ヴィシュヴァーミトラ
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ヴィシュヴァーミトラ(サンスクリット語 विश्वामित्र Viśvāmitra)は、インド神話に登場する聖者(リシ)である。ヴェーダ詩人の1人で、『リグ・ヴェーダ』第3巻はヴィシュヴァーミトラの作と伝えられる。
もともとはクシャトリヤの出身で、カニヤクブジャの王ガーディの子として生まれた。しかし聖仙ヴァシシュタと戦って敗北し、武人の無力さを嘆いて聖仙となることを志し、苦行の末にバラモンになったとされる。叙事詩『マハーバーラタ』、『ラーマーヤナ』にはヴィシュヴァーミトラとヴァシシュタが反目し続けたことが述べられているが、この物語はクシャトリヤとバラモンの対立を物語るとともに、バラモンのクシャトリヤに対する優位性を説くものであるとされる。
なお、カーリダーサの劇で有名な女性シャクンタラーはヴィシュヴァーミトラの娘であるという。
脚注
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参考文献
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ヴィシュヴァーミトラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 10:56 UTC 版)
叙事詩『マハーバーラタ』では、メーナカーとヴィシュヴァーミトラの物語はシャクンタラー誕生譚の一部として語られている。一方の『ラーマーヤナ』では聖仙ヴァシシュタとの対立に端を発するヴィシュヴァーミトラの苦行のエピソードの一部として語られている。 『マハーバーラタ』によると、ヴィシュヴァーミトラの苦行を見たインドラ神は彼によって神々の王の地位から追い落とされるのではないかと恐れた。そこでメーナカーにヴィシュヴァーミトラを誘惑して苦行を止めさせるよう命じた。これに対して聖仙を恐れるメーナカーは「聖仙が怒りを自分に向けることがないように、私が聖仙を誘惑しているまさにそのときに、風神ヴァーユが私の衣服を奪い去るように手配してほしい」と訴えた。この訴えが認められたとき、メーナカーは風神とともにヴィシュヴァーミトラの庵を訪れ、聖仙のそばで戯れた。すると風神の起こした風がメーナカーの衣服を吹き払った。彼女の裸体に心を奪われたヴィシュヴァーミトラは、長い月日をメーナカーとともに過ごした。やがてメーナカーはヴィシュヴァーミトラの子を身ごもった。そして娘が生まれると目的が達成されたと考え、子供をヒマラヤ山中のマーリニー川のそばに捨て、インドラの宮殿に帰った。このとき生まれた娘がシャクンタラーである。後にシャクンタラーはドフシャンタ王の妃となり、バラタ(バラタ族の祖)を生んだ。 『ラーマーヤナ』によると、1000年の間苦行を続けたヴィシュヴァーミトラはブラフマー神に認められて、苦行の成果を受け取った。ヴィシュヴァーミトラはなおも苦行を続けたが、川で沐浴するメーナカーを見て、自分の庵に連れて帰り、10年をともに過ごした。しかし修行が水泡に帰したことを悟ったヴィシュヴァーミトラ、彼女が現れたのはインドラ神と神々の謀であると考えて、メーナカーを捨てたという。
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