三業地
花街
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 02:16 UTC 版)
花街(花町とも書く)(かがい、はなまち[1])とは、芸者屋、遊女屋が集まっている地域を指す名称である[2]。花柳(かりゅう)という別称もある[3]。売春防止法(1957年施行)までは多くの花街に芸妓と娼妓の両方がいたが、今日花街と呼ばれている地域は芸妓遊びのできる店を中心に形成される区域である[4]。なお、料理屋・待合茶屋・置屋(芸者屋)がまとめて「三業」と称されるため、花街のことを「三業地」ともいい、地域により料理屋と置屋で「二業地」と呼ぶ[5]。
- ^ 古い文献には「花街」を「くるわ」と読ませている場合がある[要出典]。
- ^ 花街とは コトバンク
- ^ 花柳界 語源由来辞典
- ^ a b 西尾久美子 「伝統文化産業におけるキャリア形成と制度 -京都花街の芸舞妓の事例-」
- ^ “「三業地」『世界大百科事典』〈第2版〉”. 平凡社/日立ソリューションズ・クリエイト. 2015年12月9日閲覧。
- ^ 近代東京における花街の成立 西村亮彦・内藤廣・中井祐、東京大学院論文, 景観・デザイン研究講演集, 2008/12
- ^ 西山松之助編 「遊女」東京堂出版
- ^ 竹中聖人 「書評 加藤政洋著『花街-異空間の都市史』」
- ^ a b 三業地(読み)サンギョウチ コトバンク
- ^ 松井・窪田(2012)、2,407頁
- ^ 花街の象徴 「見番」新装 60年ぶり舞台も復活 タウンニュース八王子版 2018年8月2日
- ^ 花街の真正性と差異化の語り 竹中聖人、立命館大学Core Ethics Vol. 3、2007年
三業地
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