闘を前に病死した。第四次忍界大戦ではカブトの「穢土転生」によって蘇生されて偵察部隊に振り分けられるが、サソリの傀儡の代用として操られ、デイダラの起爆粘土を体内に仕込まれるなど道具同然に扱われた。カンクロウ率いる奇襲部隊との交戦でサイと再会、彼の描いた絵を目にしたことで魂の呪縛が解け、サイに礼の言葉を残して昇天した。 薬師ノノウ(やくし ノノウ) 声 - 恒松あゆみ 両親と離れ離れになった子供を育てる孤児院のマザー。医療忍術を使うことができ、昔は「歩きの巫女」とも呼ばれた根の諜報部一のエリートだった。岩隠れのスパイをしていた時は「ナニガシ」という偽名を使っていた。戦火に巻き込まれて記憶喪失になっていたカブトの名付け親でもあり、目が悪かった彼に自分の眼鏡を与え、医療忍術を教えた。既に引退した身であったが、ダンゾウから岩隠れ潜入の命を受け、従わなければ孤児院を襲撃すると遠まわしに脅迫され、子供たちを守るために任務を受けることになった。さらに孤児院から子供を一人差し出せと言われ、自ら忍に志願したカブトを根に差し出すことになってしまった。 後にダンゾウからカブトが孤児院を出て行った本当の理由を知ることになり、彼を解放することを懇願するが、ダンゾウからカブトを救うための条件としてある男を暗殺するよう命令された。しかし、そのターゲットこそ根の情報操作によって別人に見せかけられたカブトであり、根によって偽の写真を見せられ別の人間をカブトだと思い込まされていたため、本物のカブトの顔を見ても他人だと思い込んでいた。そして彼に襲いかかるも反撃を受け、彼が本物のカブトであったことに気付くことなく死亡した。
※この「かつての忍」の解説は、「NARUTO -ナルト-の登場人物」の解説の一部です。
「かつての忍」を含む「NARUTO -ナルト-の登場人物」の記事については、「NARUTO -ナルト-の登場人物」の概要を参照ください。
かつての忍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 09:06 UTC 版)
「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」の記事における「かつての忍」の解説
自来也(じらいや) 声 - 大塚芳忠 元「伝説の三忍」の一人。ナルトの名付け親にして師匠。第四次忍界大戦の少し前に戦死している。 ボルトとサスケが過去にタイムスリップした際には、ナルトとの修行の旅に出る前の時代の彼が登場。ウラシキに対抗するべくボルトとナルトの連携攻撃の修行をさせ、ウラシキとの決戦ではサスケと共に2人を援護し勝機を作った。ボルトとサスケの正体に薄々気づいており、彼らを怪しむサクラには「作家としての自分のファン」と誤魔化し、別れの際にはナルトと共に自分から催眠眼の幻術を受け、後の歴史に影響しないよう一連の騒動に関する記憶を消去された。 「殻」の果心居士は彼をクローンとして造られた人間である。 日向ネジ(ひゅうが ネジ) 声 - 遠近孝一 元第三班(ガイ班)の一員。故人。ヒナタの従兄弟で、ボルトやヒマワリにとっては従伯父にあたる。第四次忍界大戦で戦死している。 ボルトとサスケが過去にタイムスリップした際には下忍時代の彼が登場。従甥のボルトと対面し、九尾により暴走したナルトを初めて見たボルトがついナルトを恐れてしまった際、ボルトに対して自身の生い立ちを話して助言を行った。 うちはフガク 声 - 浜田賢二 サスケの父で、サラダにとっては祖父にあたる。故人。サスケが幼い頃、イタチのクーデターにより殺害された。回想シーンでの登場。 うちはイタチ 声 - 寺崎裕香(幼少期) サスケの兄で、サラダにとっては伯父にあたる。故人。回想シーンでの登場。 奈良シカク(なら シカク) 声 - 家中宏 シカマルの父親で、シカダイにとっては祖父にあたる。故人。第四次忍界大戦で山中いのいちと共に戦死している。 本作ではいのいち共々、忍界大戦時の忍連合での本部での最期の姿が描かれている。 山中いのいち(やまなか いのいち) 声 - 中村大樹 いのの父親で、いのじんにとっては祖父にあたる。故人。第四次忍界大戦で奈良シカクと共に戦死している。 娘のいのが、萩の花の花言葉通りの子に育ったことを喜んでいた。いのは忍として戦死した彼を現在でも尊敬している。 猿飛アスマ(さるとび アスマ) 声 - 小杉十郎太 元第十班(アスマ班)の担当上忍。故人。三代目火影・ヒルゼンの息子で、紅の夫。ミライの父親で、木ノ葉丸にとっては叔父に当たる。十数年前に「暁」によって殺害された。 ボルトとサスケが過去にタイムスリップした際には、生前の彼が登場している。 志村ダンゾウ(しむら ダンゾウ) 木ノ葉隠れの暗部組織「根」の設立者で統括者。故人。16年前に一度六代目火影候補となるが、五影会談襲撃事件の際にサスケに殺害された。 後に暗部出身であった信楽タヌキの娘・筧スミレによって「牛頭天王」の事件を引き起こしている。 信楽タヌキ(しがらき タヌキ) 声 - 中博史 スミレの父親で抜け忍。元「根」のメンバーで、柱間細胞を利用した兵器開発計画の責任者だった。 ダンゾウに忠実に従っており、彼の死後は「根」の出身ということで周囲から犯罪者扱いを受けたことから、自身が地下に潜伏して研究していた「牛頭天王」による木ノ葉への復讐を目論んでいた。しかし病に伏せりそれが叶わないことを悟り、七代目火影の最も大切にしている里を苦しめるようにと、娘のスミレの背中に牛頭天王の術式を刻み、木ノ葉への復讐を託した。彼の言葉はスミレにとって一種の洗脳のように影響を与えた。その後人知れず死亡し、亡骸はアジトにて白骨化した状態で「ゴースト事件」捜査中のサイに発見された。
※この「かつての忍」の解説は、「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」の解説の一部です。
「かつての忍」を含む「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」の記事については、「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」の概要を参照ください。
- かつての忍のページへのリンク