ガンダーラ語とは? わかりやすく解説

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ガンダーラ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 14:18 UTC 版)

ガンダーラ語(ガンダーラご、Gāndhārī)は、紀元前3世紀から紀元後3世紀ごろにかけて南アジア西北部(現在のパキスタン北部とアフガニスタン東部)にあたるガンダーラ地方で使用されたインド語派の言語で、中期インド語(プラークリット)のひとつ。ガーンダーリーとも呼ぶ。


  1. ^ Brough (1962) p.49
  2. ^ Bailey, H. W. (1946). “Gāndhārī”. Bulletin of the School of Oriental and African Studies 11 (4): 764-797. 
  3. ^ The Oldest Surviving Substantial Collection of Buddhist Manuscripts: The Dead Sea Scrolls of Buddhism”. historyofinformation.com. 2014年11月7日閲覧。
  4. ^ Waldschmidt, Ernst. Bruchstücke buddhistischer Sutras aus dem zentralasiatischen Sanskritkanon. p. 231 
  5. ^ Brough (1962) p.50
  6. ^ Brough (1962) p.52ff.
  7. ^ 漢訳は大正大蔵経に、それ以外は Brough (1962) p.159 による。
  8. ^ サンスクリット śara は通常「矢」を意味し、中村(1978)によるウダーナヴァルガの訳でも矢としているが、矢が手を切るというのは不自然なので、パーリ語のように「草」を意味するのかもしれない。『法集要頌経』沙門本第十一の対応箇所では「利剣」としているが、これも矢では意味が通じにくいので剣に変えたのかもしれない。
  9. ^ Brough (1962) pp.70-71
  10. ^ 厳密にいうと、sta はカローシュティー文字では専用の文字で書かれており、音価が本当に sta であるかどうかはわからない。


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