ディッシュ (料理)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/28 17:28 UTC 版)
美食学におけるディッシュ(英語: Dish)は、食用に提供される「特定の食品の1品、または1種類」[1]。日本語では料理とも称される。ディッシュを準備する手順はレシピと呼ばれるが、「ファッジバニラアイスクリーム」といった、食品2品を組み合わせただけのディッシュのレシピは料理本に載せられることが少ない。
ディッシュの名付け
ディッシュにはザウアーブラーテンのように特定の名前があるもの、「焼きリブステーキ」のように内容物を説明する名前があるものの2種類がある。特定の場所との関連により名付けられるボストンベイクドビーンズのような例も多いが、「オムレット・ア・ラ・フロランティーヌ」のように、「ア・ラ・フロランティーヌ」が「フィレンツェ風」を意味せず「ほうれん草入り」を意味する場合もある[2]。
人物がディッシュの名前の由来になることもあり、例としてはブリア=サヴァランチーズがジャン・アンテルム・ブリア=サヴァランに由来し[3]、またロシアのオペラ歌手フョードル・シャリアピンが1930年代に日本を訪れたときに特製のステーキが供されたことをきっかけに「シャリアピン・ステーキ」というディッシュが生まれた[4][5]といった例もある。さらにはじめて特定のディッシュを制作した人物が名前の由来になることもあるため、ディッシュの名前の起源が諸説紛々となることが多い。
脚注
- ^ 原文は"Distinct article or variety of food"。オックスフォード英語辞典より。
- ^ 'Oeufs pochés Florentine'/Poached eggs with cheese sauce and spinach, p.138 in Practical Cookery, by Victor Ceserani and Ronald Kinton, 10th ed. Hodder Education, 2004.
- ^ Froc, Jean (2006). Les Traditions fromagères en France. Versailles: Quae. pp. 82–83. ISBN 2759200175
- ^ “帝国ホテル生まれのシャリアピンステーキ” (日本語). the Imperial Hotel. 2016年11月1日閲覧。
- ^ “帝国ホテル伝統のシャリアピン・ステーキ” (日本語). U.S. Meat Export Federation. 2016年11月1日閲覧。
関連項目
外部リンク
「ディッシュ (料理)」の例文・使い方・用例・文例
- メインディッシュはオイルがいかにも美味しそうだった。
- あのレストランではメインディッシュの前に給仕の人がカナッペとシャンパンを提供してくれた。
- バングラディッシュについてわずかな知識しかない。
- メインディッシュを魚にしました。
- 蛍光色素か酵素(ホースラディッシュペルオキシダーゼのような)のような目印を用いて組織で特異性抗原を示す分析評価
- イディッシュの運動を言語学者は何と呼ぶかについて、その判決の対象が話題となっている
- ラディッシュの皮をむく
- ラディッシュの辛味
- 野生米がメイン・ディッシュの付け合わせとして出された
- ヘブライ語の書体として紀元前5世紀以来使われてきたセムのアルファベット(後の、イディッシュ語とラディノ語の書体)
- 米国の作家(ポーランド生まれ)で、イディッシュ語で書いた(1880年−1957年)
- イディッシュ物語と小説の米国の筆者(ポーランドで生まれる)(1904〜1991)
- 西洋わさび、ラディッシュ、たまねぎ、およびマスタードから得られた化合物の族
- ホースラディッシュという植物
- ベンガルというインドとバングラディッシュにまたがる地方
- 例えば,まずはスープ,次にサラダ,その後にメインディッシュを食べます。
- 小エビのカクテル(料理).
- 魚(料理)と一緒に飲むワインは一般的に白が好まれる.
- 卵はどのように(料理)するのがよろしいですか.
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