ヴィローチャナとは? わかりやすく解説

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ヴィローチャナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 22:21 UTC 版)

ヴィローチャナ (Virocana) は、インド神話仏教説話で古くから、アスラ阿修羅)族の王とされる。


注釈

  1. ^ 山際素男編訳「空っぽの部屋のバリ」(『マハーバーラタ 第7巻』)50頁において、インドラ神(帝釈天)ヴィローチャナの息子バリとの問答が記されている。
  2. ^ 佐藤任『悲しき阿修羅』によると[要ページ番号]、肉体そのものをアートマンと考えるアスラたちの「ウパニシャッド」(奥義)だという

出典

  1. ^ 菅沼編 1985, p 90.(ヴィローチャナ)
  2. ^ Chandogya Upanishad: The Chanters' Teaching: Book VIII Part II”. MantraOnNet. 2011年4月11日閲覧。
  3. ^ 宮坂宥勝「アスラからビルシャナ仏へ」『密教文化』1960(47)、1960年、p.19より
  4. ^ 中村訳 1986, pp. 267-268.


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ヴィローチャナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 01:16 UTC 版)

大日如来」の記事における「ヴィローチャナ」の解説

マハーバーラタには、太陽神ヴィローチャナ・アスラ王ヴィローチャナを同一視している箇所32例ある。また興福寺監修阿修羅究める』では「例えば、北周時代(六世紀後半)敦煌高第二八南壁描かれた『盧遮那仏説法図』では、盧遮那仏像の胸あたりに須弥山描かれ、その前にやはり月と太陽を手にした阿修羅像が現わされている」とある。 宮坂宥勝高野山大学)は、 『マハーバーラタ』における第二場合、すなわちVirocana、VairocanaAsuraとの結合については仏教経典についてもこれを認めることが出来る。例えば『雑阿含経』には「鞞盧闍那阿修羅婆稚」とある。また、初期仏典累層発展形態を示す密典の一つの『仏母大孔明王経』には「微盧遮那薬叉」とあり、同経梵本ではVirocanaの異名Yakṣa(夜叉)としている。『大海経』(Mahāsamamayasutta 大三摩惹経)にはVerocana(=skt. vairocana)がAsuraの別名Rāhuとして、法会(Dhammasamaya)において釈尊讃歎するやちおろずの神々ひとりとして登場する。 — 宮坂宥勝、 「アスラからビルシャナ仏へ」 『密教文化196047)、1960年、p.16。 と述べている。 中村元は、「ヴェーローチャナ -Verocana.本文の中ではこのように表記されている。=skt.:Vairocana.もとは太陽意味するであった。この語が大乗仏典取り入れられると、毘盧遮那大日如来となる。これに詳しい研究としては『VirocanaとVairocana研究序説』(『渡辺照宏仏教学論集筑摩書房一九八二年、四〇五-四二六ページ)。」とある。

※この「ヴィローチャナ」の解説は、「大日如来」の解説の一部です。
「ヴィローチャナ」を含む「大日如来」の記事については、「大日如来」の概要を参照ください。

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