連音とは? わかりやすく解説

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れん‐おん【連音】

読み方:れんおん

単音連結からなる音。

舌の先上歯の裏歯槽(しそう)に当てて舌の先震わせて発する音。[r]の類。


連音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 06:51 UTC 版)

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連音(れんおん、英語: sandhi)とは、複数の文字・単語が連続するときにその組み合わせによって発音が元の発音と変化する現象をあらわす音韻論上の用語

概要

もともとサンスクリットの用語で、連声(れんじょう)ともいう。単語境界においておこる連音を外連声 (external sandhi)、単語内の形態素間でおこる連音を内連声 (internal sandhi) と呼ぶ。

連音はヒアートゥス(母音連続)を避けるための母音省略・縮約・音挿入、隣接する子音の同化など、幅広い現象を含む。

連音変化には義務的なものと、変化してもしなくてもよいものとがある。また、正書法上では連音を表記しないことも多い。

各言語の連音

日本語における連音には、連濁連声音便などがある。

英語の連音は「リンキング」(linking)と総称され、Rリンキングなど様々なものがある[1][2]不定冠詞が後続する語によって a/an のように変化するのも連音である。日本語話者の間では慣習的にフランス語表現を用いて「リエゾン」とも呼ばれてきた。

フランス語の連音にはリエゾン (liaison)アンシェヌマン (enchaînement)エリジオン (élision) などがある。他の言語の類似の連音現象に対してもリエゾンと呼ぶことがある。

朝鮮語(韓国語)にも連音があり、日本では慣習的に「連音化」「リエゾン」などとも総称される。

中国語などの声調言語では、ある形態素が多音節語の一部として使われると声調が変化することがある。この現象を連続変調 (tone sandhi) と呼ぶ。

脚注


連音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 02:47 UTC 版)

ツンドラネネツ語」の記事における「連音」の解説

ツンドラネネツ語には、語中語間活用など)において、子音群単純化するという、連音の音韻プロセスがある。これは、いくつかの子音音素二次的に潜在子音群から派生したことを示唆する摩擦音硬音化:子音先立つとき、摩擦音 /s/, /sʲ/, /x/はそれぞれ破擦音破裂音/ts/, /tsʲ/, /k/ になる。 語末の非唇音鼻音 /n/は共鳴音先立つときに消失し声門破裂音になる。語中では、 /nj/ が生じうる。

※この「連音」の解説は、「ツンドラネネツ語」の解説の一部です。
「連音」を含む「ツンドラネネツ語」の記事については、「ツンドラネネツ語」の概要を参照ください。

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