暗部組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:08 UTC 版)
「学園都市 (とある魔術の禁書目録)」の記事における「暗部組織」の解説
所属する人物についてはとある魔術の禁書目録の登場人物#学園都市暗部組織を参照。 猟犬部隊(ハウンドドッグ) アレイスター直属の実行部隊。リーダーは木原数多。元より素行や人格に問題のあるいわゆる“人間のクズ”ばかりを集めて構成されている。 アレイスター本人から直接命令を受けて行動し、嗅覚センサーを駆使して標的を追い、重武装で「さっさと殺す」任務に特化した部隊だが、あくまで短期間で決着を付ける事にのみ長けた部隊のため、中には長時間の緊張状態に置かれたり、逆に窮地に追いやられる事に慣れていない隊員も多い。部隊員は英語人名のコードネームで識別されている。 「0930」事件時に打ち止めを誘拐、ヒューズ=カザキリの発動という目的は達成したが、一方通行によって隊員は次々と倒され、最後にリーダーである木原が殺された事で組織は壊滅する。その後、再編されたらしく、19巻でアレイスターの命令により浜面を狙うも麦野に瞬殺されている。 グループ 統括理事会直下の実行部隊。リーダー格は土御門元春(厳密な意味でのリーダーは定めていない)。基本的に表世界で片付けられない問題を秘密裏に処理する。構成員は皆、学園都市に何らかの弱みを握られている。 暗部組織間抗争に関わった部隊では、唯一構成員全員が生き残り、一方通行によって暗部組織全てが解体されたことで、構成員もそれぞれ暗部から解放された。 学園都市の組織としては珍しい、能力者と魔術師の混成チーム(一方通行と結標、土御門とエツァリ)となっている。 スクール 統括理事会直下の実行部隊。リーダーは垣根帝督。具体的な活動目的は不明。 暗部組織間抗争の原因。アレイスターとの直接交渉権を得るために行動を起こし、親船最中の暗殺未遂、「滞空回線」を解析するための「ピンセット」の強奪などを引き起こしたが、垣根が一方通行に敗れたことで壊滅した。 アイテム 統括理事会直下の実行部隊。リーダーは麦野沈利。統括理事会も含めた暗部組織等の監視・制御を目的とし、暴走した場合に対応措置を取る。 年齢の近い少女の集まりであるため、温度差こそあったもののメンバーの仲は比較的良好であった。暗部組織間抗争において「スクール」の反乱鎮圧のため行動していたが、逆に壊滅させられかけ、さらに麦野と浜面の仲間割れで瓦解する。その後、ロシアで麦野と浜面が和解したことで再結成し、新約1巻以降は新生「アイテム」と表記されている。しかし、この時点では暗部とは手を切っており、具体的な活動内容も未定となっている。現在、メンバー全員が同じ高級マンションの部屋でルームシェアをして暮らしている。 『超電磁砲』でも登場しており、「ミサカネットワーク」や「絶対能力進化計画」に関する研究所の護衛を行い、美琴と対峙した。 メンバー アレイスター直属の実行部隊。リーダーは博士。具体的な活動目的は不明。 暗部組織間抗争において「スクール」「ブロック」の反乱鎮圧のため行動するが、全員が敗北して壊滅した。 『超電磁砲』大覇星祭編では木原幻生の依頼で「妹達」の確保に動くが、仲介人である警策が依頼人と手を組んで背信行為を企んでいたことが判明したため、その件から手を引いた。 ブロック 統括理事会直下の実行部隊。リーダーは佐久辰彦。学園都市とその外部協力機関との連携を監視することを目的とする。 暗部組織間抗争の原因。都市の暗部から脱するため、アレイスターの殺害を狙って様々な手を打つが、最終的に「グループ」によって行動不能にさせられ壊滅する。 迎電部隊(スパークシグナル) 「猟犬部隊」と同等の部隊。学園都市の情報流出防止と、それを行った者の(殺害も含む)徹底排除を目的とする。 19巻において、学園都市の最重要機密である「ドラゴン」の情報開示を求め粒子加速実験施設をジャックするテロを起こす。しかし、「グループ」や「ドラゴン」を知られたくない潮岸によって壊滅させられた。 新入生 第三次世界大戦終結時に一方通行と学園都市上層部による交渉で解体されるも、来るべき脅威に備えて暗部組織の構成員達が再結集した武装集団。その脅威とは学園都市とは違う法則を用いて不思議な現象を起こす集団、すなわち魔術である事が後に判明する。「科学技術は常に進歩し続けていて、昨日の最新が今日も最新とは限らない」というコンセプトの元に、学園都市内のパワーパランスを崩しかねない技術を大量に投入しているのが特徴。 構成員の一部が第三次世界大戦終戦後、都市上層部への抑止力となった一方通行と浜面を抹殺するため、両者と接点があるフレメアの暗殺計画を企て、都市上層部に彼らの危険性を示すことで、彼らを抹殺する大義名分を得ようと画策したが、失敗に終わる。 デッドロック 能力開発が頭打ちになった学生たちの集団。食蜂のAIM拡散力場の影響で自分たちが理不尽な目に合わされていると信じ込まされ、「簒奪の槍」を蠢動から貸与されて彼女を襲撃した。たまたま食蜂と一緒にいた上条の奮戦で計画は失敗に終わるが、この時の負傷が原因で上条は脳にとある機能障害を負うこととなる。 「猟犬部隊」、「迎電部隊」以外の暗部組織の主要構成員は基本的に4人1組の小規模なものだが、ある程度は裏社会の人間を動かせる権限を持っている。なお、15巻での暗部組織間抗争等で壊滅した「スクール」「ブロック」「メンバー」などの組織は19巻で統合再編されることが決定していた。
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