堀江_(花街)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 堀江_(花街)の意味・解説 

堀江 (花街)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 08:55 UTC 版)

堀江花街 紋章

堀江(ほりえ)または堀江新地(ほりえしんち)は、大阪市西区堀江に存在した花街

歴史

堀江の花街としての歴史は、江戸時代堀江川近くの和光寺(通称:あみだ池)の門前に、茶店が設けられたのが起源といわれる。その近くに相撲小屋が設置されると客足が延び、さらに材木関連の施設にも近いことあって花街は栄えた。

明治大正昭和初期には新町遊廓南地松島遊廓に続き、貸座敷(お茶屋)175軒、芸妓500名、娼妓81名の大規模を誇るようになった。その最中の1905年(明治38年)、花街内で日本花街史のみならず日本犯罪史上その名を残す大量殺人事件「堀江六人斬り事件」が発生する。その被害者で、唯一、一命をとり止めた「山梅楼」(やまうめろう)の芸妓「妻吉」は、両腕切断の悲劇に見舞われながらも、その後出家し「大石順教」として仏門に生き、福祉に貢献した。

堀江は大阪大空襲で被災し、戦後に復興したものの花街は衰退、昭和の後期に消滅したと思われる。2000年代に入り、堀江は若者向けの店が多く集まるようになったほか、超高層マンションも続々と建設され、商業、住宅地に姿を変えている。

参考文献

関連項目


「堀江 (花街)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「堀江_(花街)」の関連用語

堀江_(花街)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



堀江_(花街)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの堀江 (花街) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS